Out of Office 旅に出よう

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記

6日目:JAL JL558 旭川〜羽田 クラスJ

旭川空港へ向かう前に、せっかく旭川まで来たのでラーメン屋へ。駅から徒歩数分のところにある「青葉」へ向かいました。

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スタッフのおばあちゃんや店主のおじさんなど、スタッフの方が優しくアットホームな雰囲気のお店でした。ラーメンも安くて美味しい。

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ラーメンを食べ終えたら、駅前から連絡バスで空港へ。コロナ禍だからだと思いますが、このバスも乗客はこの程度です。

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40分で旭川空港に到着。入り口ではこんなポスターがお出迎えです。豪雪地帯にあるにも関わらず、この通年平均就航率は誇るべき数字だということでしょう。

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ターミナルに入って左側がANA

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右側がJALです。

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手書きで機内の空気循環について説明。個人的には、大声での会話さえ自粛すれば、機内は十分安全なのだと思っています。

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JALANAのカウンターよりさらに左は国際線ターミナルなのですが、あちらは電気も落とされて真っ暗。旭川のような地方空港に国際線が戻ってくるのは残念ながら当分先のことでしょう。

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外国人観光客向けのガチャガチャが虚しく映ります。

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チェックイン後は展望デッキへ。ちょうどエアドゥの到着便が間近だったのでそれを待つことにしました。

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この日は左側(南側)からのアプローチ。

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国内線など今までほとんど乗って来なかったので、エアドゥの機体を初めてマジマジと見ました。サービスはANAと同等なのですかね。

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保安検査を通って制限エリアへ。この規模の地方空港になるとサクララウンジの設置はなく、あるのはカードラウンジのみでした。ただ、中を覗きましたが搭乗ゲート前よりも混雑している雰囲気だったので、ここは入らずに回避。

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ゲート前のベンチでサッポロクラシックを飲んで搭乗を待ちます。

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搭乗便は20:15発。さすがに夏の北海道とはいえ、搭乗時刻には真っ暗になりました。見えにくいですが、機材はB767-300です。

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機内誌の表紙はフランス。行けませんが、気分だけでも。

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7月時点での国内線クラスJのサービスは、パックのお茶のみ。

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夜間フライトなので特段外の景色も見られず、うつらうつらとしているうちに羽田に着いて終了。やはり国内線のフライトは味気なく、早く国際線に乗れる日が来て欲しいものです。

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6日目:稚内散策、特急サロベツ4号

JR稚内駅前からバスに乗って10分ほどで、野寒布(ノシャップ)岬に到着。バスは20分に1本程度と、この規模の地方都市にしてはかなりの多頻度で運行しており便利です。

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バス停から岬までは徒歩数分。その途中、普通の住宅の間で野生のエゾシカを見つけました。山が近くにあるわけでもないこんな町中まで出没するとは驚きです。

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野寒布岬の先端は小さな公園のようになっていました。

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岬とは言ってもあまり突き出ている形状では無いので、どこが先端だかイマイチよくわかりません。

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左奥が利尻、右奥が礼文

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岬の裏にある丘の上は、レーダーがいくつもあるので何かと思ったら、海上自衛隊の基地でした。よく考えれば、ここはロシアが目と鼻の先なのです。

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ランチは岬の近くの食堂「樺太」で。

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店内には一面に来店客からの応援メッセージ。ガイドブックにも載る有名店のようです。

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この旅で最後のうに・いくら。鮮度は抜群ですが、これで2,860円となかなかの値段です。

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バスで稚内の中心まで戻り、続いてやってきたのは北門神社。ここが船から見えた町の裏の丘への入り口です。

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神社の裏に続く遊歩道、その名も短歌の道。

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名前の通り、道の途中にこのようにいくつも短歌が掲げられています。稚内とどう関係があるのかは不明。

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神社の入り口から10分弱で広場に到着。車があればそのまま上がって来られるようです。

