Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

1日目:大韓航空 KE1229 金浦〜済州 エコノミー

羽田からの便で到着したので、まずは国際線ターミナルから国内線ターミナルへ移動。歩いても移動可能な距離ですが、今回はターミナル間を結ぶ無料連絡バスに乗ってみました。

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ルートマップ。オレンジラインとイエローラインと2種類走っているようですが、国際線ターミナルから国内線ターミナルへ向かう際はどちらでもOK。逆向きの場合はオレンジラインに乗らないといけないようです。

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5分ほどで国内線ターミナルに到着。金浦での国内線のチェックインは基本的に自動チェックイン機を利用することになります。

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1つのマシンで全てのエアラインに対応。操作画面は英語や日本語でも表示可能でした。

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出てきた搭乗券はレシートのようなもの。預け荷物がある場合はこのあとカウンターにも立ち寄る必要がありますが、今回は手荷物のみなのでこれにて完了です。

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チェックインカウンターの脇には、なんと済州のツーリストインフォメーションもあります。ソウル発の国内線の大半は済州行きですから、ここに設置するのもまあ理に適っていると言えます。ただ、ここのスタッフは英語が不得意なのか非常に無愛想だったのが残念。

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チェックイン後にまだ時間があったので、展望デッキへ。

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この日は残念ながら雨模様。屋根があるところでは喫煙している人が多く、展望デッキというよりは喫煙所と言った方が正しいような場所でした。

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真正面に駐機していたのは特別ペイントが為されている大韓航空機。残念ながら今回搭乗する機材ではありませんでした。

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搭乗ゲートへ向かう前の保安検査。韓国では国内線でも身分証明証の提示を求められるので、外国人観光客の場合はパスポートが必須です。

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出発便一覧。済州島行きは5分に1本のペースで飛んでおり、この本数には驚かされます。確か金浦〜済州線は供給座席数が世界一の路線だったと記憶していますが、この運行頻度ならそれも納得。

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今回はエコノミークラスなので、他の乗客と一緒に一般レーンに並んで搭乗。日本と同様、韓国も搭乗はスムーズです。東アジアの民族性でしょうか。

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搭乗便はA330-300。

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ボーディングブリッジには無料の新聞配布台が。確か日系は国際線ですらエコノミークラスでの新聞配布は終了したはずですが、それに比べると随分大盤振る舞いの韓国国内線でした。

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久々のワイドボディ機のエコノミーです。済州島で休暇を過ごすのであろう韓国人の家族連れで賑わいます。日本でいうところの沖縄路線のようなものでしょうか。

座席配置は2-4-2でしたが、窓際席に陣取ったところ、隣りが空席だったので快適なフライトでした。

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離陸。金浦空港は都心に近いとはいえ、南西側は田畑が広がっていました。

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ソウル郊外に行くと未だに宅地開発が続いているよう。さすが、東京の比ではない人口の一極集中が進んでいるだけあります。

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雲の上まで上昇。この日は韓国全体に雲がかかっていたのか、着陸までほとんど下界は見えませんでした。

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韓国国内線の機内サービスはドリンクのみ。これは日本と同様です。

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1時間も経たずに済州に着陸。

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タキシングをしている間、金浦空港の展望デッキで見つけた特別ペイントの大韓航空機を発見。あれも済州島行きだったようです。

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到着時は、ボーディングブリッジがすぐ隣りにあるにも関わらずなぜかバスゲート扱い。どういう運用をしているのか不明ですが、もしかしたらここは国際線用のスポットだったのかもしれません。

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到着フロアにはツーリストインフォメーションがあります。金浦空港に比べるととても親切なスタッフで、翌日の漢拏山(ハルラ山)への登山についての確認事項(登山口への行き方、コースマップ等)もここで全てクリアになりました。

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1日目:アシアナ航空 OZ1055 羽田〜金浦 ビジネス

