Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

1日目:ANA NH867 羽田〜金浦 ビジネス

今日もJALではなくANA利用。先月の帰国もANA便だったので、珍しく2便連続でANAに搭乗です。また、出国便に限るとANA便は2年前の業務出張で搭乗したフランクフルト便以来。

 今回は夜の出発。ANAのEカウンターはアウェイな気がして何となくそわそわしてしまいました。

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ソウル行きが頻発するこの時間帯。25分の間にJAL、大韓、ANA、アシアナが連続して出発します。

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出発までは、普段あまり入る機会のないANAラウンジへ。

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JALより混雑がひどいという噂のANAラウンジですが、驚いたことに空席が目立ちます。このあと深夜便が集中する時間帯になるとまた混雑するのでしょうか、19時前後は狙い目のようです。

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ゲートは出発前に変更になり、ANAとしては珍しい一番端の105番でした。

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機材はB787-9でシートはスタッガードタイプです。主に欧米線を中心とする長距離線に投入されるシートですが、間合い運用で韓国線等の短距離線でも運行されることがあります。今回はそれに当たりラッキー。

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フルフラットにする時に足がモニターの下に入るので寝返りを打つのが難しく、睡眠の観点ではJALのスカイスイートに劣ると個人的には思っているのですが、ソウル線であればそんなことは関係ありません。

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逆にANAの方が優れているのはこの座席横のスペース。充電中のスマホ等、ちょっとしたものを気軽に置けるので便利です。

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シートの操作盤は簡易的なものになっています。以前B777-300ERのスタッガードに乗った時はもうちょっと複雑だった気がするので、細かな点で簡素化がされているようでした。

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日韓関係もどこ吹く風。人の交流は相変わらず活発なようで、ビジネスクラスは満席でした。

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飛行時間は1:47。時差も無いですし、国内旅行と変わらない感覚です。

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機内食メニュー。選択肢は1択のみですが、半月ごとにメニューが変わるようです。3ヶ月毎に変更される欧米線に比べると随分と短いスパンでのメニューチェンジは、それだけ頻繁に搭乗する人が多いということでしょうか。

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まずはあられ。ドリンクはANA名物のかぼすドリンクをもらってみました。

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この日はまだ月の前半なので、出てきたのは銀鰈のソテー。前菜も含めてワンプレートでサーブされます。少し寂しい内容な感は否めないですが、ソウルまでの距離を考えれば妥当でしょう。

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食後はパーソナルモニターで色々と物色。ANAはライブテレビのサービスがあり、CNNやNHKを生放送で見られる様子です。これは出張リーマンには受けそう。

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入国書類をもらおうとクルーを呼んだところ、座席ポケットに入っていると教えられてしまいました。確かに、既にビニールに入った状態で入国申告書と携帯品申告書がセットされています。クルーには慣れていない乗客だと思われたかもしれません。

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そして、韓国入国にあたってはこのようなものも。アジア・アフリカ・南米の特定国に、伝染病の種類毎に指定される直近期間(5日〜21日以内)に滞在していた人は別途問診票を提出しないといけないとのことです。私の場合は先月渡航したガーナとコートジボワールが黄熱病で対象になっていますが、黄熱病は6日以内が設定されているため、ぎりぎりセーフでした。

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これが問診票。インド、フィリピン、UAEカタールなど韓国から直行便のある国も指定されていますが、これらの国からのフライトの乗客は全員記入しないといけないということなのでしょう。過去にMERS等が韓国国内で流行ったことからの教訓なのでしょうが、結構大規模な措置です。

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こんなルートで一路ソウルまで。

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金浦のイミグレはブースがそんなに多くありませんが、ビジネスクラスなのでスムーズに通過。金浦空港国際線ターミナルが小規模なこともあって、成田〜仁川線に比べるとグッと気軽な(悪く言えば特別感の無い)フライトでした。

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2018年9月 西アフリカ旅行 まとめ

いつもより少し遅い夏休みを9月に取得して、今回向かったのは西アフリカ。昨年のゴールデンウィークに続き2度目の同地域で、今回旅したのはサントメプリンシペ、ガーナ、コートジボワールの3カ国です。

