Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

1日目:マレーシア航空 MH71 成田〜クアラルンプール ビジネス

昨年3月以来のマレーシア航空の夜行便。チェックインカウンターの位置も変わり、今までは中心に近い場所だったのですが、現在は最端の島が割り当てられていました。

A350が就航しファーストクラスが設定されるようになったので、一応チェックインカウンターにもファースト客用の優先レーンが用意されてはいます。ただし、この日はファースト客はいないので封鎖されていたのですが。

f:id:Pablo21:20180620230737j:plain

南側の保安検査場の優先レーンはJAL便の利用客のみが対象。北側に廻れば他の航空会社の乗客も利用できるのですが、そもそもこの時間帯の保安検査場は一般レーンでも混雑していないので、そのまま南から通過。

f:id:Pablo21:20180620230758j:plain

JALのファーストクラスラウンジでシャワーを浴びると、シャンプー類が従前のよくわからない類のものから、資生堂のLe Mondorに変更になっていました。ANAのスイートラウンジで提供されるものと同じですが、ANAが持ち帰り可能なタイプなのに対してこちらは据え置き型。

f:id:Pablo21:20180620230810j:plain

同じ夜便でも、羽田発の深夜便と違ってラウンジが空いていてゆっくり出来るのがこのマレーシア航空の便のいいところ。

f:id:Pablo21:20180620230902j:plain

ただし、寿司バーは20:00で閉店なので、余程早く空港に着かない限りはありつくことは出来ません。

f:id:Pablo21:20180620230834j:plain

今日の出発ゲートは98番。サテライト側でも更に一番奥にあるゲートで、本館のラウンジからは歩いて10分ほどは見ておく必要があります。

f:id:Pablo21:20180620230917j:plain

ゲートに到着すると既にエコノミー客まで搭乗が開始していました。幸い列は短かったので、そのまま搭乗。

f:id:Pablo21:20180620230936j:plain

この日の機材は6月から成田線に導入されたばかりの新型であるA350。ただし、シートの種類や配置は今までのA330とほとんど変わりありません。

f:id:Pablo21:20180620231000j:plain

座席の操作パネルもA330のシートとほぼ同様。

f:id:Pablo21:20180620231100j:plain

最前列のシートにすると足を入れるスペースが他より広いのもA330と同じ。

f:id:Pablo21:20180620231047j:plain

A330との違いと言えば、最前方にファーストクラスの設定があることでしょうか。MHUpgradeで最低入札価格が5万円台だったのでアップグレードしようかとも思いましたが、夜行便で食後はずっと寝ているだけなので見送り。ちなみにこの便のファースト客は結局一人もおらず、かなりクルーの数が余っている様子でした。

f:id:Pablo21:20180620231014j:plain

頭上のシートベルトサインや禁煙サインが液晶なのもA350の特徴です。

f:id:Pablo21:20180620231242j:plain

座席に落ち着くと配られたのは、シグニチャードリンクだというパイナップルジュースベースのノンアルコールドリンク。今までは搭乗前のドリンクといえばグァバジュースやオレンジジュース等の普通の飲み物だったので、新しい試みのようです。ライム入りで爽やかな良い味でした。

f:id:Pablo21:20180620231025j:plain

アメニティはポルシェデザインからアイグナーのものに変更。巾着袋のJALに比べるとかなりしっかりしているのは維持されています。

f:id:Pablo21:20180620231356j:plain

縦に開いてフックで吊り下げられる形。中身は大したことはありませんが、ケースは旅行に役立ちそうです。

f:id:Pablo21:20180620231419j:plain

機内食メニューを見ると、メインが3種類+和食という構成は以前と変わらず。先ほどのウェルカムドリンクはメニュー上でも一押しのWAU EMASという代物だったようです。

f:id:Pablo21:20180620231124j:plain

ソフトドリンクのラインナップ。Miloが置いてあるのはさすが東南アジアの航空会社。

f:id:Pablo21:20180620231135j:plain

アルコールリストその1。赤ワインは3種。

f:id:Pablo21:20180620231207j:plain

アルコールメニューその2。白ワインも3種。シャンパンはありますが、ポートワインは積んでいません。

f:id:Pablo21:20180620231154j:plain

乗客ゼロのファーストクラスに対して、ビジネスクラスはほぼ満席の状態で離陸。

離陸後はまずミックスナッツが配られるのは以前と同じですが、以前は赤色のパッケージのものだったのでブランドが変わったようです。定期的に同じ便に乗っていると、前回との細かな違いを見つけるのも楽しみの一つになります。

f:id:Pablo21:20180620231229j:plain

続いてサテーが出てくるのはいつも通り。これはマレーシア航空の一番のウリと言えるでしょうから、余程のことがない限り変わらないはず。

f:id:Pablo21:20180620231254j:plain

前菜はスモークチキン、サラダ、スープの3択の中からスープを選んだのですが、何故かサラダも一緒に出てきました。いつもながらのことですが、マレーシア航空にメニュー通りのサーブを期待するのは相変わらず無理な注文のよう。それにしても、このクルトンの量・・・

f:id:Pablo21:20180620231308j:plain

メインはビーフのヌードル。肉も麺も安っぽく、味もただ濃いだけでこれは大失敗でした。まともに食べられたのは付け合わせの野菜くらい。

f:id:Pablo21:20180620231324j:plain

デザートはハーゲンダッツかフルーツ。

f:id:Pablo21:20180620231335j:plain

食事が終わるとこのあたり。

f:id:Pablo21:20180627075257j:plain

食事が終わったら、シートにカバーを被せて就寝。旧式の滑り台型ライフラットシート時代からのカバーですが、座席のサイズが変わらないため未だに使い回しされている状況です。