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海に面して建っているのが、氷雪の門というオブジェ。太平洋戦争末期にサハリンで亡くなった邦人の慰霊碑です。

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稚内の中心部が見渡せるところに位置しており、眺めは最高。

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南極観測隊で活躍した樺太犬の記念碑。あの有名なタロとジロを始め、南極に送られた樺太犬はここ稚内で訓練を積んだのだそう。そういえば、南極観測船の名前も"宗谷"ですよね。

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稚内の町中に貼ってあった賃貸マンションの広告ですが、あまりの安さにびっくり。今まで国内では東京にしか住んだことがなかったのでこの価格は衝撃ですが、日本の地方はどこもこんなものなのでしょうか。

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帰りは特急サロベツ4号で旭川まで。

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帰りはグリーン車で。1両の半分だけがグリーン車ゾーンになっており、全9席しかないので、こじんまりとしていて落ち着きます。

なお、連休初日で自由席は立ち席状態だった往路と違い、普通の平日の復路はガラガラで、グリーン車は終点の旭川に着くまで貸し切り状態でした。

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座席はぱっと見クラスJレベルですが、ここまでリクライニング出来るので快適。

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稚内を出て少ししたら、一瞬だけ海岸線沿いを走ります。ここで利尻島も見納め。

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その後の風景はもちろん往路と同じ。北海道らしい原野や農場が延々と続きます。

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途中で普通車の車両を覗いてみると、驚いたことにこちらもほとんど客無し。これではJR北海道も経営危機に陥る訳です。

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乗車時間の半分以上は昼寝をして過ごし、4時間弱で旭川に到着。ここはずいぶんとおしゃれなデザインの駅でした。

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6日目:利尻島滞在 (4) 朝の散歩、フェリーで稚内へ移動

帰京日の朝。この日も快晴で、宿の庭に出ると、木々の間から利尻岳がしっかり見えました。

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朝食前の時間で、海岸線まで散歩。朝から海岸沿いには昆布がビッシリ干されています。

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 沖合いでは、まさに昆布漁の真っ最中でした。まずは筒を通して海の中を覗きながら、昆布の位置を確認し、先が二股に分かれた竿を昆布に向けて下ろして、それを捻って絡めて引き上げるやり方です。(礼文島の宇遠内でお話しした漁師さんから教わりました。)

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昆布漁の見学を終えたら、宿に戻って朝食。ここはスタッフのご家族も良い人ばかりですし、食事も本当に美味しい良い宿でした。

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この日は午前のフェリーで稚内へ戻るので、食事が終わったらチェックアウトしてフェリーターミナルへ。帰りも宿の人に車で送ってもらえるので楽々です。

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帰りのフェリーはボレアース宗谷。現在利尻・礼文航路に就航している3隻の中では最も古い船舶ということで、今回は1等ではなく2等の雑魚寝席を予約しました。コロナ禍のためかあまり混雑しておらず、十分横になれるスペースはあります。

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出航。右の丘がペシ岬です。

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最後の最後で利尻岳は雲の中。昨日のこの時間はまさに登山中だったので、昨日あのような絶景を見られたのは本当に幸運でした。

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船室の上階は1等専用なので入れず。この船も1等は椅子席のようなので、空いているようであれば横になれる2等の方が寧ろ快適かもしれません。

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階段の下には売店があります。売店のラインナップは往路の最新型フェリーとほぼ同じように見えました。

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船尾の方にも2等室。こちらの方が狭いですが、そもそもこの船尾の存在に気づかない人も多いのか、ほとんど人がおらず快適そうです。

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野寒布岬から宗谷湾へ入っていきます。往路の航海と違い晴天に恵まれ、デッキに出ても気持ちの良い風。

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稚内に到着。この後はJRの出発まで2時間半ほど時間があるので、丘の上に見えるタワーの辺りまで歩いて行ってみることにします。

