この日はガーナからコートジボワールへの移動日。フライトの時間は昼過ぎなので、午前中は最後の街ぶらへ。
これはアクラの鉄道駅。一見廃墟のようですが、一応現在でも鉄道はわずかながら運行している模様です。
アクラ最大の市場であるマコラマーケット。賑やかで活気はあるので見て回るのは面白いですが、人が多すぎて30分ほど歩いていると疲れてきて撤収。売っているもの自体は日用品が多いので、あまり特筆すべきものはありません。
ホテルに戻り、荷物をまとめて空港へ。チェックイン時かチェックアウト時のどちらかで空港までの無料送迎が付いているプランだったので、今回送迎をお願いしてスムーズに空港まで着きました。
ちょうど2時間前に到着したのですが、エミレーツのチェックインカウンターはまだオープン前。クルーも待機していました。
エコノミーの方は既に行列になっています。アクラからアビジャンの以遠権区間だけを利用する乗客も意外と多いようです。
幸いファースト・ビジネスのカウンターは行列無し。ほどなくしてチェックインも始まり、スムーズにボーディングパスを受け取れました。
出国して制限エリアへ。6日前にソフトオープンしたばかりの新ターミナルということで、相変わらず来月の正式開業に向けた準備段階です。
免税店もこの状況。
そんな中、唯一まともに営業しているのがラウンジです。アクラには2つのラウンジが設置されており、エミレーツが利用するのはAdinkra Lounge。数日前に利用したサントメ行きのTAP便と同じところです。
まあ期待はしていませんでしたが、ファースト客用の専用ラウンジが無いのは残念。
フード類は期待してはいけません。
サンドイッチやカップケーキもありますが、あまり食指を動かされるようなものではなく。
フード類は残念ですが、混雑していないのは良いポイント。
出発予定時刻が12:50のところ、11:50には"Emirates passengers, report to the gate C6..."との放送が流れ、ずいぶん早いなと思いながらもゲートへ。既にドバイからの機材は駐機していました。
ゲートに早く呼び出された割には、搭乗開始は12:30。
今回の旅でもう3度目のこのシート。今回は2Kでした。
1時間ほどの短距離路線にも関わらず、ミニバーもしっかり補充されています。
そして驚いたことにベッド用のマットも準備されていました。もちろん使うことはありませんが、短距離線でも手抜きをしない姿勢は好印象。
そしてお決まりのアラビックコーヒー&デーツ。ファースト客は他にドバイからの通しの乗客が1名いるだけの合計2名という静かなキャビンで、アフリカの喧騒を離れつかの間のリラックスした時間です。
アビジャンまでの飛行時間は41分しかありません。距離にして約250マイルは羽田〜伊丹とほぼ等距離。
離陸。
上昇していく途中で、立派な大統領府の建物が見えました。空港に行く途中で車の中からみ少し見えましたが厳重な警備体制が敷かれており、地上では当然撮影禁止。
先日訪れたエンクルマ廟を始め、アクラ市街を一望。
町外れには塩田があるようです。
外の景色を眺めていたら、シートベルトサインが消える前から早速機内サービスの開始。こんな短距離便でもまずはメニューから配られます。
そしてすぐにテーブルセット。
あっという間に食事が運ばれてきました。パンは温かいですがそれ以外は全てコールドミール。40分という飛行時間を考えれば食事がサーブされるだけでも評価すべきでしょう。
そしてメインが終わるとデザートまで。ワンプレートで済まさないあたりはエミレーツのプライドでしょうか。
食事が終わると外は濃い緑。ガーナと違いコートジボワールは緑豊かな土地のようです。
そのまますぐに着陸へ。アビジャンはラグーンに面した場所に立地しているため、上空からでも水が豊かなことが見て取れます。
遠くにはうっすらアビジャン中心部の高層ビル群も。
アビジャン空港に到着。ここでは事前にオンライン申請したe-Visaの受け取りをしなければならないので、まずは専用ブースへ向かいます。
ビザ申請の詳細はこちらの記事で。
入国後、預け荷物のターンテーブルの脇にSIMカード販売のブースがあったので、ここで買ってしまうことに。男性スタッフは英語も通じました。
ここで販売していたプランは以下の通り。今回は1週間で1GBのプランを購入しました。2,500フラン(=約500円)となかなかお得な値段設定です。
ここでちょっとしたトラブル。アビジャンで泊まるホテルに空港までの送迎をお願いしていたのですが、到着ロビーに出てもどこにも見当たらず。ホテルに電話をかけるもフランス語のみで全く通じませんでした。
ここで助けてくれたのが空港インフォメーションのスタッフ。彼らに手助けを頼むとホテルに電話をかけてくれ、ドライバーが病気のため送迎が出来なくなったと教えてくれました。
しかもそれだけにとどまらず、ホテルにいくためのタクシードライバーとの交渉までやってくれ、現地人価格で成立させてくれるという手助けぶり。アフリカらしからぬ対応で、この国に対して良い印象を持ってコートジボワール旅行はスタートしました。