最初に訪れたサントメプリンシペは、数あるアフリカの国々の中でも特にマイナーな存在で、日本では名前を聞いたことが無い人すら多いと思われるような国。ギニア湾に浮かぶ小さな島国です。特にこれといった産業も無い俗に言う最貧国の1つなのですが、他のアフリカ諸国と違いスレた雰囲気がありません。これは今年のゴールデンウィークに南太平洋諸国を訪れた時も感じたのですが、島国の場合は魚やら木の実やらが採れるので貧しくとも飢餓の心配をする必要が無いことが、リラックスした雰囲気の理由かなと個人的には考えています。おかげで楽しい気分で旅が出来るところでした。

ガーナとコートジボワールはこの地域において大国と言える2ヵ国です。アクラやアビジャンの街は発展している一方で、どちらの国でもエンクルマ、ウフェ=ボワニという独立の英雄(=実質的な独裁者)が今でも存在感があるというアフリカあるあるは健在。隣接する2ヵ国で現地語はほぼ同じものを使っているのに公用語は英語とフランス語で分かれていて植民地支配の時代を名残を感じさせたりと、そこも含めてリアルなアフリカらしさを感じたい人には向いている旅先でしょう。

 

【フライト】

今回は行きも帰りも特典。往路はJALマイルを使ったエミレーツのファースト特典でアクラまで。6月のモルディブ旅行と同じタイミングで発券したものです。仁川/ドバイ間ではA380で機内シャワーも体験しましたが、一度でいいかなというのが感想。むしろB777の方が座席数が少なくしっかりしたサービスが受けられるため好印象です。

復路はUAマイルを使ったスターアライアンス特典。ブリュッセル航空、ルフトハンザ、ANAの3社を乗り継いでアビジャンから帰ってきました。ANAのファーストは初利用でしたが、JALとの違いも随所で感じられ面白いフライトでした。

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旅行記

2018年9月 西アフリカ旅行・事前準備編 (1) ビザ取得(ガーナ・コートジボワール)

2018年9月 西アフリカ旅行・事前準備編 (2) 熱帯病対策(黄熱病・マラリア)

1日目:大韓航空 KE2 成田〜仁川 ビジネス

1日目:エミレーツ航空 EK323 仁川〜ドバイ(DXB) ファースト

2日目:エミレーツ航空 EK787 ドバイ(DXB)〜アクラ ファースト

2日目:TAPポルトガル航空 TP1529 アクラ〜サントメ ビジネス

3日目:ロラス島日帰り

4日目:サントメ市内散策

4日目:Mucumbli、ネヴェス散策

5日目:アンゴラレス滝トレッキング

5日目:TAPポルトガル航空 TP1528 サントメ〜アクラ ビジネス

6日目:アクラ観光 (1) 野口英世記念館、日本庭園

6日目:アクラ観光 (2) エンクルマ廟、独立広場、アクラモール

7日目:エルミナ城観光

7日目:ケープコースト城観光

8日目:エミレーツ航空 EK787 アクラ〜アビジャン ファースト

8日目:アビジャン観光 (1) Detente Hotel、ヨプゴン地区

9日目:ヤムスクロ観光 (1) アビジャンからの移動、Hotel President

9日目:ヤムスクロ観光 (2) ノートルダムドラペ大聖堂、大統領宮殿のお堀

10日目:グランバッサム観光

11日目:アビジャン観光 (2) プラトー地区

11日目:ブリュッセル航空 SN256 アビジャン〜ブリュッセル ビジネス

12日目:ルフトハンザ LH1025 ブリュッセル〜フランクフルト ビジネス

12日目:ANA NH204 フランクフルト〜羽田 ファースト

 

12日目:ANA NH204 フランクフルト〜羽田 ファースト

ブリュッセルから着いたので、到着したのはシェンゲン域内側。ルフトハンザのラウンジが目に入ったのですが、ラウンジ入室に長蛇の列が出来るほどでした。これでは最早ラウンジの意味が無い気がしますが・・・。