今回の日本出国便はアシアナ航空。経営危機が報道されるなど最近は何かと騒がしいエアラインです。

羽田9:00発なので、1時間前の8時頃に空港に到着しチェックイン。この時間帯は既にカウンターはガラガラで、エコノミーの方は撤収を始めている始末でした。

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チェックイン時に、フライトの出発が20分遅れるとの案内がありました。理由を聞いたところ到着機材の遅れのためということでしたが、この便の使用機材は前夜に羽田に到着してナイトステイしているはずなので、機材遅れというのはなんとも妙な理由。

Google先生に前夜の到着便をチェックしてもらうと、確かに羽田到着が29分遅延しています。察するに、この便の到着遅延により、羽田で1泊するクルーの休憩時間が規定通り確保できないため、折り返し便も遅延させるということなのでしょう。

クルー休憩時間の確保のため、とすると印象が悪いということなのでしょうが、これを到着機材の遅れのためと言ってしまうのはやはり違和感があります。まあ、到着機材が遅れたこと自体は嘘では無いのですが・・・

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出国審査を通ったら、少しANAラウンジを覗きましたがいつも通りの大混雑だったため、早々に撤収。

ゲートへ向かう途中にあったレストランの看板がふと気になったのですが、これはラーメンがテイクアウト可能ということでしょうか。どういう器なのかも気になりますが、 搭乗したら隣の乗客がズルズルと麺を啜っているなんて勘弁してほしいものです。スープをこぼされたりした日には悲劇間違いなし。

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ゲートは107A。ワンワールドユーザーは普段あまり来ない、向かって右サイドです。

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機材はA330-300。昨年アルマトイ線で乗った便と同じ種類の機材でした。

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座席の並びは2-2-2とアルマトイ便と同様でしたが、その便に比べると細かい仕上がりが幾分スタイリッシュになっています。画面モニターの解像度もこちらの方がずいぶん良かったので、同じA330でも旧仕様と新仕様のシートがあるようです。

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自席に座ってしばらくすると、離陸前から韓国の入国書類が配られます。そういえば、ウェルカムドリンクはありませんでした。

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搭乗率は70%ほどでドアクローズ。幸い隣りは空席でした。

離陸後は機内食の時間。洋食と韓国料理の2択です。日韓線では1種類しか積まない日系よりはチョイスがあるだけマシでしょうか。

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ワインリスト。大韓航空はなぜか白ワインの搭載がありませんが、アシアナ航空はきちんと揃えているようでした。

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その他ドリンク類。マッコリがあるのは韓国系ならではでしょうか。

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機内食は洋食をチョイス。ただメインのチキンは味付けがほとんど無く、かなりがっかりのレベルでした。洋食にコチュジャンが付いているのもイマイチ謎だったのですが、今思えばコチュジャンをかけて食べろということだったのでしょうか・・・

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食事が終わるとこの辺りでした。朝のフライトなのでこの後は座席を倒して休憩。

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ソウル上空。東京と同じくこちらも曇天。

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あっという間に金浦に到着。今まで金浦行きは夜の便にしか乗ったことが無かったのですが、今回初めて朝の便に乗ったところ、イミグレの外国人用の列が大混雑でした。夜便は東京での仕事、観光を終えた韓国人が多い一方、朝便はこれからソウルで仕事、観光をする日本人が多いのでしょう。15分ほど並んで通過出来ました。

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2019年5月 西アフリカ旅行 まとめ

平成から令和への改元に伴い10連休となった今年のゴールデンウィーク。昨年9月に続き、再び西アフリカを訪れることにしました。

今回の旅程で最も時間を割いたのはモーリタニア。メインイベントは学生時代からずっと訪れてみたいと思っていたアイアントレインへの乗車です。いつか行こうとずっと思っていたのですが、なかなかハードコアな旅になりそうなので、これ以上先延ばしにすると体力が衰えてしまうと思い、このタイミングでプランニングしました。結果、ハードでしたが無事生還。砂漠のど真ん中を貨物列車の荷台に乗って旅するのは、期待通りのユニークな経験でした。

その他にも、世界でも珍しい帰属未確定地域の西サハラ、スペイン領でありながら地理的にはアフリカに位置するカナリア諸島グランカナリア島も訪問。どこもサブサハラに比べればインフラも整っており、アフリカとはいえ随分難易度の低めな旅行でした。