f:id:Pablo21:20180620231454j:plain

目が覚めたのは到着の直前。今回も到着の10分前くらいのギリギリまで起こされず、直前まで寝かせてもらえるのはマレーシア航空の良いところです。

ちょうどこの時期はワールドカップ期間中だったのですが、到着前の機長アナウンスではフライト中に行われた試合の結果が伝えられるという粋な計らいがありました。東南アジアでもサッカーは大人気ということでしょう。

f:id:Pablo21:20180620231442j:plain

早朝4時にクアラルンプールに到着。この時間はまだ発着便も少なく、ほとんど人がいない静まり返った空港で照明だけが煌々と明るいのが不思議な感じ。

f:id:Pablo21:20180620231505j:plain

どうやら成田便はこの日の到着便第1号だったようです。

f:id:Pablo21:20180620231517j:plain

そのまま入国して一度到着ロビーへ。エアアジア便に乗り継ぐので、KLIA2へ移動します。

f:id:Pablo21:20180620231532j:plain

2018年5月 南太平洋旅行 まとめ

今年のゴールデンウィークの長期休暇は赤道を越えて南太平洋諸国へ。アフリカと並んで未踏の国が多い地域ですが、今回はそのうちトンガ、フィジー、ツバルの3カ国を訪れました。

その中でも特に印象に残ったのは、一番行きたいと思っていたツバル。人口1万人ほどのミニ国家で、国内には交通信号無し、薬局無し、チェーン店無し、クラブ無し、と無い無い尽くしの国でしたが、非常にオープンな雰囲気でリラックスして楽しめました。GDP等の経済指標でいうと世界最貧国の一つのはずですが、サブサハラのアフリカ各国と違って人がギスギスしていないのは、温暖な気候と自給自足可能な食糧事情のおかげでしょうか。

また、トンガやフィジーで気になったのは中国の存在感。米国がトランプ政権でどんどん内向きになっている間に、太平洋の勢力図は少しずつ変わって行くのかもしれません。

 

【フライト】

東京〜シドニー間はJALの単純往復。日豪路線はワンワールド同士でカンタス航空コードシェアをしてくれると羽田深夜発や早朝着等の選択肢が増えて嬉しいのですが、現状ではJALユーザー的にはこれ1択。メルボルン線は往路のスケジュールが悪すぎて使えません。

シドニーから先はニュージーランド航空とフィジーエアウェイズをそれぞれ個別に手配。今回の一番の収穫はフィジーエアウェイズで、機内サービスについては頑張っている様子が随所に感じられて気分の良いフライトでした。資金力に乏しいのでハード面は一流航空会社には及びませんが、もうすぐ成田線にも就航することもあり、次にこの地域を訪れるときもぜひリピートしたいエアラインです。

f:id:Pablo21:20180613001057g:plain

 

【旅行記】

1日目:JAL JL771 成田〜シドニー ビジネス

2日目:ニュージーランド航空 NZ702 シドニー〜オークランド Works Deluxe

2日目:ニュージーランド航空 NZ974 オークランド〜ヌクアロファ Works Deluxe

3日目:ヌクアロファ町歩き (1) トンガの日曜日

3日目:パンガイモトゥ島ぶらぶら

4日目:ヌクアロファ町歩き (2) トンガの平日

4日目:フィジーエアウェイズ FJ210 ヌクアロファ〜ナンディ ビジネス

4日目:フィジーエアウェイズ ナンディ〜スバ バス振替輸送

5日目:フィジーエアウェイズ FJ281 スバ〜フナフティ ビジネス

5日目:フナフティ散策 (1) 島の北側方面

6日目:フナフティ散策 (2) 島の南側方面

6日目:フナフティ散策 (3) 滑走路周辺

7日目:フナフティ散策 (4) 市街地周辺

7日目:フィジーエアウェイズ FJ280 フナフティ〜スバ ビジネス

7~8日目:スバ散策 (1) ホリデイイン、市場、市街地

8日目:スバ散策 (2) ゾロ・イ・スバ森林公園、フィジー博物館

9日目:シンガトカ国立公園 砂丘ウォーキング

9日目:ナンディ街歩き

9日目:フィジーエアウェイズ FJ915 ナンディ〜シドニー ビジネス

10日目:JAL JL772 シドニー〜成田 ビジネス

 

10日目:JAL JL772 シドニー〜成田 ビジネス

まだ外は暗い朝6時、シャトルバスでホテルから空港へ向かいます。

f:id:Pablo21:20180611234110j:plain

朝は道が混むと言われていたので早めの時刻のシャトルバスを選んだのですが、日曜日だったせいか混雑することは無くスムーズな道のりでした。国内線ターミナルを経由して、10分ほどで国際線ターミナル着。JALのカウンターはエコノミー・ビジネス共に空いており、すぐにチェックインも完了です。

f:id:Pablo21:20180611234123j:plain

ビジネスクラス客に配られるExpress Path用のカードも入手。

f:id:Pablo21:20180611234139j:plain

このカードがあると、保安検査とイミグレーションの優先レーンが使えます。シドニー空港の朝は出発便が重なり混雑することも多いので、助かるサービス。

f:id:Pablo21:20180611234200j:plain

出国した後は、カンタス航空のラウンジへ。

f:id:Pablo21:20180611234214j:plain

エスカレーターを上がってすぐのガラスドアがファーストクラスラウンジへの入り口。ちなみに、ビジネスクラスラウンジはここを左に曲がってしばらく進んだ先です。

f:id:Pablo21:20180611234229j:plain

中に入ると更にエスカレーターで1階上がった先がファーストラウンジのレセプション。まず目に入って来るのはレトロなフラップ式の出発案内。これはただの飾りではなく、実際に今日のフライトが表示されています。