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フランクフルト空港の出発フロアには何カ所か、このように新聞を自由に取って行けるコーナーがあります。これはヒースローにもありますが、日本では考えられないほどの太っ腹なサービスです。

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お決まりの長い地下通路でシェンゲン域外区域へ。ここはフランクフルト空港を利用するたびに通っている気がするのですが、いかんせんターミナルが巨大なので未だに全体のフロアプランを把握しきれません。

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出国審査を終えてやって来たのはルフトハンザのセネターラウンジ。

ルフトハンザの本拠地ということでもちろんファーストクラスラウンジもあるのですが、そちらを利用出来るのはルフトハンザ便の搭乗客のみ。ANA便の場合はこちらが指定されます。

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スターアライアンスゴールドであればエコノミー利用でも使えるラウンジということで、exclusiveな感じは全くありません。ドイツらしくシンプルながら機能性を感じさせる内装です。

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食事も標準的なビジネスクラスラウンジといった程度で特筆すべきものは無し。先ほどの便で朝食を済ませたばかりですし、この後はファーストクラスのフライトが控えているので、ここでは何も食べずに過ごしました。

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シャワーもシンプル。長距離線に搭乗する前にシャワーを浴びようと考えるのは皆同じようで、利用できるまで30分ほど待たされることに。

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奥の方に仮眠エリアを発見。乗り継ぎ時間が4時間ほどあったので、ここでしばらくゴロゴロして搭乗時刻まで過ごしました。

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搭乗時刻になりゲートへ。優先搭乗の列はファースト側とビジネス側でしっかり分けられており、既にファースト側の搭乗は始まっているようでした。それにしても、ビジネス側のこの長蛇の列はさすがフランクフルト線。SFCホルダーがごまんといるようです。

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SFCの行列を横目に一足先に機内へ。ANAのファーストクラスは今回初搭乗になります。

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モニターは23インチと十分なサイズ。既に座席にはアメニティ、ヘッドホン、スリッパ、パジャマ等がセットされていました。まずはクルーに案内されるがままパジャマに着替え。

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アメニティのケースはサムソナイトANAカラーです。

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中にはザ・ギンザのキットが入っていました。JALとは違い、男女での違いは無いようです。

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ヘッドホンはソニー製。もちろんノイズキャンセリング機能付きで、さすがにしっかりしています。

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ファーストクラス搭乗客向けには機内WiFiの無料チケットが配られますが、100MBの制限付き。これもJALの場合は容量制限が無いことと比べると、少しケチくさい感じは否めません。

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座席横にはコントローラーと鏡。

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その下には座席操作盤。今までに見たことのないタイプのもので、コントローラーと同様に取り外しが可能です。

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しかし、これらが横に設置されていることで犠牲になったのが窓から見る外の景色。このシートの最大の欠点だと思うのですが、窓側も壁で囲われているために窓1つ分しか外を見ることができません。

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ウェルカムドリンクはシャンパン。さすがにグラスで提供されました。

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さすがANAの欧州最重要路線ということもあり、ファーストクラスは満席になりました。日系キャリアらしく搭乗はスムーズに終了し、良い秋晴れの空に向けて離陸。

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離陸後は楽しみにしていた食事の時間。メニューブックも重厚感があります。

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ANAのファーストクラスといえば、やはりKrug

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ドイツ発の便なので洋食を選択しました。まずはアミューズから。

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続いて前菜はサーモンとキャビア

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見慣れないイタリア産のキャビアです。クルーの方に訊いてみると、出発地によって様々な産地のキャビアを搭載しているとのことで、日本発の場合は最近は宮崎県産のものを積んでいるとのことでした。

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続いてサラダ。アフリカでは衛生面の心配もあり生野菜を食べる機会も少なかったので、先進国に帰ってきたことを実感します。

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その次はコーンスープ。これは甘いだけでファミレスの様な仕上がりだったので、正直無くてもよかったかも。

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ようやくメイン。日系キャリアでは珍しい気がするラムロインを選びました。一緒に赤ワインが進みます。

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メインの後はチーズ。この辺りまで来るともうお腹いっぱいです。

