Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

10日目:ワルシャワ乗り継ぎ観光

ワルシャワショパン空港への到着が12:30、出発が16:50ということでで乗り継ぎ時間は4時間ちょっと。既にここまで4区間連続で飛んでおり少し疲れてはいたのですが、LOTのラウンジも大したことないという前評判だったので、せっかくなので外に出て市内観光をしてみることにしました。

到着便はブリュッセルからのフライトなので入国審査は不要で、すぐに制限エリア外へ。ここまでは乗り継ぎが多くロストが心配で荷物は預けずに機内持ち込みしていたのですが、あと残りは1区間のみですし、荷物を持ったまま弾丸観光は難しいので、まずはLOTのカウンターで預けることに。出発フロアに向かうとLOTのビジネスクラスは専用の区画が用意されており、待ち時間無くスムーズに荷物預け完了。

ちなみに、エコノミーの方はこのような様子で少し混雑しているようでした。こういう1分1秒でも惜しい時には上級クラスの有り難みを感じます。

荷物預けが完了したら市内へ移動。バスと鉄道がありますが、市内であればチケットは共通で使えるようです。

チケットは色々と種類があり、とりあえず90分乗り放題券を購入。これ、使用開始から90分以内に乗車すれば良いのか、それとも90分以内に降車まで済ませないといけないのかよくわからず、検札に遭遇することはなかったので最後まで謎のままでした。

ルートマップ。地下鉄・バス・トラム等がごっちゃに記載されており、個人的にはかなり見にくいなという感想。

Google Mapに相談したところ、バスの方が早く着きそうだったので今回はバスで市内へ向かうことに。10分ほどバス停留所で待ちましたが、屋外にあり気温は2℃程度だったのでアフリカから飛んできた身には極寒でした。

向かったのはワルシャワの有名ミルクバー、Prasowy。ミルクバーとはポーランドでいう大衆食堂のようなものでワルシャワにも数多くあるのですが、ポーランド在住経験のある知り合いにここをお勧めされたので行って来ました。パスタ入りトマトスープ、特大ロールキャベツ、赤い謎ドリンクの3種類で23ズロチ(=約900円)と値段もお手頃だし、味も日本人の味覚にドンピシャでした。ポーランド料理というと肉のグリル・ソーセージ等を想像しがちですが、こうした家庭料理風の食事が意外とイケることがわかったのは収穫。

ミルクバーに行ったらワルシャワの用事は済んだので、あとはぷらぷら散策。正直欧州の街並みにはあまり興味がないのですが、こういう街並みが好きな人はかなり楽しめそうな雰囲気は感じます。

旧共産圏ということで、ソ連風の建物もまだまだ健在。ロシアとドイツという2大強国に挟まれて翻弄されてきたポーランド近代史の悲哀を思い返すと、本当に同情しかありません。

まだ90分乗車券の期限が来ていないので、適当にトラムにも乗車。最新型の車両でした。トラム・地下鉄・バスと公共交通機関が発達していて、あとは言葉さえ分かれば結構住みやすそうなワルシャワです。

そういえば、ここでは券売機等の言語表示はポーランド語・ウクライナ語・英語の3択が基本。ウクライナ難民がポーランドで増えているという直近の事情はありますが、それ以外でも数年前にEUROを共催したりしていますし、文化的な接点は多いのかもしれません。

帰りはワルシャワ中央駅から鉄道で空港へ。ここでも切符売り場のおばちゃんが英語を全く解さずかなり苦労しました。スペインやイタリアでももうちょっと英語は通じると思いますし、街中での英語の通用度は欧州水準から比べるとまだまだといったところ。

言語的にはまだまだですが、それ以外ではかなり近代化が進んでおり、交通機関も食堂も商店も基本どこでもクレジットカードさえあれば決済可能で、今回も一度もポーランドズロチを入手せずに観光を完結できています。この点では日本よりもかなり進んでいると言えるでしょう。中央駅の有料トイレまでもクレジットカードで決済できるのは驚きました。

鉄道で15分ほどで空港に到着。空港駅は車両とホームの間がかなり隙間が空いており、スーツケースを転がしていてこの隙間に引っかかる人が続出していたので要注意です。