 

【フライト】

東京からラスパルマスまでの往復はロンドン、マドリードを経由してBAとイベリアの組み合わせで。BAは往路はビジネス、復路はAviosを使ったアップグレードでファーストを確保しました。BAは今年からサービスが一新されていたのですが、マットレス等の寝具類は良くなった一方で、食事は大幅にグレードダウン。クルーもまだ慣れていないのか、サービスレベルも今ひとつでした。今夏に再び乗る予定なので、その時までの改善を期待します。

その他、今回初めて搭乗したのはモーリタニア航空。実はB737MAXをアフリカ初のエアラインとして1機導入しており、意外とやる気のある会社でした。せっかく導入した虎の子の1機がボーイングのゴタゴタで運用できないのは残念ですが、資金繰りがうまくいけば将来が楽しみなエアラインです。

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旅行記

1日目:ブリティッシュエアウェイズ BA8 羽田〜ロンドン(LHR) ビジネス

1日目:ブリティッシュエアウェイズ BA462 ロンドン(LHR)〜マドリード ビジネス

1日目:イベリア航空 IB3834 マドリード〜ラスパルマス ビジネス

2日目:ビンテル・カナリアス NT6102 ラスパルマス〜ラーユーン エコノミー

2日目:ラーユーン町歩き

2日目:ロイヤルエアモロッコ AT481 ラーユーン〜ダフラ ビジネス

3日目:ダフラ〜ヌアディブ 陸路国境越え

3~4日目:ヌアディブ滞在、ブラン岬

4~5日目:アイアントレイン乗車

5日目:アタール滞在

6日目:アドラール地方周遊

6日目:世界遺産の町シンゲッティ散策

7日目:シンゲッティ〜アタール〜ヌアクショット 陸路移動

7~8日目:ヌアクショット滞在

9日目:モーリタニア航空 L6110 ヌアクショット〜ラスパルマス エコノミー

9日目:ラスパルマス市内観光、カルデラ・デ・バンダマ ハイキング

10日目:クルス・デ・テヘダ ハイキング

10日目:イベリア航空 IB3833 ラスパルマス〜マドリード ビジネス

11日目:イベリア航空 IB3160 マドリード〜ロンドン(LHR) ビジネス

11日目:ブリティッシュエアウェイズ BA7 ロンドン(LHR)〜羽田 ファースト

 

11日目:ブリティッシュエアウェイズ BA7 ロンドン(LHR)〜羽田 ファースト

イベリア航空でヒースローに到着し、乗り継ぎ時間は70分。ファストトラックを利用可能とはいえ、英国の厳しい保安検査と遠いゲートのおかげで、ラウンジに立ち寄る暇も無くゲートへ直行となりました。せっかくのファーストクラス利用なのでコンコルドルームの利用権があったのに、残念。

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しかも既に優先搭乗は終了しており、ファーストクラス乗客向けの前方ボーディングブリッジはクローズ済み。ということで後ろから搭乗です。

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今回の座席は2A。BAはB777のAコンにファーストクラスを14席設置する詰め込み仕様。シートも他のキャリアに比べると広さでこそ劣りますが、居住性には文句ありません。ちなみに、この日のフライトは14席満席でしたが、日本人は私1人のようでした。

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一見すると逆ヘリンボーン型のビジネスシートと似ているように見えますが、このように足元の広さは段違いです。また、特徴的なこの窓は、2つの窓をまとめてボタンでシェードの上げ下げが可能になっています。窓にあまり近づけず外が見えにくいのは残念。

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スリッパも準備されています。ビジネスクラス用とは違い、裏に滑り止めがついていたりと全体的によりしっかりした仕上がりに。

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アメニティポーチもFirstの文字が目立ちます。

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ファーストクラス担当クルー及びビジネスクラス担当の日本人クルーの挨拶が一通り終わったら、ウェルカムドリンクのサービス。水をもらったところ、温められたナッツとおしぼりも一緒にサーブされました。ビジネスではナッツやおしぼりは離陸後のみだったので、しっかり差別化されています。

