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とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記

2018年9月 西アフリカ旅行・事前準備編 (2) 熱帯病対策(黄熱病・マラリア)

ビザと並んで、アフリカの熱帯地域を旅行するとなると避けては通れないのが、黄熱病とマラリアという2大熱帯病です。

というわけで、今回は2大熱帯病の対策編。

 

黄熱病

蚊を媒介として感染する黄熱病。黄熱病対策としては、渡航前の予防接種が一番確実な方法でしょう。そもそも、今回の渡航先のうちガーナについては黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)が無いとビザの申請すら出来ませんし、コートジボワールも入国時にイエローカードの所持を確認されます。

かつては予防接種の有効期間は10年間と定められていましたが、2016年より撤廃されて、一度接種したものは生涯有効となりました。私のイエローカードも随分前に取得したもので、数々の旅に持って行った結果、セロハンテープで補強をしなければならないほどボロボロですが、今回も無事役立ってくれました。

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マラリア

マラリアも黄熱病と同様に蚊を媒介して感染するのですが、こちらは注射ではなく予防薬を飲むのが一般的です。

本来、予防薬は対象国渡航の数日前から飲み始めないといけないので、出発前に日本で飲み始めておく必要があります。ただし、日本で予防薬を入手しようとすると処方箋が必要となり、薬代も非常に高価になるのがネック。

そこで今回の旅程を改めて考えてみたところ、サントメプリンシペ→ガーナ→コートジボワールの順で訪れるプランなのですが、実は米国のCDC(疾病対策予防センター)ウェブサイトによると、1カ国目のサントメプリンシペは大陸から隔離された島国のせいか、マラリアの危険はほとんど無し。よって、現地到着時にすぐ予防薬を入手して飲み始めれば、マラリア高リスク国であるガーナに到着する頃には数日が経っており問題なさそうとわかりました。

以下、CDCによるサントメプリンシペの熱帯病情報の抜粋。他国の情報もCDCのウェブサイト(https://wwwnc.cdc.gov/travel/yellowbook/2018/infectious-diseases-related-to-travel/yellow-fever-malaria-information-by-country/)で確認出来るので、旅行者には有用なサービスです。

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そして旅行当日。日本からサントメに行くフライトはソウル、ドバイ、ガーナ経由だったので、それぞれの空港の薬局でマラリア予防薬の在庫があるか確認したところ、ソウルとドバイでは取り扱いがありませんでした。その次のガーナでは確実に取り扱いはあるだろうと思っていたのですが、そもそも空港内に薬局が無し。

これはサントメで入手するしかないかと思ったのですが、現地人に聞いてみると空港のすぐ向かいにあるショッピングモール内に薬局があることを教えてもらい、そこで無事予防薬を入手することが出来ました。

ちなみに、マラリアの予防薬として有名なのはマラロン(Malarone)、ドキシサイクリン(Doxycycline)、メフロキン(Mefloquine)の3種。そのうち、日本で通常処方されるのは一番高価なものの副作用が少ないマラロンが主流です。また、メフロキンは幻覚等の副作用がキツいと言われているので、短期旅行者であれば通常は候補から外れるでしょう。

ガーナの薬局では3種類とも取り扱いがありました。メフロキンは上述の通り選択肢から外していたので、マラロンとドキシサイクリンを見せてもらったところ、予想通り価格はマラロンが 1錠33セディ(=約750円)に対しドキシサイクリンは1錠3セディ(=約70円)と10倍以上の差。ガーナの物価を考えると、とても現地人の手の届くものではありません。私もこの価格差では当然ドキシサイクリンを選択しました。

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ドキシサイクリンはマラロンに比べて安く、それでいてメフロキンに比べて副作用が少ないというそれぞれの良いところを取ったような薬です。ただし副作用は全く無いわけではなく、身体が日光に過敏反応するようになる可能性があるとのことですが、それでもメフロキンの幻覚に比べたら全然マシ。今回の旅行中も日焼け止めさえ毎日きちんと塗っていれば問題ありませんでした。

お手頃価格で副作用も少ないドキシサイクリン。今後アフリカ旅行に再び出かける際には定番になりそうです。

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※効果・副作用には個人差があるはずですので、服用は自己責任でお願いします。