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5日目:利尻島滞在 (3) 鴛泊周辺

午前中に利尻岳登頂を終えて、まずは腹ごしらえから。ガイドブックに載っていた、フェリーターミナル内にある食堂丸善に行くことにしました。移動手段は宿の自転車です。

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フェリーの発着が無い時間帯だったので、ターミナル内は静かで食堂も全く混雑は無し。ここの名物、うにめし丼を頂きます。利尻昆布の出汁とウニの煮汁で炊き込まれたご飯の上に、イクラとウニが載っているというご当地感満載の丼です。

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食後に自転車で向かったのは、夕日ヶ丘展望台。

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ペシ岬よりは低いですが、こちらからも鴛泊の町並みが見渡せます。朝はあんなに晴れていた利尻岳も今はこのように雲の中。

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綺麗な色の海。海岸を埋め尽くしている黒いものはもしかして全て昆布なのでしょうか。

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続いてやって来たのは富士野園地。

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映画「北のカナリアたち」のロケ地だそうです。残念ながら観ていないのでわかりませんが。

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向かいに見えるのはポンモシリ島という小島。海鳥のコロニーになっているということで、目を凝らすと確かに鳥がさくさんいます。

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ここは時期によっては花が咲き誇っているらしいのですが、このタイミングではただの草っ原でした。正面に見えるのは礼文島

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その後は、登山の疲れを癒すべく町営の温泉施設でゆっくり。サウナ・水風呂の設備もあるのですが、水風呂が経験したほどのない冷たさでした。地下水をそのまま利用しているのかもしれません。

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夕方17時過ぎになると、再び雲ひとつ無い利尻岳の雄姿。

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今日も宿の美味しい手作り料理でシメ。明日は旅行最終日です。

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5日目:利尻島滞在 (2) 利尻岳登山

この日は今回の旅のメインイベントとなる、日本百名山でもある利尻岳の登山。心配なのは天気でしたが、朝4時過ぎに起床すると、宿の2階から見えたのは日の出。この空模様ならとりあえず安心です。

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4:45に宿を出発。登山口までは宿の車で送迎してもらえます。車から見えた利尻岳は、雲一つかかっていませんでした。絶好の登山日和です。

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車は10分ほどで登山口に着き、ちょうど5:00に登山開始。この時間でももうかなり明るいのは、さすが夏の北海道です。

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今回は利尻岳のメイントレイルである鴛泊登山道を単純往復。往復約12km、標高差は1,500m、コースタイムだと往復9時間という、日帰り登山としては本格的な部類のコースです。

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登山口はテント場。ここにテント泊をして登山に向かうトレッカーも多いようです。

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歩きはじめて5分で、日本名水百選にも選ばれているという甘露泉水に到着。登山口から近すぎるので、登山者の補給用というよりは、テント場に泊まる人用の水でしょうか。登山道には、ここから先に水分補給ポイントはありません。

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5:13、3合目通過。この先も各合目の標識が立っているのですが、合目間の距離に随分差があり、これをマトモに信じているとペース配分を間違えてしまうので要注意です。

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5:32、4合目。最初の方は勾配も緩やかなので、サクサク進みます。

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5:51、5合目。まだまだルートは茂みの中です。

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6:00、6合目。その名も第一見晴台です。

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名前の通り、今までの樹林帯を抜けて一気に視界が開けました。ちょうど登り始めから1時間経ったので、ここで10分ほど休憩することに。正面には鴛泊の町並み、そして海を挟んだ対岸に見えるのは礼文島です。

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利尻空港。まだ朝早いので航空機の姿は見えませんが、ここは礼文島と違い、ANAが新千歳、JALが丘珠にそれぞれ就航している現役空港です。

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6:28、7合目。胸突き八丁の名前の通り、序盤の緩やかな登りとは打って変わって、急登が続きます。標高895mで、7合目といいつつもまだ高度的には半分弱程度。