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ところがこの後に機内アナウンスがあり、ナッツアレルギー客が2人搭乗しているのでこの便ではナッツを一切サーブしないとのお知らせが。既にサーブされた後で遅すぎる気もしますが、きっとその2名はファーストクラス乗客では無かったのでしょう。

離陸後は機内食メニューをチェック。

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こちらが1食目。11:40出発のフライトでしたが、到着地の東京時間に合わせて1食目が"夕食"。

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1食目のデザートと、間食のスナック。

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到着前の2食目が"朝食"です。

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ワインメニュー。LoyaltyLobbyの記事でこんなことも書かれていたBAファーストのワインリストですが、シャンパンはローランペリエのグランシエクルを搭載しています。

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1品目の前菜はビーフカルパッチョ。これはまだまともでした。

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ただ、英国から北海に差し掛かったあたりでテーブルのセットがされたにも関わらず、前菜がサーブされたのは既にスウェーデン上空。ちょっと遅すぎます。

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続いて2品目のメインが出てきたのは、ヘルシンキ上空。離陸から2時間半がかかりました。

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メインはドーバーカレイをお願いしたのですが、待たされた挙句に出てきたのはこれ。ファーストクラスのメインコースとは思えない、あまりの貧相さに思わず絶句です。

しかも、付け合せにライスをお願いしたら一緒にベビーキャロットが入っていたりと、クルーの和食に関する知識の低さにもゲンナリ

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さらに追い討ちをかけたのが、この状態でサーブされた付け合せのそば。めんつゆは?とクルーに確認するも、それは無いとのこと。わざわざ機内食盛り付けの指示書まで見せてくれたのですが、確かにそば麺だけ温めてサーブするようにと書いてあったので、これはクルーのミスでは無さそう。

しかし、この状態でどうやって食べることを想定しているのか全く理解できません。塩胡椒でもふりかけろということでしょうか。

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後で日本人クルーとも話したのですが、4月にケータリング会社を変えて以降、特に和食はヒドいものが多いそうです。それなら早めに教えてほしかったですが・・・。まともなのはこの卵スープくらいでした。

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ひどかったメインは早々に下げてもらい、最後のデザート。私が食事にがっかりしていたのがクルーにも伝わったのか、デザートをサーブされる時に、英国人クルーから「JALのファーストクラスと比べると和食の質は改善の余地があったでしょうか?」と言われましたが、比較にすらなりません。

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食事が終了したのはもうロシアに入ってずいぶん経った頃。離陸から3時間半もかかる長いコースでした。クルーが新ケータリング会社に慣れるまでの過渡期だっただけと思いたいところです。

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食後はベッドを作ってもらって就寝。よく眠れたので、少なくとも寝具は快適でした。

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目が覚めたのは着陸の1時間ちょっと前。

クルーを呼んで朝食をもらおうとすると、返ってきた答えは「もうギャレーは閉めました」。BAはいつもギリギリまで食事をサーブしてくれるイメージだったのですが、それも新ケータリング会社になって変わったのでしょうか。

ただ、食事を諦めてお手洗いに立った時に、離陸前に挨拶をしてくれたビジネスクラス担当の日本人クルーと偶然すれ違い、「朝食は摂りました?」と尋ねられたので、もうキッチンが閉まったそうです、と伝えると、彼女も驚きの表情。ビジネスはまだギャレーが使えるので、ビジネスの朝食でよければすぐ用意できるということで、ありがたく頂きました。なぜファーストのギャレーがそんなに早く閉まったのかは謎のまま。

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朝の羽田に到着。西アフリカ旅行を締め括るはずのBAのファーストクラスは、残念ながら散々なものでした。

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11日目:イベリア航空 IB3160 マドリード〜ロンドン(LHR) ビジネス

一晩を過ごしたクラウンプラザから、再び送迎車でバラハス空港のターミナル4へ。

特徴的な天井でおしゃれなデザインの空港です。

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バラハス空港は保安検査のファストトラックが設置されているので、そこを使って制限エリアへ。以前に利用した時よりもファストトラックのブースが広がっていた気がします。

