Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2019年フライトまとめ

旅行まとめに続いて、2019年のフライトまとめです。

 

フライト数:67本

2018年の65本とほぼ同等のレベル。エアライン別では、JALが10本と2018年に引き続き最多で、アメリカン航空とブリティッシュエアウェイズが8本で続きます。やはり2019年もワンワールド中心に搭乗した年でした。

クラス別ではファースト11本、ビジネス40本、プレミアムエコノミー1本、エコノミー15本。シンガポール航空のファースト(スイート)に初めて乗ってNZまで行ったのが今年のハイライトでしょう。

 

フライト距離:162,877マイル

2018年の125,340マイルに比べると約30%増。エアライン別では、JALが40,811マイル、BAが38,856マイル、アシアナ航空が14,488マイルでトップ3。BAは東京〜ロンドン間をF,C,Yで計3往復したにも関わらず、JALには届きませんでした。アシアナはソウル〜NYという長距離線を往復で乗ったことが効いたようです。

 

2019年のフライトマップ。今年は六大州(北中米、南米、アジア、オセアニア、欧州、アフリカ)を1年で全て制覇した珍しい年でした。

 

マイル残高 ※カッコ内は2018年末の残高

JAL:85,088マイル(←29,607マイル)

今年もメイン口座はJALです。23.5万マイル加算、18万マイル利用で残高としては5.5万マイルほど増えました。2019年に利用した18万マイルは全て来年に向けた特典航空券用ですが、2020年も1本くらいはマイルを使ってファーストへアップグレードしたいところです。

 

ANA:47,638マイル(←84,529マイル)

アシアナ航空などスターアライアンス系のキャリアはここで加算。2020年に向けて特典航空券も1つ発券し、残高としては減りました。

 

アラスカ航空:30,497マイル(←67,266マイル)

JALのアジア内ルートが改悪される前に発券を2本済ませ、更にカンタス航空等をここに加算。改悪されたとは言えアジア片道25,000マイルはまだ割安ですし、ビジネスクラス搭乗時のボーナスマイルもかなり大きいので、ここは今後も使い続けるつもりです。

 

ユナイテッド航空:12,811マイル(←68,840マイル)

イマイルを加えた上で年末年始に搭乗するエチオピア航空特典を発券し、残高としてはゼロに近い状態に。スターアライアンスは特典航空券の必要マイル数が少ないANAをメインに移行しようかと思っているので、2020年も活用の予定はありません。

 

デルタ航空:5,336マイル(←1,590マイル)

スカイチームのキャリアや、提携先のヴァージンオーストラリア航空はここで加算。あまり増えませんでしたが、期限も無いので地道に貯め続けてまた日韓線あたりで使えればと思っています。

 

エティハド航空:643マイル(←13,443マイル)

2年前のエティハド搭乗で貯めたマイルも、今年ヴァージンオーストラリア航空の特典航空券で無事に消化。今後はこのまま休眠口座になりそうです。

2019年旅行まとめ

2019年の旅行まとめ。海外渡航の回数は合計12回(プライベート10回+出張2回)でした。

 

1月:コスタリカ (2回目)

世界でも屈指の生物多様性を誇り、世界全体の生物種のうち約5%が生息していると言われるコスタリカ。そういう背景もあり、コスタリカではエコツーリズムが盛んです。今回の旅行も、コルコバード国立公園で3日間のジャングルトレック、チリポ山で2日間の登山と、まさに自然の中で過ごした年末年始休暇でした。

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1月:香港 (3回目)

私にしては珍しい、友人グループ旅行で香港へ。LCCで飛び、昼は飲茶に行き、午後には中国占いを試し、夜はビクトリーピークで夜景を楽しむ。そういった普通の旅行もたまにはアリでした。

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2月:アメリカ (4回目)

9年ぶりにやってきたニューヨーク。今回はニューヨーク各地に散らばるエスニックタウン巡りを目的とした旅行です。隣り合う地区でも大通りを1つ跨ぐだけで看板の言語が異なっていたりと、中高社会科の授業で習った"人種のサラダボウル"をこの目で確認できました。

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3月:ニュージーランド (2回目)