f:id:Pablo21:20180611234333j:plain

内部は大きい窓で開放的な雰囲気。東向きなので朝は日光が眩し過ぎるくらい。

f:id:Pablo21:20180611234322j:plain

ここのラウンジにはビュッフェ形式の食事は無く、ダイニングエリアでアラカルト形式でサーブされるもののみ。朝はきちんと朝食用のメニューが用意されています。

f:id:Pablo21:20180611234244j:plain

朝なのでアルコールは遠慮して、紅茶と一緒にクロックムッシュエッグベネディクトを注文しました。

まず最初に来たのはクロックムッシュ。思ったよりも大きかったので一品だけでも十分だったかもしれません。

f:id:Pablo21:20180611234257j:plain

続いてエッグベネディクト。こちらも大きなサイズが2つ。ここのスタッフには随分食べる奴だと思われたことでしょう。

f:id:Pablo21:20180611234311j:plain

出発20分前になってもまだBoardingの表示になりませんが、遅延のアナウンスも無いのでそろそろゲートへ。

f:id:Pablo21:20180611234347j:plain

私の記憶が正しければ数年前にはこのあたりにLonely Planetの専門店があったのですが、既に無くなってしまっていました。あれだけロンプラに囲まれる空間はなかなか無いだけに残念。

f:id:Pablo21:20180611234418j:plain

今日の機材は行きと同じB787-9。

f:id:Pablo21:20180611234405j:plain

ゲートにたどり着くと既に大方の搭乗は終わっておりFinal Callの表示。ラウンジを出てからの数分の間で搭乗が始まってここまで片付くとは、恐るべし日系航空会社。

f:id:Pablo21:20180611234443j:plain

搭乗すると早速ウェルカムドリンク。結局ここで朝からアルコールに手を伸ばしてしまいました。

f:id:Pablo21:20180611234455j:plain

定刻通りにドアクローズして出発。予約したタイミングが遅かったせいか、翼の上しか座席が確保できなかったのが残念。

f:id:Pablo21:20180611234514j:plain

ターミナルから離れた場所ではエティハド、BA、デルタ、SQ、タイの大型機材ばかりが駐機中。シドニー空港では長距離夜行便の発着が多いため、日中は昼寝している機材が多めです。

f:id:Pablo21:20180611234527j:plain

シドニーの摩天楼を横目に離陸。個人的にはシドニーは住みやすそうな街トップ10に入るので、また近いうちにここを目的地に訪れたいものです。

f:id:Pablo21:20180611234550j:plain

ちなみに、ウェルカムドリンクのグラスは当然離陸前に回収してもらえるだろうと思って放置していたら、なんと回収されずにそのまま離陸。窓側の席だと気づかれにくいのは確かなので、クルーの見えやすい位置に置いておく等、こちら側の配慮は必要でした。

f:id:Pablo21:20180611234604j:plain

座席は今更という感じですがいつものスカイスイート。今年はこの機材に当たる機会が多く、既に7回目。個人的には、窓側を確保できれば世界でも最高レベルのシートだと思います。

f:id:Pablo21:20180611234617j:plain

離陸したら早速機内食がサーブされます。この日のメニューは以下。

f:id:Pablo21:20180612011701p:plain

この便は昼行便だからか全体的にゆったりとしたサービスで、サーブが始まったのが既にブリスベンを過ぎたあたり。

f:id:Pablo21:20180611234645j:plain

まずは見慣れたいつもの小鉢2つの前菜。

f:id:Pablo21:20180611234632j:plain

今回は洋食をチョイスしたので、続いてはダックとサーモン。プレゼンテーションが少し貧弱な感じもしますが、こんなものでしょうか。

f:id:Pablo21:20180611234701j:plain

メインは牛フィレ。これは山葵ソースが良い感じで結構ヒット。

f:id:Pablo21:20180611234712j:plain

最後はチーズケーキ。JALでたまに出てくる自分で作らせるタイプの面倒臭い和菓子よりは、こういったシンプルなもので全然構わないのです。

f:id:Pablo21:20180611234724j:plain

食事が終わったのはこのあたり。到着までまだ6時間半あります。

f:id:Pablo21:20180611234735j:plain

食後は機内も暗くなり、朝起きたのが早かったこともあって、シートをフルフラットにしてゆっくり。途中でトイレがてらにAコンとBコンの間のギャレーに行くと、スナック類がストックされ自由に持って行けるようになっていました。

いつもはAコンの座席を指定することが多く、その場合はコックピット裏のトイレを利用することが多いため、こんなサービスがあったとは知らず。

f:id:Pablo21:20180611234746j:plain

到着の2時間以上前から、後ろのエコノミークラスキャビンは明るくなりました。最後列の座席だと若干エコノミーの照明が気になります。

f:id:Pablo21:20180611234816j:plain

到着前の食事はアラカルトメニューから。

f:id:Pablo21:20180612011657p:plain

わかめうどんをもらいました。置き方が逆な気がしますが、JALのクルーでもたまにはこうした間違いはあるようです。

f:id:Pablo21:20180611234805j:plain

鹿島沖から日本上空へ。

f:id:Pablo21:20180611234830j:plain

定刻通りに着陸。ちょうど成田空港は夕方のピークの時間帯で、第2ターミナルは北米や東南アジアへ向かうJAL機とAA機がずらり。

f:id:Pablo21:20180611234902j:plain

個人的な経験上ではシドニー線は沖止めになる割合が高いのですが、今回はサテライト側でしたが無事ゲート着。

成田の入国審査前には噂の到着フロア免税店が出来ていました。想像よりはかなり小さめですが、レジには行列で賑わっているよう。

f:id:Pablo21:20180611234933j:plain

これにてGWの旅行も無事終了です。

9日目:フィジーエアウェイズ FJ915 ナンディ〜シドニー ビジネス

ナンディ街歩きを終え、空港に戻ってきたのは17時過ぎ。18:30発予定のフライトが19:00発まで遅延していることは既に確認していたので、ちょうど良いくらいの時間です。