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デザートと紅茶で締め。

食事を通してANAらしいと思ったのが、クルーはこちらから話しかけない限りコミュニケーションは最小限に抑える方針で、乗客のプライバシーを最優先にしていることが感じられるところ。決してサービスに手を抜いているわけではないので問題ありませんが、JALであれば各皿を運んで来るたびに大体クルーに話しかけられるので、同じ日系でもカラーの違いが出ています。

JALの方がウェットでANAの方が外航に近くドライ。どちらが良いかは人次第だと思いますが、なかなか興味深い経験でした。

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食事が終了したのはこの辺り。羽田に朝到着する便なので、この後はベッドメイクをしてもらい、即睡眠に入りました。

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目が覚めたのは極東ロシアから日本海に出る辺り。朝食を準備してもらいます。

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和食セットにして、白ご飯を鶏飯に変更してもらいました。やはり和朝食は安心します。

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最後にフルーツをもらって終了。

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曇天の羽田に到着。アビジャン出発から26時間かかりましたが、これで夏休みの旅行も無事終了です。

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12日目:ルフトハンザ LH1025 ブリュッセル〜フランクフルト ビジネス

アフリカのコートジボワールから到着してドイツ行きのフライトへ乗り継ぐため、シェンゲン域内への入国審査はここブリュッセルで行われます。

ここでちょっとした想定外の事態が。ブリュッセル航空のビジネスクラス利用者はファストレーンが使える規定になっているのですが、いざ係員にボーディングパスを見せると、専用のチケットが必要だとのことで入れてもらうことが出来ず、一般レーンに並ぶはめになってしまいました。確かに他のファストレーン利用者を観察すると、皆ファストレーン用のチケットを持っています。

私と同じ搭乗便の乗客も、ワガドゥーグーから乗ってきた人は皆チケットを持っている一方、アビジャンから乗った人は同じように追い返されていました。どうやら、アビジャンのチェックインカウンターのスタッフがチケットを配り忘れていたのが原因のようです。

朝のブリュッセル空港はアフリカ各地からの便が一斉に到着するため、乗り継ぎ用の保安検査及び入国審査場は大混雑。狭いスペースに列も整理できないほどの人が集まりカオス状態です。結局1時間かかってやっと入国審査まで通過しましたが、もうヘトヘト。過去に経験した中でも1・2を争うほどの酷い乗り継ぎプロセスでした。

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フランクフルト行きの搭乗便の出発予定時刻は7:05ですが、出発フロアに着いたのは既に6:40。既にモニターの表示もBoardingになっています。

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ゲートに向かう途中にブリュッセル航空のラウンジを発見。時間が無いですが今まで利用したことが無いので、数分だけ入室して様子を覗いてみることにしました。シェンゲン域内線エリアのラウンジは"THE LOFT"と名付けられています。

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乗り継ぎのカオスとは対照的に、人も少なく落ち着いた雰囲気の内部。座席数にかなり余裕があります。

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フード類は朝の時間帯らしくサラダやハム、チーズ等のコールドミールが中心。

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ホットミールはスクランブルエッグやスープなどがありました。

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ラウンジ内には何故かLEXUSをテーマにしたコーナーも。

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LEXUSと言えば、言わずと知れたトヨタ自動車の高級ブランド。どういう縁でこのコーナーを設置しているのかは想像もつきませんが、なかなかスタイリッシュにまとまっており、うまくラウンジ全体の雰囲気と融合していたので特段の違和感はありませんでした。

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乗り継ぎに手間取ったせいでラウンジでゆっくり出来ないのが悔やまれますが、すぐにゲートへ。Final Callで搭乗すると、私が最後の乗客だったらしくすぐにゲートが閉まりました。

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離陸。9月の欧州はまだサマータイム中のため、7時過ぎにやっと日の出です。

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この路線は羽田〜中部と同程度の距離しかない超短距離線ですが、それでも朝食がサーブされます。まだ上昇中の段階からクルーは準備を始め、水平飛行に入るとすぐにサーブ開始。選択肢が無いのは仕方ないところでしょうが、パンがきちんと温められているのは感心です。