シンガポール航空のスイート特典航空券が入手出来たので訪れることにしたNZ。海外トレッキングの中では最も有名な部類に入るトンガリロ・アルパインクロッシングに挑戦してきました。トンガリロ自体は景色は素晴らしい一方、日帰りコースということもあって観光客が多過ぎた印象ですが、次回は南島の長距離トレッキングにも挑戦したいところです。

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5月:西サハラ (131カ国目)、モーリタニア (132カ国目)、スペイン (6回目)

天皇即位の祝日のおかげで例年より長くなったGWは西アフリカへ。日本はおろか、欧州からの直行便もほぼ皆無なため、行きも帰りもスペインのカナリア諸島で1泊が必要になるほどの地域です。

それでも一度現地に着いた後は、西サハラでは無政府地帯の国境を越え、モーリタニアではサハラ砂漠を走る貨物列車の荷台で一晩を過ごすなど、なかなかユニークな旅になりました。

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6月:韓国 (3回目)

今までに中国やカザフスタンへ行く途中に乗り継ぎで1泊することはあったものの、韓国を最終目的地とする旅行は今回が初めて。ソウルや釜山では無く済州島に向かい、韓国最高峰であるハルラ山(漢拏山)に登ってきました。登山はコースも整備されており難しくはありませんでしたが、曇天だったのが残念。

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7月:ベトナム (2回目)

2017年以来2度目のベトナム。前回のサパに続き、今回も大都市やリゾートでは無く自然系の見所を攻めることにして、フォンニャ=ケバン国立公園を行き先とすることに。ここの洞窟探検ツアーは普通のトレッキングと違い、ロープを使った崖伝いの移動やら真っ暗闇でヘッドライトを頼りにした水泳コースやら、アスレチック要素の強いツアーでかなり楽しめました。

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7月:イギリス (3回目/出張)

久しぶりの業務出張先はロンドン。出張だったのでほとんど外に出る機会は無かったのですが、空き時間にロンドン橋まで散歩したり、業務後はパブの屋外席で一杯など、夏のロンドンを満喫しました。東京勤務よりもロンドン勤務の方が楽しそう、と思うのは、隣の芝生が青く見えるだけでしょうか。

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8月:スペイン (7回目)

今回訪れたのはスペイン本土から飛行機で2時間以上離れた大西洋上にあるカナリア諸島。その中で目指したのは、スペイン最高峰のテイデ山を擁する火山島であるテネリフェ島です。目的はもちろんテイデ山の登山。

前日深夜にテネリフェ島に到着して翌日朝から登山開始、その次の日の午後に下山した後はそのまま空港に直行して帰国、という弾丸スケジュールでしたが、無事登頂することが出来ました。

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9月:ペルー (5回目)、コロンビア (4回目)

今年の夏休みの旅先は、南米・アマゾン地域へ。ペルーのイキトスから入り、貨客フェリーでアマゾン川を下ってコロンビアのレティシアまで抜け、そこからは先住民のティクナ族が暮らす村に移動して数泊滞在するという流れです。

大抵のアマゾンへの旅行客は、観光地化された村を訪れ、先住民の踊りを見た後でお土産を売りつけられるようなツアーで済ませてしまうところですが、事前リサーチのおかげでより先住民の日常生活を垣間見られる旅行が出来ました。

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10月:クック諸島 (133カ国目)

南太平洋に浮かぶ小島であるクック諸島のラロトンガ島。南太平洋の島の大半はサンゴ礁がベースになっている平坦な地形ですが、この島は火山島なので内陸部は山がちな地形になっています。その島に2日間滞在し、日帰りトレッキングを2本楽しんできました。

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11月:イラン (2回目)

バックパッカーとして初めて旅行した先であるイランに11年ぶりに戻ることに。テヘランでは当時泊まった宿を再び見に行ったり、マシュハドでは前回の旅行で最も印象に残ったイマームホメイニ廟を訪れたりして、当時の気分に浸る旅になりました。また、イラン人のホスピタリティが変わっていなかったことも嬉しいポイントです。

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12月:シンガポール (6回目/出張)