チェックインしようと出発フロアに来ましたが、ビジネスクラス用の優先カウンターは無人。最後までフィジーらしい適当さです。

f:id:Pablo21:20180611003243j:plain

隣りにあるマイレージのエリート会員用の優先カウンターは開いていたので、こちらで無事チェックイン完了。ここがフィジーであることと、奥に見えるエコノミーの行列を思えば、優先カウンターがあるだけでも十分。

f:id:Pablo21:20180611003258j:plain

チェックインを終えたらそのまま出国して制限エリアへ。この日はフィジーエアウェイズのB737機材での運航路線が全体的に大乱調で、その影響かゲート前はかなりの乗客で混雑していました。

どのくらいの乱調だったかというと、メルボルン線は1時間半、ブリスベン線は4時間半、トンガ線は6時間、ウェリントン線は10時間の遅延、そしてオークランド線は欠航。ギリギリの機材繰りをしているということなのでしょう。私の搭乗するシドニー線が30分だけの遅延で済んだのはまだ良い方だったようです。

f:id:Pablo21:20180611003321j:plain

フィジーエアウェイズのラウンジは、ゲートや免税店が並ぶフロアから1階下に降りたところにあります。

f:id:Pablo21:20180611003310j:plain

ラウンジ内部の混雑具合はゲート前よりは随分とマシ。全体的に落ち着いたラウンジですが、天井が低く窓が無いので閉塞感があります。

f:id:Pablo21:20180611003333j:plain

フードコーナー。サラダ類やケーキ、マフィンなどのコールドミールは豊富です。

f:id:Pablo21:20180611003346j:plain

ホットミールも数種類。フィジーエアウェイズ程度の規模の航空会社としては頑張っているラウンジだと言えるでしょう。

f:id:Pablo21:20180611003357j:plain

ボーディングパスに記載の搭乗時刻を10分ほど過ぎてから、シドニー線の搭乗開始のアナウンスが流れたのでラウンジを後にしてゲートへ。しかし実際にはまだ搭乗は始まっておらず、ゲート前で更に5分ほど待たされました。

f:id:Pablo21:20180611003408j:plain

やっと搭乗開始。来た時と同様にオープンエアなブリッジを通って機内へ。ブリッジの途中では追加の手荷物検査がありました。米国便ではないのに何だったのでしょうか。

f:id:Pablo21:20180611003421j:plain

機材はこの日の大遅延劇の主役、B737。フィジーエアウェイズの搭乗4回目にして、やっとビジネスクラスらしいシートに当たることが出来ました。

f:id:Pablo21:20180611003433j:plain

それでもシート自体はかなりの年季の入ったもの。座席操作は最近あまり見なくなったレバー式です。

f:id:Pablo21:20180611003456j:plain

座席前のポケットには水のボトル、ヘッドフォンが予めセット。

f:id:Pablo21:20180611003446j:plain

エコノミークラスの乗客まで搭乗が一通り終わると、ウェルカムドリンクが配られました。ラムベースのカクテルです。

f:id:Pablo21:20180611003508j:plain

離陸前のセーフティビデオは、まさかのVHS。しかもノイズが酷く、音声も途切れ途切れで何を言っているのかよくわかりません。今時VHS再生機を積んだ機材なんてどれほど年季が入っている機材なのかと思って後ほど調べてみたところ、フィジーエアウェイズ一筋の機齢20年選手とのことで、まあ納得。

f:id:Pablo21:20180611003532j:plain

結局当初の予定時刻より45分遅れの19:15にゲート出発。シドニー空港は門限が23時なので余り遅れすぎるのは心配だったのですが、それには間に合いそう。

f:id:Pablo21:20180611003545j:plain

離陸後、iPadが配布されました。コンテンツは今までの便と全く同じ。

f:id:Pablo21:20180611003658j:plain

続いて配られたのは機内食メニュー。これもフィジーエアウェイズの搭乗4便目にして初めて。南太平洋諸国路線は短距離線で、オーストラリア・ニュージーランド線は中距離線という扱いなのかもしれません。

f:id:Pablo21:20180611003520j:plain

ドリンクメニュー。シャンパンも搭載されています。ウェルカムドリンクで配られたのはParadiseというカクテルだったようです。

f:id:Pablo21:20180611003602j:plain

水平飛行に入ると、まずは乾きものからスタート。

f:id:Pablo21:20180611003613j:plain

続いてパンとサラダ。ここまでは全メニュー共通。

f:id:Pablo21:20180611003623j:plain

メインはフィジーまで来てプルコギというのも味気ないので、メニューリストの中でもオススメされていたフィッシャーマンシチュー。大きいエビにターメリックが効いたシチューで期待以上に美味しく、最近数ヶ月の機内食の中では一番のヒット。フィジーエアウェイズ、侮れません。

f:id:Pablo21:20180611003635j:plain

デザートはチーズケーキ。これは普通。

f:id:Pablo21:20180611003647j:plain

食後、ビジネスクラス担当のフィジー人おばちゃんクルーと少し話をしました。日本人だと伝えると、今度新規就航する成田線の話になり、昔は東京はクルーの間で大人気の行き先だったから楽しみだわ、とおばちゃん。そういえば、フィジーエアウェイズの前身のエアパシフィックは2009年まで成田線を飛ばしていたのでした。

