JFKからの便が第2ターミナルに到着してくれたので、ANA国内線への乗り継ぎは簡単。これこそがANAがT2から国際線を発着させている1番の理由なのでしょうが、JALに対する大きなアドバンテージになっていることは間違いありません。
ただ、早朝4:50には国際線到着ロビーを出て国内線の出発ロビーに着いたのですが、まだ時間が早すぎるとのことで保安検査場は全てクローズ。
この時間帯だとレストランも開いていないしどうしようかと思ったところ、そういえばT2にはアライバルラウンジがあったことを思い出したのですが、残念ながらこちらはまだ閉鎖中でした。もうコロナ禍も明けて随分経ちますが、いつまで閉鎖しているのでしょう。
ということで、アライバルラウンジ前に案内のあったTIATシャワールームへ。この時期の朝のT2到着便はJFK、LAX、SYDの3便しかないおかげもあってか、待ち時間無しですぐに利用できました。
日本に住んでいた頃は羽田に朝着いてそのまま出勤する際にT3のシャワールームによくお世話になっていましたが、その頃はブース数が足りず朝は1時間以上待つこともザラだったことを思い出すと、T2とT3に到着客が分散するのはJAL客も含めても全体最適になっている気がします。
シャワーが終わる頃には保安検査場もオープンしていたので、制限エリアへ入ってANAラウンジへ。
国際線側と違い、国内線のラウンジは随分とスペースに余裕があるようで、奥に進めば人も少なく快適に過ごすことが出来ました。
7:00発の伊丹。ANAは2桁便名も国内線に使っているとは初めて知りました。NH11がシカゴ便でNH13が伊丹便と、どういう規則性があるのか気になります。
今回はエコノミーなので非常口席を利用。この列に座る乗客には、出発前にクルーから緊急時の避難援助が出来るかという確認があるのですが、隣りに座っていた初老の女性が私の方を見て「私は出来ないからお兄ちゃんよろしくね」というまさかの返事。クルーが座席移動を提案しても「そんなこと起きないから大丈夫よ、起こさないように安全運行してね。」と話が噛み合っていなかったのですが、最後はクルーが「それではご了承いただいたということで。」と言って去って行きました。
米国の航空会社だと、非常口席に座る乗客は、クルーによる緊急時の対応の説明時に必ずverbal confirmation(口頭での声に出した返答)を求められるのですが、それ無しで済ませるあたりに日系の緩さを感じる出来事でした。
離陸後のソフトドリンクサービスは、日系ならではのコンソメスープ。懐かしい味にホッとします。
幸い緊急避難が必要な状況に陥ることはなく、伊丹空港に到着。約1年半ぶりの大阪です。