シンガトカからのバスはナンディ市内のバスターミナルを経由した後、ナンディ空港に到着。空港の国際線出発フロア前まで乗り付けられるので便利です。
空港に到着したのは14:30過ぎ。モニターを見ると、搭乗予定のフィジーエアウェイズのシドニー行きの出発は18:30のはずですが、19:00と表示されていました。30分の遅延のはずですが、この程度はこの国では"On Time"の範疇なのでしょう。
どちらにしろ、まだフライトまで4時間以上あるので、ナンディの市街地に出てみることにします。チェックインしてバックパックを預けてしまおうと企んでいたのですが、チェックインは各フライトの出発3時間前からとのことで出来ず。ただ、到着ロビーに荷物一時預かりサービスがあったので、そこに預けてから出発です。
空港ターミナルから数百メートル歩いて幹線道路に出たところにバス停があり、ここからナンディ市内への移動が可能。
前回の記事で述べたようにローカルバスはICカードが無いと乗れません。ただし、ナンディ近辺などの都市圏内であれば乗り合いバンも頻繁に走っており、こちらは現金での支払いが可能。空港前は単なる通過点なので満席の場合も多いのですが、幸い1席だけ空席があり乗り込むことができました。運賃はバスと同じ1フィジードル(=約50円)。
車窓から見えたのはここでもMaxValu。スバやシンガトカの店舗に比べると一回り大きい規模です。
スバで一度夕食で訪れたDaikokuも、ナンディにも店舗を構えていました。調べてみたところニュージーランドやパプアニューギニアにも出店しており、オセアニアでは有名なチェーン店のよう。
空港前から15分でナンディ市街に到着。このメインストリート1本の約1km弱に観光客向けの商店や食堂などはほぼ全て集中しています。
スバでも見かけたTappooはここにもありましたが、かなりこじんまりとした規模。それでも土産物コーナーはスバと同じくらい充実しています。
ちょうどメインストリートの中間あたりにはハンディクラフトマーケットも。ナンディはスバやシンガトカに比べると一気に観光客の数も増え、それに伴って日本語で話しかけられる回数もかなり増えます。
メインストリートの端にあるのがヒンドゥー教寺院のスリ・シバ・スブラマニヤ寺院。ヒンドゥー教らしい派手派手しい外見の寺院で、正直これを一番の目当てに来たのですが、なんと残念なことに改装工事中。
寺院が見られなかったことに気落ちしつつ、まだ少し時間が余っているのでローカルマーケットへ。こちらは観光客で溢れるメインストリートとは違い地元の人たちばかりで、夕方にも関わらずかなりの賑わい。
魚介類もダンボールを敷いて地べたに陳列。いかにも熱帯といった風貌の魚たちと一緒に並べられているのはもしかしてロブスターでしょうか。
ナンディの街は正直言って寺院以外はあまり見所なし。土産物のショッピングには向いているかもしれませんが、空港で数時間の空き時間があるからといってわざわざ訪れる価値があるかは微妙なところでした。