東京では服の買い物をするのが好きだったと言っていましたが、どこでフィジー人体型の衣服を買っていたのかは謎。さすがに質問するのは野暮なのでやめておきます。

機内誌にあったフィジーエアウェイズの就航都市一覧。現在はアジアはシンガポールと香港のみで、東京には香港からキャセイコードシェア便があるのみ。ナンディ直行便が出来ると南太平洋諸国へのアクセスが格段に増すことは確実。

f:id:Pablo21:20180611003721j:plain

機材はB737A330。それより小さい機材はFiji Linkという子会社による運航だったようです。

f:id:Pablo21:20180611003735j:plain

このルートはずっと太平洋上の真っ暗闇を飛んでいたのですが、着陸が近づくとシドニーの街明かりが見えてきます。

f:id:Pablo21:20180611003218j:plain

22:35にシドニーに到着。何故か飛行中に遅延が拡大して、定刻より70分遅れでした。

f:id:Pablo21:20180611003747j:plain

1週間前のJAL便到着時には大混雑だった無人入国審査の機械もこの時間帯はがらがら。

f:id:Pablo21:20180611003758j:plain

せっかくなので試してみました。パスポートを機械に通すと国籍を読み取って自動的に日本語表示になるので、英語が苦手な人でも安心して利用可能。スイスやカナダなど多言語国家のパスポートを通すとどうなるのか気になるところです。

f:id:Pablo21:20180611003810j:plain

到着ロビーからはRedy2Goというシャトルサービスを使って予約しているHoliday Innへ。事前予約は特に要らず、待ち時間10分ほどですぐに乗ることができました。運賃は7豪ドル(=約600円)。

f:id:Pablo21:20180611003834j:plain

空港から5分ほどですぐに到着。空港近隣のホテルにもかかわらず無料のシャトルバスが無いのはどうかと思いますが、部屋自体は安定のクオリティで、乗り継ぎで一晩寝る分には何の問題もありません。

f:id:Pablo21:20180611003845j:plain

9日目:ナンディ街歩き

シンガトカからのバスはナンディ市内のバスターミナルを経由した後、ナンディ空港に到着。空港の国際線出発フロア前まで乗り付けられるので便利です。

f:id:Pablo21:20180610184848j:plain

空港に到着したのは14:30過ぎ。モニターを見ると、搭乗予定のフィジーエアウェイズのシドニー行きの出発は18:30のはずですが、19:00と表示されていました。30分の遅延のはずですが、この程度はこの国では"On Time"の範疇なのでしょう。

どちらにしろ、まだフライトまで4時間以上あるので、ナンディの市街地に出てみることにします。チェックインしてバックパックを預けてしまおうと企んでいたのですが、チェックインは各フライトの出発3時間前からとのことで出来ず。ただ、到着ロビーに荷物一時預かりサービスがあったので、そこに預けてから出発です。

f:id:Pablo21:20180610225927j:plain

空港ターミナルから数百メートル歩いて幹線道路に出たところにバス停があり、ここからナンディ市内への移動が可能。

f:id:Pablo21:20180610184926j:plain

前回の記事で述べたようにローカルバスはICカードが無いと乗れません。ただし、ナンディ近辺などの都市圏内であれば乗り合いバンも頻繁に走っており、こちらは現金での支払いが可能。空港前は単なる通過点なので満席の場合も多いのですが、幸い1席だけ空席があり乗り込むことができました。運賃はバスと同じ1フィジードル(=約50円)。

f:id:Pablo21:20180610184939j:plain

車窓から見えたのはここでもMaxValu。スバやシンガトカの店舗に比べると一回り大きい規模です。

f:id:Pablo21:20180610184954j:plain

スバで一度夕食で訪れたDaikokuも、ナンディにも店舗を構えていました。調べてみたところニュージーランドパプアニューギニアにも出店しており、オセアニアでは有名なチェーン店のよう。

f:id:Pablo21:20180610185005j:plain

空港前から15分でナンディ市街に到着。このメインストリート1本の約1km弱に観光客向けの商店や食堂などはほぼ全て集中しています。

f:id:Pablo21:20180610185021j:plain

スバでも見かけたTappooはここにもありましたが、かなりこじんまりとした規模。それでも土産物コーナーはスバと同じくらい充実しています。

f:id:Pablo21:20180610185034j:plain

ちょうどメインストリートの中間あたりにはハンディクラフトマーケットも。ナンディはスバやシンガトカに比べると一気に観光客の数も増え、それに伴って日本語で話しかけられる回数もかなり増えます。

f:id:Pablo21:20180610185057j:plain

メインストリートの端にあるのがヒンドゥー教寺院のスリ・シバ・スブラマニヤ寺院。ヒンドゥー教らしい派手派手しい外見の寺院で、正直これを一番の目当てに来たのですが、なんと残念なことに改装工事中。

f:id:Pablo21:20180610185045j:plain

寺院が見られなかったことに気落ちしつつ、まだ少し時間が余っているのでローカルマーケットへ。こちらは観光客で溢れるメインストリートとは違い地元の人たちばかりで、夕方にも関わらずかなりの賑わい。

f:id:Pablo21:20180610185109j:plain

魚介類もダンボールを敷いて地べたに陳列。いかにも熱帯といった風貌の魚たちと一緒に並べられているのはもしかしてロブスターでしょうか。

f:id:Pablo21:20180610185135j:plain

ナンディの街は正直言って寺院以外はあまり見所なし。土産物のショッピングには向いているかもしれませんが、空港で数時間の空き時間があるからといってわざわざ訪れる価値があるかは微妙なところでした。