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食後の紅茶・コーヒーも時間が無いので食事が終わる前からどんどんサーブ。コップはロゴ付きのしっかりしたものを使っています。

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外は標高の低くなった部分にだけ濃い霧のような雲が立ち込める、朝らしい空模様。

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あっという間に降下開始。最後にクルーからスナック菓子が配布されます。

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着陸前に、朝日に照らされたマインツの街が綺麗に一望出来ました。

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着陸するとどうやらバスゲートらしく、エアドロミティの隣りに駐機。

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機材が小さめのA319だったので、バスは1台のみ。ビジネス乗客用の別のバスが無かったので、最初に降機できたものの結局これに全員が搭乗するのを待つこととなりました。

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11日目:ブリュッセル航空 SN256 アビジャン〜ブリュッセル ビジネス

ホテルからは流しのタクシーを拾って空港まで向かいます。ドライバーの言い値が6,000フラン(=約1,200円)とのことで、数日前に空港から乗った8,000フランに比べても割安だったので、空港到着時に1,000フランをチップとして渡したところ大喜び。昔はチップなどほとんど渡さなかったのですが、最近はそれによってお互い良い気分になれるのであれば悪くないかもと思うようになりました。

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警察によるパスポートチェックを通ってからチェックインカウンターへ。ビジネスクラス用のレーンは閉じられており、係員にパスポートを見せないと通してもらえません。

バックパックを背負っていたせいか問答無用でエコ列に誘導されそうになりましたが、ビジネス利用だというとスタッフの態度も一気に変わったのは笑うところでしょうか。

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ブリュッセル航空⇒ルフトハンザ⇒ANAと3つの航空会社に跨る乗り継ぎ旅程だったのですが、ボーディングパスは全てアビジャンで発券されました。もちろん預け荷物も東京までスルーです。

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ボーディングパスと併せてラウンジインビテーションも入手。空港ターミナル会社のAeriaが運営するV.I.P.ラウンジが指定されました。

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出国審査もアフリカあるあるの賄賂要求は無くあっさり通過し制限エリアへ。一応免税店もありますが、照明が暗く人もまばら。

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小さい空港で特に時間を潰すところも無いのでそのままラウンジに入室。アクラと違い、アフリカとはいえ仏語圏らしい洗練された雰囲気です。

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食事はホットミールが3種類と、その他はサンドイッチやサラダやら。特筆すべきものはありません。

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アルコールドリンクはバーカウンターで受け取る形式。

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ただし、1人3回までに制限されています。普通の人であれば3回もあれば十分過ぎるほどでしょう。

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私も旅の無事終了を祝してビールを1本。Beaufortという銘柄でてっきりローカルのものかと思いきや、カメルーンのブランドでした。

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元々の出発予定時刻は18:55だったものの、到着便の遅れの影響で搭乗を開始した時点で既に19:10。

ゲート近くの椅子で座って待っていると、チェックイン時にスタッフに顔を覚えられていたのか、一般搭乗開始前にこちらまでスタッフがやって来て最優先で搭乗させてくれました。とことんビジネス客には優しい空港です。

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座席は1-2-1と2-1-2が交互に並ぶ変則的なスタッガード。日本発着便だとオーストリア航空などで見られるシート配置です。一人客であれば、窓側のソロシート1択でしょう。

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座席横のリモコンはかなりシンプル。リクライニング等のシート操作盤はこれとは別にあります。

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隣りに駐機しているのはエールフランス機。ダブルデイリーでB777A380を飛ばしており、旧宗主国と旧植民地の強い繋がりを感じさせる路線です。

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ウェルカムドリンクはシャンパン、オレンジジュース、水という普通の選択肢。夜なのでシャンパンをもらいました。

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19:25には搭乗が終了したものの、給油が終わっていないとのことで結局ゲートを離れたのは19:40頃。定刻より45分の遅延です。

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この便は直行便では無くブルキナファソのワガドゥーグーに停まる経由便。機内食はワガドゥーグー出発後ということで、最初の区間ではナッツが配られるのみでした。

