シドニーに比べると随分こじんまりとした造りのオークランド空港。それでもこれから行く島嶼国の空港とは比べものにならないほどの規模です。
ラウンジはニュージーランド航空のほか、エミレーツとカンタスが自社で設置。それ以外のエアラインは共用ラウンジであるStrata Loungeが案内されるようです。
Strata Loungeはプライオリティパスで利用可能だったので、少し中に入ってみることに。受付のインド系の男性が随分おしゃべりで、どこに飛ぶのかと訊かれてトンガに行くと答えたら、航空券にいくら払ったのかとか、自分も前にトンガ人と付き合っていてトンガの女性は素晴らしいだとか、訊いてもいないことをペラペラと話し続ける人でした。ムスッとしたスタッフよりはまだ良いですが。
16時前後は出発便も少なく、ラウンジ内は閑散としています。
食事はホットミール数種類を始めとしてそれなりに充実していました。寿司も置いてありましたが、これは残念ながら予想通りのクオリティ。
モニターで出発便の状況をチェック。ここのモニターも英語と目的地の言語が交互に表示される仕組みで、トンガ行きは'Alu ki he hū'angaの表示。これでGo to gateです。
ゲートは一番端の10番でした。搭乗は程なくして始まったのですが、驚きだったのが優先搭乗のタイミングで搭乗する人がWorks Deluxe利用者以外にいなかったこと。スターアライアンスといえば大量のゴールド会員による優先搭乗の長蛇の列が風物詩のはずですが、南半球ではそうでもないようです。
今回もWorks Deluxeなので真ん中のシートは空席。そこには予め水のボトル、ヘッドフォンと新聞が用意されていました。
隣に駐機しているのはカンタス航空。昨年にエミレーツがオーストラリア~ニュージーランド間のフライトを減便させたため、パートナーのカンタスのこのルートの機材を大型化して対応しています。フルフラットのビジネスシートを搭載しているため、この区間だけ乗るのであれば断然あちらの方がいいでしょう。
夕刻のオークランドを離陸。
上空に出ると、まだ日の入り前でしたが既に月が姿を見せていました。
機内食は口頭で選択肢が伝えられ、チキンカレーかビーフとクスクスの2種類。後者にしたところ、残念ながら前のフライトとほぼ同じ内容でした。KAPITIのアイスクリームが付いているのはさすがニュージーランド航空。
飛行時間にして3時間半でトンガに到着。空港はかなり小さな建物ですが、2階部分は展望デッキになっており、大量の人の影がこちらを見ているのがわかります。
到着ロビーには、楽器を手に歌で歓迎してくれる男性3人組。南国らしい出迎えです。
宿泊するホテルに送迎を頼んでおいたのですが、同乗することになるもう1人の乗客が出てくるまで時間がかかりそうだったので、展望デッキに行ってみることに。既に待ち人の大群は到着ロビー前に移動しており、先程に比べて人は少なくなっていました。
駐機場にポツンと一機だけ停まっているニュージーランド航空の機体。その背後は完全に漆黒の闇に覆われており、後ろにあるのが山なのか海なのか全くわかりません。
空港から首都のヌクアロファまでは車で30分。Simon's Placeというアメリカのモーテル風の宿をベースにし、翌日から町歩きを開始です。