9日目:シンガトカ国立公園 砂丘ウォーキング

この日はフィジーでの最終日。ナンディ発のフライトで出国するのは夕方のため、まずは砂丘で有名なシンガトカ国立公園に立ち寄ってからナンディへ向かいます。

スバからシンガトカまで急行バスを運行しているのはSunbeamとPacificの2社。それぞれ毎日10本ほど走らせており、運賃や所要時間は同じなのでどちらでもタイミングの合う方を利用すればOK。今回は朝7:30発のSunbeamのバスに乗ります。

チケットは当日で問題なく買えましたが、運賃はeTransport CardというICカードを持っていれば9.77フィジードルであるところ、現金だと切り上げで10フィジードル(=約500円)かかります。それでも2時間半かかることを考えれば手頃な値段。

f:id:Pablo21:20180610153411j:plain

バスは普通の大型バスで、空調も効いており問題なし。

f:id:Pablo21:20180610153425j:plain

座席は一般的な2-2の配置の自由席。朝早い便だというせいもあったのか、乗車率は50%といったところで、幸い隣りも空席のまま快適に移動できました。

f:id:Pablo21:20180610153437j:plain

10時過ぎにシンガトカのバスターミナルへ到着。ターミナルといっても、ホーム1つの両側にそれぞれスバ方面行きとナンディ方面行きのバスが発着するだけの小さな施設ですが、ローカルバスも含めるとかなりの本数が往来しており結構賑わっています。

f:id:Pablo21:20180610153450j:plain

シンガトカにもMaxValu。バスターミナルの前なので、乗車前に飲み物を買ったりするのに便利です。

f:id:Pablo21:20180610153505j:plain

シンガトカの町から国立公園の入り口までは4kmほど離れており、歩くには少し遠い距離。タクシーに乗って5分ほどで到着です。シンガトカのタクシーはメーターが無く、事前交渉で7フィジードル(=約350円)。

f:id:Pablo21:20180610153237j:plain

バックパックは重いので受付の兄ちゃんに預かってもらい、入園料10フィジードルを払って早速ウォーキング開始。

f:id:Pablo21:20180610153547j:plain

パンフレット等の配布物は無いので、トレイルの入り口にある地図を写真に撮っておくと便利。ピンク色のショートコース(1時間)とオレンジ色のロングコース(2時間)があり、当然ロングコースに挑戦します。

f:id:Pablo21:20180610153529j:plain

最初は尾根道。この道は山火事が起こった時に延焼を防ぐための役割もあるそうです。

f:id:Pablo21:20180610152621j:plain

右手に海岸線は見えますが、まだ砂丘は見えず。

f:id:Pablo21:20180610152637j:plain

10分ほど歩くと、ショートコースとロングコースの分岐点。

f:id:Pablo21:20180610152712j:plain

分岐後、ロングコースは少し森林帯を歩きます。"暗闇の森"と呼ばれるエリアで、先住民の教えでは霊界(spirit world)への入り口だと信じられているとのこと。ちょっと不吉な気もしますが、昼間なので問題無いでしょう。

f:id:Pablo21:20180610152726j:plain

標識も頻繁に立てられており、迷う心配も無く安心。

f:id:Pablo21:20180610152740j:plain

暗闇の森を抜けると、遠目に砂丘が見えてきました。

f:id:Pablo21:20180610152803j:plain

ここからは砂の上を登ります。意外と傾斜が急で、砂は崩れやすいので登るのは一苦労。

f:id:Pablo21:20180610152817j:plain

それでも、砂丘の頂上まで登ると素晴らしい景色が広がっていました。

f:id:Pablo21:20180610152854j:plain

写真奥に見えるシンガトカ川から流されてくる砂が堆積して形成されたと言われているこの砂丘。高いところでは50m以上積もっています。

f:id:Pablo21:20180610152907j:plain

ロングコースを歩く人はほとんどいないのか、波の音以外には全く音がしない世界でした。

f:id:Pablo21:20180610152943j:plain

砂丘の表面には綺麗な風紋。

f:id:Pablo21:20180610152921j:plain

砂の滑り台を駆け下りて海岸へ。この辺りはサンゴ礁が無いエリアのために波が強く、流木などがたくさん打ち上げられています。

f:id:Pablo21:20180610153005j:plain

当然遊泳は禁止。

f:id:Pablo21:20180610153041j:plain

流木を運んでいく地元の人を何人か見かけました。彼らにとっては貴重な資材になるのでしょう。

f:id:Pablo21:20180610153017j:plain

海岸線沿いにはこのように流木を組んだピラミッド型のものがちらほら。用途は不明ですが、後ほど運ぶものを長さごとに分類して乾かしているのかな、などと想像したり。

f:id:Pablo21:20180610153056j:plain

戻りのルートは1km海岸線を歩いてからまた森林帯へ。

f:id:Pablo21:20180610153121j:plain

この森林帯は人工的なもので、砂丘の砂が幹線道路まで到達してしまうのを防ぐために1960年代に植林されたものだそう。

f:id:Pablo21:20180610153133j:plain

ただ、人工的なのは植林だけではなく、謎のアート作品が置いてありギョッとしました。どういうコンセプトかわかりませんが少し不気味。

f:id:Pablo21:20180610153204j:plain

途中の休憩を挟みながらも1時間半でウォーキング終了。ここでタクシーを拾ってシンガトカの町まで戻りました。15分ほどでタクシー自体は捕まったのですが、町までいくらかと聞くと何と1フィジードルでいいとのこと。往路は7ドルだったのに比べると激安ですが、安いオファーを断る必要はないのでそのまま乗車。なぜこんなに安かったのかは謎です。