イギリスに続き今年2度目の出張先はシンガポール。短期間の忙しい日程で、シンガポールにいることを感じられたのはホーカーズで夕飯を食べる時くらい。シンガポールに来ると、安くて美味い食事にだけは困りません。

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2019年はリピートで訪れた国が多く、新規でカウント出来たのは3カ国・地域(西サハラモーリタニアクック諸島)のみ。 これで累計の訪問国は133カ国・地域になりました。来年はもう少しペースを上げて新規国も開拓していくつもりです。

 

復路:JAL JL712 シンガポール〜成田 ビジネス

シンガポールでの用務を終え、帰国便は午前発の成田行き。往復共に夜行便では体が辛いので、復路は成田着にはなりますが昼間の便を選びました。

ホテルを6:30過ぎにチェックアウトし、Grabを捕まえてチャンギ空港のターミナル1に着いたのは7:00頃。JALのカウンターは1番入り口が最寄りでした。

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8:20発のフライトのため、チェックインカウンターに着いたタイミングでは既に人も少ない状況でした。預け荷物の受け入れ機が随分と最新のものに入れ替わっています。

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チェックイン後に出国審査へ向かう途中、このような設備に気づきました。受付のスタッフに尋ねたところJALも対象のよう。JALカウンターの優先レーンとどのように使い分けているのかは謎です。

チェックインは済ませていましたが、一般の出国審査の方に行列が出来ているのが見えたので、こちらからサクッと出国審査だけ済まさせてもらいました。

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JALの指定ラウンジはdnataラウンジ。dnataらしい、あまり特徴の無いラウンジでした。ワンワールドではBAやカンタスがターミナル1でラウンジを運営していますが、どちらも朝の時間帯はオープンしていません。

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朝食時間帯の前にホテルをチェックアウトしてしまったので、ここで朝飯。食事は日本仕様のカレーライスもあり、日本人向けという意識が感じられるラインナップでした。

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ちなみに、dnataラウンジの近くにはカンタスのファーストクラスラウンジも。以前はビジネスラウンジだけでしたが、いつの間にかファースト用を増設したようです。次回はぜひ入室してみたいところ。

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この日のゲートはD41。チャンギ名物のゲート前での保安検査ですが、JALはしっかりここでも優先レーンを用意していました。さすが。

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この日の機材は往路と同じB777-200。羽田からの深夜便の折り返し機材です。

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ということで、シートも同じスカイスイートIII。スリッパ、毛布、ヘッドフォン、アメニティポーチ等は全て座席の上にプリセットされていました。

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座席からの視界はこんな感じ。体を乗り出さない限り他の乗客は目に入らず、プライベート性は確保されています。

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離陸前におしぼりのサービス。今回は日本入国時の税関書類もこのタイミングで配られました。

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定刻でゲート発。ジェットスターの奥に駐機していたのは、なかなかお目にかかれないモーリシャス航空でした。モーリシャスからシンガポール経由でクアラルンプールへと向かうルートで飛んでいます。

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小さくて見えにくいですが、地上では整備スタッフが"ご搭乗ありがとうございます see you again"という横断幕で見送ってくれました。こんなことをするのは日系航空会社くらいでしょう。

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チャンギの拡張工事を横目に離陸。

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機内食メニュー。朝8時台の出発ですが、朝食仕様ではなくしっかりとした食事が提供されるようです。

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ただ、搭乗前にラウンジで朝食を摂ったばかりなので、まずはチーズだけ。

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その後はひたすら昼寝。朝が早かったのでよく眠れました。目が覚めると既に沖縄まで到達していたので、そろそろ食事をもらうことにします。

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食事を準備している間、まずはあられミックスが配られました。

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10分ほど待った後で前菜の登場。今回は洋食を選びました。

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更に15分経ってメインがサーブされます。肉は少し硬めだったので、やはりビーフは日本発の方が良いようです。

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デザートのチョコレートケーキはびっくりする甘さ。

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更に最後にアイスクリームのサービスも。ハーゲンダッツではなくSATSのプライベートブランドだったのですが、これも同じく激甘でした。

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成田到着前、いつもは九十九里浜が見えることが多いのですが、この日は鹿嶋の工業地帯が見えました。

