シンガポール航空で到着したのは国際線ターミナル。乗り継ぎ便は国内線ターミナルからの出発なのですが、スタッフに確認したところ、どうやらチェックインは国際線ターミナルのニュージーランド航空カウンターで出来るよう。
この自動チェックイン機を操作すると、確かにボーディングパスを発行することが出来ました。
預け荷物のチェックインも専用機械で。この機械にボーディングパスを読み込ませて、預け荷物をベルトコンベアの上に載せるだけでチェックインは完了。ベルトコンベアが動いて荷物は流れていきました。ここまで自動化されているとは、なかなか最先端のシステムです。
チェックインを完了させたら国内線ターミナルへ移動。無料の連絡バスが出ているのですが、天気も良いし時間もあるので歩いて行くことにしました。国際線ターミナルの外に出たら、後はこの緑の線に沿って進めば良いだけなので迷うことはありません。
距離にして700m弱。歩いても10分ほどです。
国内線ターミナルに到着。ニュージーランド航空のブースには、国際線と同じチェックイン機が並んでいます。
国内線はニュージーランド航空とジェットスターだけかと思いましたが、他にもこうした小さな航空会社がリージョナル路線を運航しているようです。
国内線ターミナルには無料のシャワーブースも。長距離線があるわけでもないのに、ずいぶん親切な設備です。
国内線の搭乗口は、クライストチャーチやウェリントン等の主要路線と、その他のリージョナル路線で入り口が別々です。今回搭乗するタウポ行きはもちろんリージョナル路線。
リージョナル路線の乗客はこの入り口の前で待たされ、搭乗開始時刻になって搭乗便がアナウンスされるとやっと中に入れる仕組み。モニター表示等は見当たらなかったので、英語が苦手な人には辛いかもしれません。実際、中国人観光客が仕組みを理解出来ないらしくスタッフと揉めていました。
ボーディングパスに印刷された搭乗開始時刻を数分過ぎて、タウポ行きの搭乗がアナウンス。
扉の向こうに出ると、なんとそこはもう屋外。今は亡きクアラルプールのLCCターミナルを彷彿とさせる通路を歩いて各ゲートまで向かいます。
今回搭乗の機材はボンバルディアのQ300。ゲート毎にスタッフのチェックがあるわけではないので、複数の便が同時に搭乗開始になった際は、乗り間違えがあっても気づかなさそうな動線でした。
運航はエア・ネルソン。ニュージーランド航空の子会社で、ANAに対するANAウイングスやJALに対するJ-AIRと似たような立ち位置でしょう。
50人乗りの小さな機材。搭乗率は80%弱でしたが、幸い私の隣りは空席でした。
離陸。飛行時間45分ほどの短いフライトなので、高度はずっと低めです。ずっと地上の風景が見えたのですが、北島は思ったほど山がちな訳でもなく、そこまでメリハリに飛ぶ光景ではありませんでした。
短距離区間なので機内食は当然出ないのですが、代わりにクッキーが配布。ニュージーランド製でこちらでは有名なクッキーらしくスーパーにも売っていたので、帰り際に購入して職場へのバラマキ土産に役立ちました。
あっという間にタウポ。市街地の上空を飛んで空港へアプローチです。
タウポの空港は田舎の鉄道駅かと思うような小さなサイズ。定期便はオークランド便が1日3便ある程度ですが、それ以外にスカイダイビングなどのアクティビティで使われることが多いようです。
預け荷物はこんな感じでゴロゴロと引っ張って来られるので、そこから自分のものを探して各自ピックアップ。原始的なやり方ですが、50人乗りですから特段混乱することも無いのでしょう。
空港からの移動はフライトに合わせて出発するこのシャトルで。タクシーもいなかったので、これ以外にはレンタカーくらいしか選択肢は無さそうです。市内のこちらが指定する場所まで20NZドル(=約1,500円)で行ってくれます。
今回宿泊するのはAcapulco Motor Inn。タウポの街の中心部から歩いて10分程のところにあるモーテルです。
1泊あたり9,000円ほど。キッチン、電気ケトル、電子レンジ等が室内にあるので、食事の準備や翌日のトレッキングに持っていく熱湯の調達には助かりました。