f:id:Pablo21:20180610153250j:plain

激安タクシーでシンガトカまで戻ってきたあとは、適当な食堂でランチ。ここもライス、ロティ、キャッサバを選んでからおかずを選ぶ方式。これがフィジーでは普通なよう。

f:id:Pablo21:20180610153304j:plain

ラムにしました。これで7.5ドル(=約400円)。ラムは少し臭みが残りますが、濃いめの味付けでご飯によく合います。

f:id:Pablo21:20180610153320j:plain

食後はナンディにい向かうためにまたバスターミナルへ。ターミナルに着くとすぐローカルバスが来ました。ローカルバスは急行バスに比べて停車駅が多く時間はかかりますが、まだフライトまでの時間は十分にあるので良いかと思ったのですが・・・

f:id:Pablo21:20180610153334j:plain

なんとローカルバスは現金支払い不可で、ICカードのみ。予想外に先進的なシステムで焦りますが、ドライバーに聞いてもやはり現金はダメだとのことで乗れず。

f:id:Pablo21:20180610153347j:plain

15分ほど待ってSunbeam社の急行バスがやってきました。全員が我先に乗ろうとしてカオスな状態ですが、負けずに押し込んで何とか乗車。朝のバスと違い満席で乗れない人も出るほどでした。

f:id:Pablo21:20180610153400j:plain

8日目:スバ散策 (2) ゾロ・イ・スバ森林公園、フィジー博物館

スバ市街からゾロ・イ・スバ国立公園まではバスで行けるとのガイドブックの情報を頼りに、まずはバスターミナルへ。

f:id:Pablo21:20180609230353j:plain

バスターミナルの注意書きも、他と同じく3ヶ国語表記。南太平洋の島でヒンディー語を見るのは、慣れるまでは違和感を感じてしまいます。

f:id:Pablo21:20180609230448j:plain

ガイドブック曰く、Sawani行きのバスが公園方面へ向かうとのこと。バスターミナルは結構広いのですが、乗り場毎に行き先が掲示されているため旅行者でもわかりやすいです。Sawani行きのターミナル3のベイ32。

f:id:Pablo21:20180609230410j:plain

ところが、待てど暮らせどバスは来ず。正確にはバスは何台かやって来たのですが、乗客を全て降ろすとそのまま折り返し便の客を乗せずにどこかへ行ってしまうのです。他にもSawani行きを待っている地元客もいるのですが、彼らに聞いても待っていればバスは来ると言うだけ。

f:id:Pablo21:20180609230433j:plain

2時間近く待ってもバスは来ず。それだけ待たされても平気な顔の地元の人たちには恐れ入りますが、1日しかないスバ滞在を無駄に過ごすわけにはいかない私は、結局タクシー利用に方針変更。

15分ほどであっという間に到着し、メーター利用で12フィジードル(=約600円)でした。

f:id:Pablo21:20180609230501j:plain

入り口からはとりあえず真っ直ぐ続く砂利道に沿って歩いて行きます。

f:id:Pablo21:20180609230544j:plain

20分ほどのウォーキングで駐車場に到着。もしかしたらここまではタクシーで来られたのかもしれません。

f:id:Pablo21:20180609230558j:plain

この駐車場で公園レンジャーに入場料の5フィジードルを支払い。レンジャーから地図に基づいてトレッキングコースの説明を受けます。説明を受けた後できちんと理解しているか口頭で確認されるため、適当に聞き流していると怒られるので要注意。

f:id:Pablo21:20180609230629j:plain

地図が見にくいので、わかりやすく色をつけて見ました。青色がここまで歩いてきた砂利道。黄色が現在地から目的地である自然のプールまでのルート。赤色がタクシーを拾える大通りまで戻れる別ルート。

レンジャーからは赤ルートは距離が長くて大変だぞと軽く脅かされますが、青ルートを下り坂だったとはいえ20分で歩いたことを思えば大したことは無さそうです。よって黄色ルート⇒赤ルートのコースに決定。