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6:50に着いたのは第二見晴台。まだ8合目ではありません。ここでやっと1,000mを超えました。

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第二見晴台からの展望。1,000mを超えると、少し高度感が出て来ました。

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進行方向を見上げると、正面に見えるのは山頂へのルート上にある長官山のピーク。利尻岳の山頂はその裏に隠れて見えません。

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7:02、8合目である長官山山頂。ここで真正面にドカンと利尻岳が姿を現しました。雲ひとつない快晴で最高の陽気。ここで再び5分休憩。

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7:12、長官山から数分平坦な道を歩くと、利尻岳山小屋に到着。管理人の方が常駐しているわけでもなく、完全な避難小屋です。

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内部もかなり簡素。ウレタンが敷いてあるので、誰かが泊まっている形跡はあります。

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小屋から先は頂上までひたすら登り続き。それでも所々に階段が設けられていたりと、北海道にしてはかなり整備された登山道で、難所はありません。

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7:42、9合目。頂上に近づくにつれ、各合目の間隔が広がってくるので要注意。

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軽い岩登り。

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利尻岳は土壌が脆いらしく、登山道の周辺は侵食がかなり進んでいます。登山の際は道を外さない、トレッキングポールにキャップを付ける等の配慮が必要です。

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急登を終えて、ついに頂上が目前に。

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8:17、利尻岳登頂。山頂には小さな祠がありました。この祠の土台が少し浮いてしまっているのも、土壌の侵食が原因なのだそう。

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頂上からの景色その1。鴛泊・礼文島方面です。

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その2。沓形方面。少し雲が湧いて来ました。

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その3。右に見え陸地は宗谷岬です。その後ろにはサハリンが見えるような。

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今立っているのは北峰。そして左奥に見えるのは南峰。実は南峰の方が数メートル高いらしいですが、あちらは危険とのことで立ち入り禁止です。

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頂上の周辺はお花畑。天気も最高なので、40分以上頂上でのんびりしました。

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9:05に下山開始。長官山の辺りまで下りてくると、下から湧いて来た雲が徐々に上がって来ました。

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第二見晴台まで下りるともうこの通り。速めのペースで登って正解でした。

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第一見晴台まで下りると、もはや雲の下。これでは頂上から見える景色は雲海になってしまっていることでしょう。

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11:15、キャンプ場に帰還。登り約3時間、下り約2時間のコースでした。

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下山時刻が早過ぎたために帰りは宿の送迎は無し。鴛泊までの約3kmは、車道を歩いて戻ります。

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12時すぎに宿に帰還。早めの行動が奏功して、最高の天気の中での登山になりました。

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4日目:利尻島滞在 (1) 鴛泊サイクリングロード、姫沼園地、ペシ岬

宿に着いたのは15時前。まだ暗くなるまで時間があるので、フェリーの中から見えたサイクリングロードを少し走ってみることにしました。

宿では無料の自転車貸し出しサービスがあるのですが、ちょうど最後の1台だけ残っており、それを借りてサイクリングスタート。ママチャリですが、遠出をするわけではないので問題ないでしょう。

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宿の真裏がもうサイクリングロード。所々で右前方に利尻岳が見えたりと、晴れている中で気持ちの良いサイクリングです。

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宿から15分ほどで、フェリーから見えた橋に到着しました。

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橋から望む鴛泊の街並み。岬のようになっている部分の先端の丘も眺めが良さそうなので、帰りに寄ってみることにします。

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反対側には聳える利尻岳。明日登山予定なので、今日と同じように晴れてくれることを願います。

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更に15分ほど走ってやって来たのは姫沼園地。ここに着くには、サイクリングロードから離れて5分ほど車道を進む必要があるのですが、その車道が自転車にはなかなかの急勾配。良いエキササイズになります。