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利根川を越えて、成田に到着。往路の深夜便と比べると、やはり昼便は体への負担がかなり楽だということを実感しました。

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往路:JAL JL35 羽田〜シンガポール ビジネス

年末に降って湧いた海外出張。今回はJALビジネスクラスで行くことが出来たので、いつも通りここのカウンターからスタートです。

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いつも通りでなかったのは、JALのファーストクラスラウンジが改装工事で閉鎖中ということ。チェックイン時にこの案内紙を渡されました。

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ということで、代替ラウンジであるサクララウンジスカイビューへ。ラウンジ入り口前にも、閉鎖中の取り扱いについて丁寧過ぎるほどに案内されていました。

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初めて入室するサクララウンジスカイビューですが、予想を超える広さでした。サクララウンジでありつつも、Fラウンジの閉鎖中はJGC等の上級会員は排除されているので、混雑もあまりありません。

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食事コーナーはこんなもの。Fラウンジの鉄板焼き等はありませんが、それは改装後のFラウンジに期待しましょう。

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唯一面倒だったのはシャワーの利用。サクララウンジスカイビューにはシャワールームが無いため、下の階にあるSKY LOUNGE ANNEXのシャワールームを間借りする形になります。予約はサクララウンジスカイビューの受付で行い、時間になったら下の階に向かうという方式でした。今回20時半頃に予約をすると、最短で確保出来たのは21:30からのロット。

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時間になりSKY LOUNGE ANNEXのシャワールームへ。全部で4室ありましたが、そのうち2室がサクララウンジスカイビューの利用客向けに押さえられているようでした。21時半の時点では次の空きスロットが24時となっていたので、改装工事中はかなり早い時間に空港に来ないと、シャワーを浴びることは期待できなさそうです。

シャワールームに入ると、なんとなく自宅アパートの浴室を思い出させるような造りで安っぽい感は否めませんが、まあ機能的には問題なし。

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その後はラウンジでゆっくり。JL35便の搭乗は予定時刻より15分ほど遅れて始まりました。

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搭乗。機材はB777-200で、スカイスイートIIIを搭載している機材です。ホーチミン線などに投入されているシェルフラットネオに比べると、やはりこちらのシートの方が随分楽。特に夜行便では助かります。

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正面はパーソナルモニター。その脇にある大きな壁は食事用のテーブルになります。フルラットにしてはかなり詰め込んでいるレイアウトのため、収納スペースはあまりありません。

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搭乗開始時刻の遅れを引きずり、少し定刻より遅れて出発。この時期の外はかなり冷えますが、それでも地上では整備スタッフが手を振って見送ってくれています。

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シンガポールまでの飛行時間は7時間弱。離陸後はアミューズのサービスがありますが、それはパスしてすぐに眠りにつきました。

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眠る前に朝食で起こすかどうかクルーに訊かれたので、ギリギリのタイミングで起こしてくれるように伝えておいたところ、実際に起こされたのはこのあたり。到着まで1時間20分ほどあります。

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起きると早速朝食のスタート。まずは目覚めのオレンジジュースから。

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この日の機内食メニュー。和朝食か洋朝食から選ぶことになります。

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今回は洋食をチョイス。やっぱり和食よりは手の込み具合が一段下がるでしょうか。メインについてはアルミ容器に入っていればエコノミー用と勘違いしてもおかしくないレベル。

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朝のチャンギに到着。

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ちなみに、今回はインターコンチネンタル・ロバートソンキーに泊まりました。チャンギからGrabで直行したのですが、朝の時間帯にも関わらずチェックイン可能だったのはラッキー。

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部屋はブギスのインターコンチネンタルと比べても狭めで、バスタブもありません。ただし、アンバサダー特典+アップグレードで、1泊あたり50SGD(=約4,000円)ほどの食事用クーポンが付与されたのは良かったです。

