Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

1日目:LATAM航空 LA8181 ニューヨーク(JFK)〜サンパウロ(GRU) ビジネス

今回はLATAM航空便で出発。この時間帯はサンティアゴ行きとサンパウロ行きが重なりますが、どちらも南米行きということでかなり大荷物の乗客が多め。ビジネスの列も全然進まないと言うことで、見かねたスタッフが預け荷物の無い私を別の空いていないカウンターに呼んでくれ、手元の機械でパパッとチェックインを済ませてくれました。

今回はアメリカの独立記念日の休暇ということで、かなり空港も混雑しています。CLEARとTSA Preの両刀使いで行きましたが、それでも保安検査を越えるのに20分以上かかってしまいました。

保安検査を通過したらラウンジへ。LATAM航空の指定ラウンジは前月オープンしたばかりのDELTA ONE LOUNGEとのことで、楽しみにしてきました。

いつも乗っているAAが少し野暮ったい感じなのに比べると、やはりDLはスタイリッシュなイメージ。アメリカの3大メガキャリアでも、当地で一番ファンが多いのはデルタな印象があります。

このラウンジはステータスホルダーには開放されておらず長距離便の上級クラス利用者オンリーなはずなのですが、休暇シーズンであることに加えて欧州便が集中する夕方の時間帯ということもあって大混雑でした。席を探すのも大変という状況。

そんな中、このラウンジの目玉といえばやはり専用のアラカルトダイニング。この混雑ということでしたが客席コントロールが出来ているのか、このダイニングエリアは待ち時間無く入ることが出来ました。席に着くとメニューが配られ、さながらNYの街中のレストランのよう。

もちろんアルコールメニューもきちんと用意されています。高級スピリッツは有料となっているのが少し興醒め。

今回は1人ということでカウンター席に通されましたが、キッチンの中がよく見えてなかなかの良席。キッチンを仕切って指示を出すスタッフに頻繁に話しかけられるので、ゆっくりしたい人には不向きかもしれませんが。

そのスタッフのおすすめでまずはムール貝を注文。ムール貝が出てくる空港ラウンジなんて初めてです。白ワインがどんどん進みます。

そしてメインはステーキ。FlyerTalkでも、デルタがこのレベルの食事をラウンジでサーブし続けられるのはあとどのくらいかと揶揄されるくらい、かなり良い出来でした。ただ、サーバー陣については少しがっかりで、赤ワインへの交換等はこちらから能動的にお願いしないと対応してもらえません。まあでもここはチップ制では無いので市中のレストランに比べると質が明らかに劣るのは仕方ないでしょう。

食事を楽しんだらもう搭乗時刻が近いのでゲートへ。今回の機材はB787-9です。

南米行きだからなのか、ゲート前で乗客1人ずつ探知犬のチェックを受けた後での搭乗となりました。ラウンジを楽しみすぎたせいで、ゲートに着くともうFinal Callだったこともあり、ボーディングブリッジではこの行列に並ぶ羽目に。

搭乗。LATAMで初めてスタッガード型の新座席を投入している機材に当たりました。シックなデザインでスタイリッシュに仕上がっている印象です。

座席操作はこのタッチパネルで。言葉がわからなくても直感的に理解できる仕様になっています。

座席上に置いてあったのは寝具セット。1つはベッドパッド、もう1つは毛布と枕です。アメリカン航空の南米路線だとベッドバッドの用意は無いので、この点ではLATAMの勝ち。

搭乗後はウェルカムドリンクのサービス。ドリンクと一緒にナッツを持ってきてくれるのはちょっとしたことですが好感度が上がります。

そしてこのタイミングでアメニティキットも配られました。以前のLATAMは巾着袋形式で旅行中に服等を入れるのに有用だったのですが、最近は他社と同じポーチ形式になってしまい残念。

タキシング中、Virgin Atlanticの機体が見えました。LATAMと同じターミナル4を使うヴァージンですが、ボーディングブリッジが一杯なのかバスゲートが割り当てられている模様。このターミナルの混雑ぶりがよくわかります。

ちなみに離陸時、隣りの座席の人はこのままの状態でした。安全面への配慮という意味ではやはり米系には劣ります。

フルフラットのままの離発着に遭遇したのは、以前乗った中国南方航空以来。やはりLATAMも客層のバリエーションについては推して知るべし。

 

巡航高度に到達したら機内食タイム。食事メニューはこちら。1食目は前菜はチョイス無し、メインは4択から選べます。それぞれのメインに合うワインが予め記載されているのはLATAMの特徴。朝食も一応3種類用意されている様子です。

そしてこちらがアルコールメニュー。シャンパン+白2+赤2というオーソドックスなラインナップですが、赤白は全て南米産です。

離陸から50分ほど経ったところでサービス開始。まずは前菜プレートから。プロシュートにクラッカー付きで、お酒が進む料理でした。

そしてメインはビーフをチョイス。きちんと順番にサーブしてくれるのも、ワンプレートで出してくるアメリカン航空よりは数段まとも。

最後はチョコレートソースがかかったチーズケーキ。フライト時間は約9時間で、この後はしっかり眠りたいのであまりダラダラしたサービスだと困るのですが、サーブ開始からここまで35分とかなり良いペースでした。

ということで、この辺りでもう食事のサービスは終了。コース制なのにこのテキパキしたサービスは、食事面でもアメリカンよりLATAMの方がベターでした。

食後はマットレスを敷いて就寝。

朝食はパスして6時間以上しっかり眠り、起きたのはこの辺り。流石にフルフラットのまま着陸とはいきませんが、なんと着陸の20分前まで寝かせてもらえました。これは日系も見習ってほしいところ。

朝5時半のサンパウログアルーリョス空港に到着。こちらは南半球でこの時はちょうど真冬なので、この時間でもまだ真っ暗でした。