f:id:Pablo21:20180610015235j:plain

早速歩き始め。黄色ルートは歩きやすいように整備されており、トレッキングというよりは散歩気分。

f:id:Pablo21:20180609230641j:plain

レンジャーから、最初の看板を見つけたら左に曲がると良いとのアドバイスがありました。それがここですが、言われなければ確実に真っ直ぐ行ってしまいそうな雰囲気。

f:id:Pablo21:20180609230711j:plain

なぜ左に曲がったかというと、一つ目のプールがあるからです。

f:id:Pablo21:20180609230741j:plain

崖の上と下のそれぞれにプールが形成されており、もちろん遊泳可能。

f:id:Pablo21:20180609230758j:plain

上下のプールは滝で繋がっています。それでも、この先にある目的地のプールに比べると小さいせいか、ここで泳いでいる人は誰もいませんでした。

f:id:Pablo21:20180609230919j:plain

そのまま先へ。基本的にはプールまでの道のりはずっと下り坂です。

f:id:Pablo21:20180609230937j:plain

途中で小川を渡る箇所もありますが、柵もしっかり設置されており、落ちたり濡れたりする心配は不要。

f:id:Pablo21:20180609230950j:plain

ピクニックが出来るようなベンチも何カ所か用意されていました。

f:id:Pablo21:20180609231002j:plain

駐車場から25分で目的地のプールに到着。ここも複数のプールが連なっています。

f:id:Pablo21:20180609231015j:plain

その中でも一番奥のプールはかなり大きめ。上部の木の枝からロープが吊るされており、それを使って地元の若者がプールへ飛び込んで遊んでいました。

f:id:Pablo21:20180609231035j:plain

飛び込みはかなり人気のようで、順番待ちが絶えず出来ています。

f:id:Pablo21:20180609231102j:plain

彼らは難易度の高い飛び込みを競い合っているようで、宙返りのような技もどんどん飛び出します。あまりにも飛び込みの間隔が短いので、先に飛び込んだ人とぶつかるのではないかとこちらが心配になるほど。

f:id:Pablo21:20180609231114j:plain

飛び込みのスタート台からの目線はこんな感じ。ここに立つと結構高め。これも学生の頃だったら迷わず挑戦していた気がしますが、今ではそんな意気込みもなく、ただ見ているだけ。

f:id:Pablo21:20180609231127j:plain

それでも、水辺であることと密林のおかげで日差しが遮られていることで、屋外にしてはかなり過ごしやすいコンディション。30分ほど飛び込みを眺めながら休憩しました。

f:id:Pablo21:20180609231144j:plain

帰りは赤ルート。黄色ルートに比べると歩く人も少ないせいか明らかに整備状況は劣りますが、道がわからないレベルではないので問題無し。

f:id:Pablo21:20180609231157j:plain

小川も柵はありませんが、石伝いにいけば濡れずに渡れます。

f:id:Pablo21:20180609231210j:plain

岩で登りにくくなっているところは、岩自体が削られて階段になっていたり。

f:id:Pablo21:20180609231221j:plain

ラストはひたすら登る階段筋トレ。

f:id:Pablo21:20180609231235j:plain

40分で赤ルート出口に到達。公園の合計滞在時間は2時間弱と、スバから気軽に来るにはちょうど良いコースでした。基本的にずっとジャングルの中を歩くので眺望は望めませんが、森のマイナスイオンでリフレッシュするには良い場所です。

f:id:Pablo21:20180609231247j:plain

大通り沿いでタクシー待ち。市街地では無いので空車のタクシーが通るのかどうか若干不安でしたが、10分も待たずに無事拾えました。

f:id:Pablo21:20180609231341j:plain

このタクシーも日本製。カーナビの画面は日本語のまま表示されており、急に自動音声で日本語を話し出すので最初は驚きましたが、運転手はもう慣れっこのよう。

f:id:Pablo21:20180609231405j:plain

タクシーでスバ市街に戻り、やって来たのはフィジー博物館。その名の通り、フィジーの歴史や文化が展示されています。

f:id:Pablo21:20180609231618j:plain

とはいえ、欧米や日本の大国の歴史博物館と比べると当然ながら展示は簡素。こじんまりとしているので、1時間程度あれば全ての展示を見て回ることができる程度の規模です。

f:id:Pablo21:20180609231514j:plain

一番の見所はこのボートでしょう。2つのカヌーのようなものを繋げて作られており、1900年代までは漁などで使われていたようです。

f:id:Pablo21:20180609231450j:plain

ヨーロッパ人が到来する前の時代に関する展示も豊富で、当時の服飾や工芸品、土着宗教については詳しく述べられています。

f:id:Pablo21:20180610130009j:plain

もちろん、インド系に関する展示も。一時はマレーシアのように先住民であるフィジー系を優遇する政策のせいで、インド系の間で緊張感が高まった時期もあったようですが、現在は人種間の平等な政策な下で平和に共存できています。多民族共存の成功例といえるのかもしれません。

f:id:Pablo21:20180610130021j:plain

ちょうど学校が休みの時期だったらしく、博物館では小学生くらいの子供たちを対象に課外授業が開かれている最中でした。フィジーの子供たちの賑やかなこと!

f:id:Pablo21:20180609231552j:plain

博物館は、サーストン・ガーデンという庭園に隣接しています。庭園のシンボルは時計台。

f:id:Pablo21:20180609231643j:plain

きちんと整備された緑豊かな庭園なので、庭園内はあたかも英国のような雰囲気。喧騒とは無縁でゆっくり読書をするのに向いていそうな空間です。

f:id:Pablo21:20180609231710j:plain

庭園内では、ドレスアップした地元の人がカメラマンを連れて本格的な写真を撮影しているところを何組か目にしました。緑が映える景色なので、定番の記念写真撮影スポットなのかもしれません。

f:id:Pablo21:20180609231655j:plain

サーストン・ガーデンの隣りはアルバート・パーク。公園というよりはスポーツ施設と言ったほうがいいような、大きなグラウンドです。

f:id:Pablo21:20180610144553j:plain

観客席にはSUVAの文字。

f:id:Pablo21:20180609231912j:plain

フィジーといえばやはりラグビー。当然ここのグラウンドでもこの前のオリンピックでフィジー史上初めてのメダル(しかも金メダル)の獲得で話題にもなりました。

f:id:Pablo21:20180609231925j:plain

これでスバの観光も終わり。正直、夜の治安が良くないこともあり、1日滞在して大体の見所を周るくらいでちょうどいいかなという規模の町でした。