Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:エミレーツ航空 EK787 ドバイ(DXB)〜アクラ ファースト

エミレーツの利用するターミナル3にはA・B・Cの3つのコンコースがあり、今回到着したのはコンコースA。2013年にオープンした一番新しいコンコースです。

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乗り継ぎ客は出発便の利用コンコースに関わらず、まずは到着したコンコースで保安検査を通過して出発フロアへ。ファストトラックが設置されていますが、まだ6時台から7時台にかけての混雑時間帯よりは早いせいか、一般レーンもガラガラでした。

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出発フロアに出たら、そのままコンコースAのファーストクラスラウンジへ。前回利用したのはコンコースBのラウンジだったので、ここは初利用です。

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エミレーツは各コンコースにラウンジを設置していますが、最新のコンコースということもあって、このコンコースAがフラッグシップとも呼べるラウンジでしょう。1フロアも丸々ぶち抜きでラウンジにしており、もはや専用ターミナルとも呼べるような雰囲気。

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案内マップをみればその広さは一目瞭然。専用の免税店に加え、ダイニングもインターナショナル、地中海料理、そして和食とそれぞれセクションが分かれて設置されています。また、コンコースAからの出発便であれば、ラウンジから直接ボーディングブリッジへアクセスして搭乗することが可能です。

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ここにもコンコースBと同様にTimeless Spaが入っており、15分間のマッサージは無料。前回は2時間待ちということで断念したのですが、今回はまだ空いている時間帯だったので待ち時間なく利用可能でした。頭部、背中、足などから好きなコースを選べます。

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マッサージを満喫した後は、搭乗便であるアクラ行きが出発するコンコースCに移動。まずは地下を走るシャトルでコンコースBまで移動し、そこからは歩いて向かいました。

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2000年にオープンしたコンコースCは、私が初めて一人旅をした時に乗り継ぎで使った個人的な思い出のある場所。当時は建物内にあるヤシの木(本物ではありませんが)にドバイの成金趣味をひしひしと感じたことを覚えていますが、コンコースAやBと比較すると、今となっては古びてしまった感は否めません。

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搭乗開始までは、コンコースCのファーストクラスラウンジへ。

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ここはAやBのラウンジを想像してくるとかなり小規模。AやBにあるようなスパ、ワインショップ、免税店、靴磨きサービス等は全くありません。

それでも他の空港であれば平均的なラウンジというところなのでしょうが、ドバイ空港においてはかなり貧弱な設備。Cの出発便利用であっても、到着便がAやBであれば、ギリギリまでのそちらのラウンジを使うのが正解のようです。

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ダイニングもかなり小さめ。メニューもA・Bに比べるとかなり限定された内容になっていました。

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ソウルからの便で到着前に朝食を摂っていたので、軽めのものをと思ってパンケーキを注文。ただし、実際に出てきたのはかなり大きめでずっしりとしたものでした。皿が黒いのでわかりにくいですが、ソースはメイプルシロップではなくてチョコレートです。

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搭乗が開始されたのでゲートへ。

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今回の機材はB777-300ER。

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既にFinal Callでゲート前の乗客はほとんど捌けています。

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機内に入るとクルーにボーディングパスを確認されますが、この時にエコノミー客、ビジネス客だと席側の通路に誘導されるだけなのに対し、ファーストの場合はクルーが座席までアテンドしてくれるのがエミレーツの運用。ここでも差別化がしっかりと図られています。

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ウェウカムドリンクはオレンジ。もちろん生絞りです。

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続いてアラビックコーヒーとデーツ。どちらもクセになる味で、搭乗するたびに楽しみの一つになりつつあります。

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その後、出発前にもうガーナの入国カードが配られました。途上国にありがちなペラペラのコピー用紙ではなく、しっかりとした厚紙です。

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ファーストは8席中6名が埋まったところでドアクローズとなり、そのまますぐに離陸。

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出発したのはドバイ時間で7:30ですが、ガーナ時間では3:30、今日の最終目的地のサントメ時間でも4:30とまだ活動するには早い時刻。時差調整のため、離陸してすぐにベッドを作ってもらい、しばらく横になります。

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目が覚めたのは、ちょうど行程の半分弱あたりまで来たスーダン上空。不思議な形の高層ビルが多いサウジアラビアのジェッダ上空を飛んでいたようですが、見逃してしまいました。

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このあたりの景色はまさに砂漠。とても人が住めるような環境ではなさそうです。

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ここで食事を始めます。エミレーツの場合、基本的にビジネスクラスでは決められた時間の食事しか出来ないので、好きなタイミングで食事をもらえるのはファーストのいいところ。

フライトの時間帯を考慮してか、朝食とコースの両方が用意されていました。もう朝食は前便とドバイのラウンジで2度食べているので、コースの方をもらうことにします。

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まずはナッツとシャンパンからスタート。シャンパンはもちろんドンペリ、ナッツもしっかり温められています。

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続いてドバイ発の便にだけ搭載されているカナッペ。

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ここまで終わったところで、テーブルがセットされました。

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そして次はビーフコンソメ。前便では忘れられてしまったスープですが、今回はきちんとサーブしてもらえました。

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そして、メインのビーフ。特段不満は無いのですが、ラウンジや機内設備等のハード面に比べると、食事のレベルに関してはエミレーツのファーストは他社比でも取り立てて高いわけではありません。

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ゆっくりと食事をしている間にチャド、ニジェールを越えて、ついにナイジェリアまで到達していました。

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この辺りまで来ると、下界にも人が住んでいそうな気配。

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まだまだ到着までは時間があるので、チーズプレートももらうことに。メニューには1種類ずつ全てのチーズに解説がされており、力を入れていることがわかります。

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最後はフルーツ。

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ドバイからはるばる8時間弱かけて、やっとガーナ上空。この航路は今まで飛んだことが無かったので、サハラから徐々に緑が広がる様子等を眼下に見られて面白いルートでした。

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アクラは200万人を超える人口を擁する大都市。上空からでも見渡す限り家々が広がります。

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滑走路一本のアクラ空港に着陸。実はこの日が新しい国際線ターミナルのソフトオープンの日だったようで、テレビカメラ等も入り慌ただしい新ターミナルに降機することになりました。

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私はこのままサントメ・プリンシペ行きのフライトに乗り継ぐのですが、預け荷物をガーナでピックアップすることになっていたので一旦入国。ビザを事前に取得していたので入国審査はパスポート、機内で配られた入国カードとイエローカードを提示するだけでスムーズに完了しました。

今日からオープンのターミナルですが、到着ロビー前には早速路線バスも乗り入れているようです。

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ガーナにはまた数日後に戻ってくるので、時間のあるこのタイミングでSIMカードを調達することに。到着ロビーを出てすぐ左手にオフィスがあり、そこで購入可能です。

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新ターミナルも今日からオープンということで、こちらはまだ内装が整っておらず、室内ではエアコン据付工事が行われているなか、カウンターだけをとりあえず設置して業務を行っていました。

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パッと見た限り、MTN、Vodafone、AirtelTigoなど大手のSIMは全部揃っている様子です。特に指定をせずにデータ用SIMが欲しいというと、Vodafoneのものをオススメされたので購入。1.5GBで25セディ(=約600円)とお手頃価格で、アクラやケープコースト、エルミラでは問題の無い通信速度で使えました。

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