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制限エリアに出たらイベリア航空のシェンゲン域内線用ラウンジであるDali Loungeへ。朝なのでフード類もパンやチップス、ヨーグルト等しか無く、ラウンジ内部も混んでいるのであまり期待する価値はありません。

ちなみに、今回搭乗するのはロンドン行きなので正確にはシェンゲン域内線では無いのですが、イベリア航空便の英国・アイルランド行きを利用する場合は、出国審査の先にラウンジが無いのでここを利用することになります。(BA便の場合はサテライト発なので、シェンゲン域外線のラウンジが利用可能。)

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英国行きのゲートはターミナルの一番端に固められており、その手前に出国審査場があります。今までに何回も使っていますが、なぜBAとIBとゲートを分けているかは未だに謎。IB便もサテライト発にしてくれれば、より充実した長距離線用のラウンジが使えるのですが。

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出国審査の先にはビールパブ。ここに入った瞬間から英国気分を演出しています。

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今日の搭乗機材のA321。

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下の写真は優先搭乗の列。さすがに朝のロンドン行きは上級会員のビジネスマンだらけでした。日本でいうところの羽田〜伊丹線のようなところでしょうか。

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搭乗。ビジネスクラスが6列も設定されているのはさすがロンドン線。

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定刻通りにゲートアウト。マドリードは朝から日差しが強烈です。

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離陸後はスムーズに機内食サービス開始。内容は相変わらず貧相。1年半前に乗った同区間のフライトと、ほとんど内容が変わりません。ベイクドトマトがトマトソースになったくらい。

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食後はうたた寝。右側の席だったので、着陸前に目が覚めるとちょうどロンドン市街が一望できました。

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ヒースローに到着。40分前に飛んだ先行のイベリア航空便のすぐ隣りのゲートに入りました。

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10日目:イベリア航空 IB3833 ラスパルマス〜マドリード ビジネス

空港にはきっかり2時間前に到着。イベリア航空のチェックインカウンターは優先と一般が1つずつ用意されているのですが、一般側で揉めている客がおり、その対応にスタッフ総出で当たっているため少々混乱した状況でした。チェックイン待ちの行列の長さに気づいたスタッフの1人が優先カウンターを再オープンさせてくれたので、なんとか10分ほどでチェックイン完了。一般側は相当待たされたかもしれません。

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チェックイン後は、テラスのあるラウンジでゆっくり。

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ラウンジの内部については、往路のフライトの時にもう少し詳しく書きました。

搭乗ゲートでは、乗客が優先搭乗の対象か否かに関わらず周囲を取り囲んでいます。スタッフも整列させる気は全くないようで、優先搭乗が始まると彼らを押しのけてゲートへたどり着くのに一苦労でした。

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ちなみに、1年半前にも同じ便に搭乗しているのですが、全く同じことを経験しています。イベリア航空マドリードではきちんと搭乗時の整列は出来ているのですが、ラスパルマスでは通常運転のよう。

しかも今回はさらに驚いたことに、搭乗開始とアナウンスされたにも関わらず、ゲートを通過するとボーディングブリッジへの入り口のところで詰まってしまい進みません。何かと思いきや、ちょうど到着便の乗客を降機させているところでした。

つまり、まだ機内の準備が全く整っていないにも関わらずゲートを通過させていたということになります。イベリア航空は定時運航率に定評がありますが、このような斬新な運用のおかげなのでしょう。

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結局乗客の降機と機内清掃で15分ほど立ったまま待たされ、ようやく機内へ。この便は前方3列がビジネスクラス設定になっていました。

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離陸後、すぐに機内食かと思いきや、まずはオレンジジュースが配られました。ウェルカムドリンクが無かった代わりなのかもしれませんが、新しいパターンです。

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その後30分ほどしてミールサービス。チーズのパスタか牛肉のハンバーグの2択で後者を選びました。

実はハンバーグはスペイン語でHamburguesaと言いますが、この単語は通常はハンバーガーを意味します。てっきりハンバーガーがサーブされるとは珍しいと思っていたら、普通のハンバーグで拍子抜け。味は問題無く美味しかったので良いのですが。