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パーソナルモニターでエンタメを物色して過ごします。日本に就航していないため邦画等の日本のプログラムは全くありませんでしたが、ベルギーらしくタンタンシリーズが入っていたのは感激。小学生の頃に大ファンだった絵本シリーズにここでまた逢えるとは。

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1時間ちょっとでワガドゥーグーに到着。アビジャンからの通しの乗客は暫し機内待機となります。アビジャン出発時は2割程度だったビジネスクラスキャビンも、ここで満席になりました。

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停まっている間に機内誌のルートマップチェック。日本では影が薄いブリュッセル航空ですが、西アフリカの路線網は欧州系の中でもピカイチ。シエラレオネリベリアガンビアベナンなどマイナー国にも路線を持っています。

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ただし、北米・アジアは弱め。トロント、ニューヨーク、ワシントン、ムンバイしかありません。ルフトハンザの子会社なので、アフリカに弱いルフトハンザとうまく補完関係にあると言えそうです。

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ワガドゥーグーを出発するとやっと夕食タイム。まずメニューが配られました。

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前菜は2種類、メインは3種類からの選択。夜行便ということでExpress Selectionもあります。

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もちろんチーズとデザートも。更に到着前には簡単な朝食もあるようです。

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食事のメニューは正直他社と代わり映えしませんが、個性が出ているのはドリンクメニューの方。ベルギーの航空会社らしく、ビールだけでこんなに種類があります。

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さらに今月のワインと並んで今月のビールも。

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ここまでビール推しだとそれを選ばないわけにはいきません。今月のビールを選んでみましたが、てっきり小さいボトルがあるのかと思いきや普通サイズの500mlだったのでびっくり。

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前菜はスモークビーフを選択。チーズとデザートは最初からプレートに乗った状態で運ばれてきました。

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メインの選択肢はラム、白身魚、パスタ。ビーフもチキンも無いという珍しいラインナップの中から、一番無難そうな白身魚を選びました。グラタン風の仕上がり。

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 食後は緑茶でシメて就寝。座席はフルフラットになりますが、シートに敷くマットレスのようなものは特段ありませんでした。

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ワガドゥーグーからブリュッセルは意外と近く5時間半ほど。夕食をしっかり摂ってからだと睡眠時間は4時間弱程度しか確保できません。朝食はパスしてギリギリまで寝続け、着陸30分前に起こしてもらいました。

着陸前にベルギーの老舗チョコブランドであるNeuhausのチョコレートセットがお土産として配られます。

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中身はこんな感じ。タンタンといいビールといいチョコといい、要所要所でベルギー推しの特徴がアクセントになっているので、全体的には中庸なサービス内容でも個性が感じられて面白いエアラインです。

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アビジャン出発の遅れを完全には取り戻せず、5:05到着予定のところ、実際に到着したのは5:30頃でした。

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11日目:アビジャン観光 (2) プラトー地区

早いものでもうアフリカ最終日。フライトの出発は夜なので、この日はそれまでの間アビジャンの中心部であるプラトー地区の街歩きに出かけます。

泊まっているDetente Hotelの近くにあるCarrefour Complexe Sportifから乗り合いタクシーでプラトーへ。朝はビジネスエリアであるプラトーへ出勤する人が多く、乗り合いタクシーも頻発しているので待ち時間はほとんどありません。

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運賃は600フラン(=約120円)。朝の渋滞に巻き込まれ、30分ほどかかってプラトー地区に到着しました。高層ビルが立ち並ぶ大都会らしいエリアです。

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乗り合いタクシーを降りてまず目に入ったのは、年季の入ったビルが多い中で一際目立つピカピカのこのビル。

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何のビルかというと、アフリカの地域開発金融機関であるアフリカ開発銀行(通称AfDB)の本部でした。

元々アビジャンに本部があったのですが、コートジボワール内戦に伴い2003年に一時チュニスへ移動。2014年に政情が安定したため再びアビジャンに戻ってきたということです。コートジボワールの復興を象徴するビルということでしょう。

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よく見ると我らが日本の国旗も。実は日本も域外メンバーとしてAfDBに参加しており、ナイジェリア、米国に次いで3番目に多くの資金を拠出している国なのです。アフリカと歴史的繋がりの強いイギリスやフランス等の欧州勢よりも出資比率が高いとは驚き。