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2019年11月 イラン旅行 まとめ

2008年以来のイランへの旅行。当時はまだ学生で、バックパッカーデビューとなった思い出の国に11年ぶりに戻ってきました。

前回の旅行で1ヶ月かけてテヘラン→マシュハド→シーラーズ→イスファハーン→ヤズド→ラシュト→タブリーズとイランのほぼ全土を周ったので、今回はその中でも特に印象が深かったマシュハドを再訪することに。マシュハドの見所であるイマームレザー廟は相変わらずの壮麗さを誇っており、イスラム教徒で無くとも思わず姿勢を正さずにはいられないような気にさせられる場所でした。

イランはアメリカによる経済制裁を受けている真っ只中ですが、地域大国としての底力というべきか、傍目にはイラン国内での物資不足は感じられません。

直近ではまたきな臭い雰囲気もありますが、見所も多く、人も優しいですし、情勢が安定したらぜひ多くの人に訪れてほしい国の1つです。

 

【フライト】

今回は往路でエミレーツのファーストクラスを利用。もちろんJALマイルを利用した特典航空券です。羽田発の新型ファーストはほとんど特典枠の空席を見かけませんが、成田発のA380ファーストであれば意外と結構空きが出ている印象があるので、今回利用してみました。

その他、現地での国内線はイラン航空、復路のテヘラン〜上海間はマーハーン航空と、イランの航空会社にも乗ってみました。特にマーハーン航空は米国制裁の対象となっている企業でもあるのですが、実際に搭乗してみるとシートもフルフラットになりますし、クルーのサービスも世界基準でした。

 

旅行記

1日目:エミレーツ航空 EK319 成田〜ドバイ(DXB) ファースト

2日目:エミレーツ航空 EK971 ドバイ(DXB)〜テヘラン(IKA) ファースト

2日目:テヘラン散策 (1) ホテル、国内線航空券購入、電器街

3日目:イラン航空 IR268 テヘラン(THR)〜マシュハド ビジネス

3日目:マシュハド散策 (1) 地下鉄、昼のイマームレザー廟

3日目:イラン航空 IR269 マシュハド〜テヘラン(THR) ビジネス

4日目:テヘラン散策 (2) グランドバザール、イラン伝統料理ディジ

4日目:テヘラン散策 (3) 旧アメリカ大使館

4日目:マーハーン航空 W577 テヘラン(IKA)〜上海(PVG) ビジネス

5日目:乗り継ぎで上海散策

5日目:JAL JL86 上海(PVG)〜羽田 ビジネス

 

5日目:JAL JL86 上海(PVG)〜羽田 ビジネス

浦東空港JALが発着するのはターミナル1。地下鉄やリニアの駅はターミナル1とターミナル2の中間に位置しており、駅から左右に分かれる通路でそれぞれのターミナルへとアクセスします。

ターミナル1を利用すつ航空会社は以下の通り。あまりアライアンスを考慮したターミナル分けにはなっていないようです。

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JALの浦東線は1日7便(羽田1便、成田3便、関空2便、中部1便)も就航しており、外航としてはかなり存在感のあるキャリア。チェックインカウンターも普段はFの島を丸々1つ使わせてもらえています。

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ただし、この日はFカウンターが故障で使用不可とのこと。中国の玄関口の国際空港としては少しお粗末な設備です。

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ということで、この日はLカウンターでのチェックインでした。出発の2時間前に到着しましたが、エコノミーもビジネスもカウンターは混雑無くスムーズ。

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この日はビジネスクラスの埋まり具合が芳しくなかったのか、空港当日アップグレードの案内がカウンターにも大きく置かれていました。

そもそもビジネスクラス用のカウンターにも関わらずこうした案内がなされること自体がおかしいのですが、それだけエコノミー搭乗の上級会員が多い路線ということでしょう。

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チェックイン後は制限エリアへと進み、そのままラウンジへ。出国審査はそれなりの行列がありましたが、保安検査はビジネスクラス乗客用の優先レーンがあったので、スムーズに通過することが出来ました。

仕組みはよくわかりませんが、浦東空港のラウンジは番号制。36番ラウンジは中国東方航空が運営している一方、もう1つの39番ラウンジはJALエールフランスのみがアサインされています。JALもAFも中国東方航空とはコードシェアを行なっており、MUとの関係は良いはずなのですが。