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食事が終わる頃に日没。既にマドリード時間では21:30頃なので、サマータイムの効果は抜群です。

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食後は緑茶。

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定刻の23:00からほぼ遅れることも無くバラハス空港に到着。さすがにこの時間になると真っ暗です。

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今回も前回と同じくクラウンプラザで1泊。HOTEL BUSの表示に従って送迎バス乗り場へ向かいます。

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バラハス空港の周辺にはホテルがこれだけあるようです。成田や羽田とはかなりの差。

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乗り場は各ホテルへの送迎を待つ客でいっぱい。なかなか来ずにイライラ気味の客もいましたが、幸いクラウンプラザの送迎は5分ほどで到着してくれました。

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チェックインすると、部屋をアップグレードしましたとのこと。最安値の予約だったのですが、このホテルでは最も高価な部屋であるスイートにアップグレードしてもらえました。アンバサダー会員に付与されるIHGプラチナステータスのおかげです。

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バスルームはなんとジャグジー付き。

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そして、シャワーブースはベッドルームから丸見えという謎仕様。友人などと泊まる場合は避けたほうがよさそうです。 

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10日目:クルス・デ・テヘダ ハイキング

この日は夕方のフライトで帰国の途につきます。それまではグランカナリア島の内陸部に入って1日トレッキングをするつもりだったのですが、なんと朝寝坊をしてしまいました。朝7時発のバスに乗るところ、目が覚めたのは7:18。アフリカを抜けたので無意識のうちに気が抜けていたのかもしれません。

次のバスは2時間半後。大幅に予定は崩れてしまいましたが、とりあえず目的地には向かって、もっと短いコースを歩くことにします。ということで、9:30発の303番のバスに乗車。

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45分ほどで終点のサンマテオ(San Mateo)に到着。ここで更に305番のバスに乗り換えます。

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バスは山道をどんどん登っていきます。この辺りの集落もハイキングコースになりそうな良い雰囲気。

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サンマテオから約30分で、クルス・デ・テヘダ(Cruz de Tejeda)に到着。国営ホテルであるパラドールがあることで有名です。本来はここをゴールにして歩く予定でしたが、予定を変更してこの周辺のみ少しハイキングをすることにしました。

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クルス・デ・テヘダからの眺めも最高。標高1,510mで、ちょうど島の西と東を分ける峠になっており、どちら側も海までよく見えます。こちらは西側。

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奥に見えるのは隣りの島、テネリフェ島テイデ山です。スペイン最高峰であり、実は私も今夏にテネリフェを訪れてテイデ山に登頂する予定。

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こちらは東側。

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こちらもよく目を凝らせば、ラスパルマスの町まで見えます。町の方は曇り空のよう。

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ここから歩いて30分ほどで着く展望台があるので、そこまで向かいます。道はずっと尾根沿いなので眺めも良く、高低差もあまりありません。

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ちょうど花盛りの時期だったので、咲き誇る花々で一部コースが埋もれているようなところも。

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難所も全くなく、軽々と展望台に到着。デゴジャーダ・ベセラ(Degollada Becerra)という名前の場所です。

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ここから反対側の尾根に見える大きな岩がロケ・ヌブロ(Roque Nublo)。その真下にある村がラ・クラタ(La Culata)です。本来は、ラ・クラタまでバスで行き、そこからロケ・ヌブロに上がって、その後は尾根伝いにぐるっとここまで歩いてくる計画でした。この眺望を目にすると、改めて寝坊したことが悔やまれます。

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ロケ・ヌブロをアップ。左下に小さく写っている人間と比較すると、この岩の大きさがわかるでしょうか。高さは67mにも及びます。

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残念なことにこの展望台も車でアクセス可能。ゆっくり景色を楽しんでいると大型の観光バスが1台やってきて、あっという間にスペイン人のお年寄りたちで賑やかになってしまいました。

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今日はここまででクルス・デ・テヘダへ引き返し。戻りのバスを待ちがてら、ランチとビールで最後まで休暇を堪能しました。

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この後はラスパルマスへ戻ってホテルで荷物をピックアップしてから空港へ向かい、日本へ帰国です。