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続いて、AfDB本部の斜め向かいに建つのがアビジャン最大の教会であるサンポール大聖堂。

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教会にしては前衛的な建築が特徴。これも首都ヤムスクロノートルダムドラペ大聖堂と同様にウフェ=ボワニ初代大統領の時代に建設されたものです。

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ヤムスクロの大聖堂と同様、こちらも内部のステンドグラスがとても綺麗な仕上がり。規模感でこそ劣りますが、あちらとは違い写真撮影が可能なのでしっかり収めてきました。

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図柄がアフリカ的になっており、ヨーロッパの教会のそれとはまた違った雰囲気。

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物質的な面だけではない、精神的な面におけるアフリカ社会への欧州文化の流入を端的に感じられる場所かもしれません。

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教会を後にして、そのまま街ブラ。これは国会です。

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日本で言うところの国立競技場のようなスタジアム。

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その名もウフェ=ボワニスタジアム。正面にはウフェ=ボワニの肖像画が掲げられているのでした。彼はこの国では避けて通れない存在のようです。

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大都会かと思いきや、公園の脇にこのような巨大なシロアリの巣が形成されているあたりはやはりアフリカ。

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独立当初はアフリカの優等生でしたが、2000年代に内戦による経済低迷の時代を過ごしたため、このような廃墟のビルもちらほら。ヨハネスブルクラゴスと同様、内部はホームレスの住処になっていそうな気配です。

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ユニークな建築として有名なビル"LA PYRAMIDE"が建つのもこのエリアです。

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その名の通り、三角錐のピラミッド型をした建物。1970年代に建設された当時は煌びやかだったのでしょうが、こちらも今では廃墟状態でした。

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それとは対照的なピカピカなこの建物はプラトーモスク。やはり宗教は儲かるということでしょうか。

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プラトー地区を南の方角へ歩いて行くとラグーンにぶつかります。ここから船に乗って対岸へ。

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船の運賃は150フラン(=約30円)と安価で、地元住民の足としても人気なようです。15分ほどの待ち時間で出発し、対岸のトレッシュビル地区の船着場までは10分ほどで到着。

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トレッシュビル地区では船着場からまた乗り合いタクシーに乗って、アビジャン最大のショッピングモールである"PLAYCE"へ行ってみました。規模感としてはアクラのアクラモールと同じくらい。

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敷地の半分弱ほどをフランス資本のスーパーであるCarrefourが占めていました。アクラでは南アフリカ資本のSHOPRITEが幅を利かせていたことを考えると、やはり仏語圏と英語圏の間での経済障壁はそれなりに高いことが想像されます。

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カルフールの中で驚いたのが、この大量の生きたカタツムリたち。フランスのエスカルゴと比べても大きめのサイズでどのように調理するのかは想像もつきませんが、結構ドギツい絵面です。

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そのまま、カルフール内のイートインで遅い昼食。椅子とテーブルも置いてあり、惣菜をそのまま食べられるようになっているので旅行者にも使いやすく便利です。

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ショッピングモールのすぐ向かいの道は立体交差の工事中。どうやらJICAの支援のようでした。

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工事を監督しているのは日本の建設会社。こんなところでまでご苦労様なことです。

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この後は、一度ヨプゴン地区の宿まで戻りました。15,000フラン(=約3,000円)の追加料金を払って18時までのレイトチェックアウトをお願いしていたので、シャワーを浴びて荷物のパッキングを済ませ、とうとう帰国の準備です。

 

10日目:グランバッサム観光

ヤムスクロで1泊した後は、再びバスに乗ってアビジャンへ戻り、そこから世界遺産に登録されているグランバッサムの歴史地区へ向かいます。

ヤムスクロのバスターミナルはアビジャンに比べて随分と平穏。チケットも簡単に入手できました。YAKROは現地でのヤムスクロの呼ばれ方、ADJAMEはアビジャンのメインバスターミナルがあるアジャメ地区を指しています。

