Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:ジュネーブ〜ツェルマット 陸路移動

ジュネーブからは鉄道でツェルマットへ移動。ジュネーブ空港には鉄道駅が直結しており、そこから出発するチケットを事前にオンライン予約していたのですが、駅に着いて電光掲示板を眺めると、乗車予定の電車が載っていません。

どういうことかよくわからないので、とりあえず駅の構内あるSBB(スイス国鉄)のカウンターへ。入り口にあるタッチパネルで番号札を発券する、日本の銀行窓口でお馴染みの仕組みでした。

自分の順番が来てスタッフに話を聞くと、どうやら私の予約していた電車は運休になったとのこと。今回予約していたのは通常であれば変更が不可のSupersaverという割引運賃だったのですが、今回はこのような証明書を発行してもらい、他の電車に振替をしてもらうことになりました。

それにしても、運休になったのであれば事前にメールでの連絡等あっても良い気がします。今回は窓口がある大きな駅だったので助かりましたが、そうでないと観光客であれば混乱すること必至です。

何はともあれ振替が無事に出来たのでホームへ。InterCityという、ヨーロッパではお馴染みの主要都市間を結ぶ急行タイプの列車です。2階建て車両でした。

2階建てだと2階に登りたくなってしまう性格なので、天井が低いことは分かりつつもこちらへ。4人掛けのボックス席が並ぶ配置で、日本のように回転可能座席ではなく固定式でした。

ジュネーブ空港の駅は地下ですが、出発するとすぐに地上に出ます。その後ジュネーブの中央駅を過ぎると、進行方向右側に座るとルマン湖の湖畔とその奥の山々が一望できる車窓で、泣かなか良い鉄道旅になりました。

2時間ちょっとの乗車でフィスプ(Visp)に到着し、ここで乗り換え。フランス語圏だったジュネーブから、国境を越えていないにも関わらずたった2時間の乗車でドイツ語圏にやって来ると、スイスの多文化性を感じます。

ここからはツェルマット行きの列車に乗り換え。標高600mのフィスプから1,600mのツェルマットまで、40km弱で1,000mもの標高を稼ぐ路線なだけあって、箱根登山鉄道を彷彿とさせる車体です。

ということで、4時間弱でツェルマットに到着。今回はスノーボードをしに来たのですが、駅前に雪が全く積もっておらず少し心配になります。

ちなみに、ツェルマットはあの有名なマッターホルンの麓にある町。駅から5分ほど歩くと夕日に照らされるマッターホルン峰がよく見えましたが、翌日以降は悪天候で常に雲の中だったので、この日にギリギリ見られてラッキーでした。