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39番ラウンジへ向かうと、錦織選手のパネルがお出迎え。AF便は1日1~2便しかありませんので、実質的にはJALラウンジのようになっているようです。

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英語が苦手な日本人のために、日本語での案内もしっかり用意されています。

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案内のあった麺・点心コーナーでもらってきたのがこちら。中国語訛りの拙い英語で話す中国人スタッフのおばちゃんと、それを意に介さず日本語で注文を返す日本人おじちゃんのおかげで、なかなかキッチン周りはカオスな状態でした。

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ラウンジ自体は窓が無いせいか少し閉鎖的な雰囲気。椅子が並んでいるだけで、何か特別なサービスがあるわけではありません。

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ゲートへ。ついにJALでもグループ別の搭乗が始まりました。

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機材はB787-8。シートはスカイスイートでは無くシェルフラットネオが搭載されている、古いタイプの機材です。

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上海の2空港(虹橋、浦東)はどちらも空港混雑による出発遅延が多いというイメージだったのですが、今回の便は定刻通りにゲートを離れ、そのまま待たされずに離陸。

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JALの中国線の機内食は短距離仕様。和食と洋食がそれぞれ1種類ずつあり、メインのみが月ごとに入れ替わるようになっています。

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今回は洋食を選びました。ワンプレートです。

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メニューにあったデザートは、ハーゲンダッツのアイスクリームのことでした。それなら最初からアイスクリームと書いておけば良い気もしますが。

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食事が終わるともう九州上空。

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食事の後は、前夜が深夜フライトだったこともあって、知らずのうちに眠りに落ちてしまいました。座席を戻すようにクルーに言われ目を覚ますともう羽田のすぐ手前。

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羽田に到着すると、驚いたことに沖止めでした。現在で既にこのような状況では、来年4月以降の羽田発着便の増便後が思いやられます。

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5日目:乗り継ぎで上海散策

まずは浦東空港から市内へ。地下鉄で行こうかリニアモーターカーで行こうか決めかねていたのですが、地下鉄駅へ入場するためのこの行列を見て、リニアモーターカーに即決しました。

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運賃は往復で80元ですが、往復+地下鉄24時間乗り放題というチケットが85元で売り出されていたので、それを購入することに。

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リニアモーターカー。傍目にはこれが浮いているようには見えません。

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座席は3-3の配置で安っぽい布カバーが付いています。オフピークの時間帯だったのか、1両に数名程度の乗客だけで出発しました。

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あっという間に市街地に付き、地下鉄に乗り換えて人民公園駅へ。駅ではこんな広告を見つけましたが、この人は中国でも有名だったのでしょうか。

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お目当ては本場の小籠包。ざっと調べたところ、有名店としてこの"佳家湯包"がヒットしたのでとりあえず訪れてみました。外まで行列が続いており、外国人観光客も多く、知名度の高さを伺わせます。

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そんな外国人がたくさん訪れる店にも関わらず、表記は中国語のみなのが中国流。こういう時に漢字のわかる日本人で良かったと思います。

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注文1品目は"紫菜蛋皮汤"。"蛋"という字が卵を意味することがわかる程度には中国を旅行しています。想定通りのものが出てきて一安心。

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そしてメインは"蟹粉鮮肉小笼"。1人で食べる昼食としてはちょうど良い量でした。スープと合わせて46元(=約700円)と、発展した上海とはいえ食費はまだまだ安価です。

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食後は南京東路を歩いて外灘方面へ。

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南京東路と言えば歩行者天国で渋谷のような雰囲気ですが、そういうところにもこうした軍民団結を謳う看板が立っているのが中国らしいところ。日本や西側諸国では考えられません。

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街中ではこうした軍人の行進に遭遇する場面も。何か特別なイベントがあるのかと思いましたが、日本に帰った後で、この日に香港の林鄭長官が上海で習近平と階段していたことを知りました。間違いなくそのせいでしょう。

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外灘に到着。

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これぞ、まさに上海。今日は晴れ間が見える程度に空気も澄んでいます。

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外灘で時間を潰したら、再び地下鉄とリニアモーターカーの乗り継ぎで浦東空港へ戻ります。