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アビジャンではまずはヨプゴンのバスターミナルに到着。そこでバスを乗り換えて、合計3時間半ほどでアジャメに到着しました。バス各社のターミナルが点在しているだけあり、各地からやって来た人でごった返しており、混沌とした地区です。治安はあまり良くなさそうな雰囲気。

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アジャメからはウォロウォロに乗り換え、グランバッサムへ。

ヤムスクロからのバスを降りた近くに停まっていたウォロウォロがグランバッサムへ行くとのことだったのでとりあえず乗りましたが、最終目的地は別の場所でその途中でグランバッサムの近くを通るというだけでした。結局グランバッサムの市街地へと入る手前の交差点で降ろされ、そこからはさらに流しの乗り合いタクシーに乗って、やっと歴史地区へ到着。

歴史地区の入り口には、2016年に発生したアルカイダ系によるテロ攻撃で犠牲になった人の慰霊碑が建っています。

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犠牲者は18名。名前を見ると観光客も何名か含まれているようです。ヨーロッパであろうとアフリカであろうと北米であろうと、一度海外旅行に出ればテロの危険と無縁では無いと感じさせられます。

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気を取り直して歴史地区の中へ。グランバッサムは今では小さな村ですが19世紀にはフランス領植民地の首都となっていた場所であり、当時の建物が半ば廃墟のような状態で残っています。

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管理が行き届いていない建物が目立ちますが、当時の総督府の建物は現在博物館として中に入ることが出来るようになっていました。

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MUSEE  NATIONAL DU COSTUME (National Museum of Costume)という名前の博物館なだけあり、コートジボワール各地の伝統衣装が展示されています。日本のなまはげを彷彿とさせるようなものも。

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衣装だけでなく、国内各地域の伝統的な住宅様式も模型で展示されていました。マリなどで見るような泥造りの建築はコートジボワールでも存在するようです。

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植民地時代の記録の展示も。偉そうな白人とこき使われる未開人という、これ以上ないほどのステレオタイプな絵です。それこそ教科書にでも出てきそうな。

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展示品も個性的で面白いですが、建物自体も味があって良い雰囲気。それこそ19世紀にタイムスリップしたかのようでした。

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総統府のように中に入れる建物はまだ状況が良い方で、建物の大半は廃墟状態。

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ウィキペディアにもゴーストタウンのようだと描写されていますが、的確な表現と言わざるをえません。

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CFAOとはCompagnie Française de l'Afrique Occidentale(French Company of West Africa)の略。植民地時代にアフリカでの生産品を販売して稼いでいた宗主国の商社のようなものです。この会社は現在でも存続しており、実は豊田通商の子会社になっています。時代の移り変わりでしょう。

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こちらは郵便局跡。

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階段も骨組みしか残っておらず使えません。

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グランバッサムの町並み。車と電柱をどかせば19世紀と言っても十分通じる風景でしょうか。

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廃墟以外に目を引くのは、ところどころにある壁画。ロンプラ曰くアートの雰囲気のある町ということですが、あながち間違いでは無いようです。

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この町で唯一賑やかな場所と言えば海岸線沿い。海岸への道は露店が並びます。

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海岸近くに経つこのホテルEtoile du Sudは2016年のテロ攻撃の標的になった場所です。ここが銃撃の舞台になったとは信じられません。

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海岸は現地の若者で一杯。思い思いに楽しんでいるようです。

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波はかなり高めで、若者たちも海で泳ぐわけではなく打ち寄せる波から逃げるのを楽しんでいる様子。波が高いのはこの日に限ったことでは無いらしく、ロンプラによると毎年死者が出ているそうです。

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グランバッサムは小さい場所で、一周見て回るには2時間ほどあれば十分。

この後は再びバスでアジャメまで戻り、ウォロウォロに乗り換えてヨプゴンのホテルまで帰ります。ヨプゴンと言っても広い地区のでホテルの近くに行くか心配でしたが、無事近くの大通りまでは到達。そこからさらにウォロウォロに乗り継いで無事帰着できました。先日までいたガーナに比べると、フランス語による言語障壁が大きいのがキツいところです。