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姫沼。湧水を堰き止めて造った人造湖だそうです。

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沼の周りを30分ほどで周回できる遊歩道が整備されているので、ふらっと一周。

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途中、ポン山という名前の山への登山道への分岐があります。もう少し時間があればこちらにも行ってみたかったのですが、またの機会に。

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一周している間に急に雲が出て来てしまい、歩き終わる頃には利尻岳は雲の裏に隠れてしまいました。山の天気は変わりやすいのです。

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姫沼の売店。ポストカード等のちょっとしたお土産が置いてありますが、食べ物はほとんどありません。

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姫沼を後にしてサイクリングロードを更に進み、ゴール地点の野塚展望台に到着。不思議なモニュメントが目印です。

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展望台からの景色。帰りは海岸沿いの車道経由で鴛泊へと戻ります。

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帰りに立ち寄ったのが、サイクリングロードから見えた岬。ペシ岬という名前でした。

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上までは歩いて5分ほど。すぐに着きます。

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ペシ岬展望台。

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予想通り、鴛泊の町が一望出来ました。ただ、午後は逆光になってしまったので、訪れるのであれば午前中の方が良いかもしれません。

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奥の方には礼文島も見えました。利尻と比べるとやはり平らなシルエットの島です。

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先の方に灯台もありますが、そちらは立ち入り禁止エリア。

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利尻岳は雲がかかっていますが、山頂部分のみ何とか見えました。雲の形も刻一刻と変わります。

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宿に戻る途中、セイコーマートに立ち寄り明日の登山の行動食等を調達。北海道で展開するローカルコンビニチェーンですが、セブンやローソンと比べても安いし旨いしで、北海道旅行中はお世話になりました。

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夕食は宿で。豪華というわけではありませんが、地元の食材を使った手作り料理で美味しく頂きました。

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4日目:礼文島→利尻島 フェリー移動

バスで香深に戻り、宿泊していた民宿に戻ってチェックアウトを済ませ、フェリーターミナルに着いたのは12時半過ぎ。船便の出発前ということで、ターミナルも賑わっています。

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礼文島利尻島を結ぶフェリーの運航は1往復のみ。夏のハイシーズンは2往復に増えることもあるようですが、今年はコロナの影響で増便はないので、旅行のスケジュールもこの便ありきで組んでいくしかありません。

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利尻行きと言っても、この便は礼文と利尻だけを往復しているわけではなく、正確には利尻経由の稚内行き。ということで、稚内に戻る乗客も多く乗船することとなり、この通り乗船ロビーは既にこの混雑でした。

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時間通りに乗船。ふと思いましたが、船は飛行機のような等級別の優先搭乗は無いのですね。

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今回乗船したのも、先日稚内から礼文に来るときに乗った船と同じアマポーラ宗谷。同じ船なので1等席のシートも同じですが、今回は最前列を確保出来ました。

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出航。座席からは前方しか見えないので、出港時は甲板に出て、離れていく礼文島を眺めます。

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船に寄ってくるカモメは観光客にも大人気。

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座席に戻ると正面に見えるのは利尻島。頂上の辺りに少し雲がかかりはじめました。

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徐々に近づくと、山容が明らかになってきます。

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頂上のあたりを見てみると、遠目に見るよりも険しそうです。よく見ると登山道もわかります。

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谷を跨ぐようにに掛かっている橋は、車道ではなくサイクリング用の自転車専用道路。大掛かりな工事が必要だったように見えるので、島の観光としてサイクリングをかなり推しているのでしょう。

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礼文島から45分の航海で、利尻島の鴛泊港に到着。

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礼文島が目的地の乗客のみが下船し、稚内まで通しの乗客は船内で待機するという流れでした。1等の乗客のうち、礼文で降りたのは半分弱程度。

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利尻島ではペンション群林風(グリーンウィンド)に宿泊。鴛泊にあるのですが少し港からは遠いため、宿の方に送迎に来てもらいました。

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