チューリッヒから着いてそのまま乗り継ぎ。乗り継ぎ時間はスケジュール上は2時間半の予定でしたが、更に1時間遅延で3時間半になりました。今回は到着便も出発便もターミナル5でターミナル間移動も無かったので乗り継ぎ時間はたっぷりあり、早速ラウンジへ。
今回はビジネスクラス利用なのでコンコルドルームには入れず、ワンワールドエメラルドステータスを使ってファーストラウンジへ。このラウンジといえば恒例の馬のランプですが、今回は何やら服を着させられていました。あまりイギリスのカルチャーには明るくないのですが、何か特別な服なのでしょうか。
ラウンジはそれなりに人がいますが、床面積が広いだけあってそこまで混雑した雰囲気はありません。ここはいつ来てもこれくらいの人口密度なイメージ。
ちなみに、入り口には各ラウンジの混雑状況が掲載されたスクリーンが設置されていました。これによるとビジネスクラスのラウンジは結構混雑している様子。
ミールコーナー。ホットミールはイギリスらしくカレーなどが並んでいます。大体いつ来てもあまり変わり映えしません。
コールドミールはサラダ中心。以前はこれに加えてアラカルトメニューもあったのですが今回は見つけられませんでした。姿を消してしまったのだとしたら大きなサービスレベルの低下です。
長距離便の前にシャワーを浴びようとしたのですが、ファーストクラス側は改修中とのことでビジネス側と共通のシャワールームに案内されました。初めて利用しましたが、プレハブ感が否めない一方で設備自体はお湯の圧力も十分でしたし実用的には全く問題ありません。
ラウンジの出発便スクリーン。ニューアーク行きは16:35出発予定が17:45へと変更になっています。しかも出発はラウンジのあるメインターミナルではなくサテライトBから。
出発時刻が近づいてきたのでゲートへ。サテライトなのでシャトルに乗って移動が必要となり、結構な移動時間がかかってしまいますが、羽田便もいつもサテライトが基本だったので慣れたもの。
今回の搭乗機、B787-10です。787シリーズでは最長型で、かなりシュッとした見た目。
遅延後の出発予定時刻より30分ほど前に着いたら、もうかなり搭乗客は捌けた後でした。
ただ、相変わらずのブリッジ行列。これがあるので、やはり出来れば優先搭乗で乗っておきたいところです。
ブリティッシュエアウェイズの新ビジネスクラスシートClub Suite。逆ヘリンボーン型が採用され、扉も設置されている最新型のシートです。
シート自体はCollins社のSuper Diamondというタイプで、アメリカン航空のB777に搭載されているものと扉の有無を除けば基本はほぼ一緒。そのシートは年末年始の旅行で乗ったばかりなので慣れたものです。
細かいところで言うと、座席脇に扉付きのちょっとした収納スペースがあるところが違ったりします。ただ、搭乗時点ではペットボトルとアメニティポーチが入っていましたが、この通りかなり狭いスペースなのであまり実用性はありません。
着席してしばらくすると、ウェルカムドリンクにシャンパン、オレンジジュース、水を持ってクルーが回ってきたので、シャンパンをもらいました。日系にもきちんと見習ってほしい、グラスでのサーブ。
その流れで、離陸前に機内食メニューも配布されました。また、メニューに加えてちょうどイースターの時期ということで追加のカードの配布も。これに加えて口頭でクルーから説明があり、今回はイースター特別メニューでラム肉のローストを積んでいるため、メニューに記載のあるメインの選択肢のうちポークは積んでいないという説明がありました。
こちらがメニューの内容。出発後にメインの食事、到着前に軽めの食事という長距離線ではよくあるパターンで、その間に何か欲しい場合はギャレーにあるClub Kitchenまで来ればスナックがあるということも書いてあります。
ワインメニュー。英国産のスパーリングワインが積んでありますが、これはコロナ禍前には無かった新しい取り組みな気がします。そもそもイギリスの土地でまともなワインを生産しているとは知りませんでした。
離陸。ガルフエア、エアセルビア、エティハド航空、ビーマンバングラデシュ航空、マレーシア航空、カタール航空、大韓航空とヒースロー空港では断トツのエキゾチックさを漂わせる第4ターミナルを眼下に上昇していきました。このターミナル、まだ利用したことがありませんがいつか使ってみたいものです。
離陸後の機内サービスはまずはナッツとドリンクから。1番前の席だったこともあって、離陸から20分後にはサービスが始まりました。
前菜はスモークサーモンを選択。細長くなっているとはいえ一切れだけなのは少々寂しい気も。
メインはせっかくなのでイースター限定のローストラムをもらいました。限定ということですがどうイースターの特別感があるのかよく分からず、正直前回乗った羽田線で出たラムの煮込みと見た目はほぼ変わらないような。美味しかったので別の問題はありませんが。
食後はデザートかチーズの選択だったので、今回はチーズ。それっぽいチーズボードに載せてサーブされました。量もちょうど良いくらい。
チーズが終わった後、クルーにまだデザート余ってる?と聞くとあるわよ、とのことだったので、レモンケーキももらいました。2時間弱でミールサービスは終了。
ちょうど食べ終わるくらいのタイミングで機内が一斉に暗くなったので、私も少し昼寝をすることに。枕はかなり大きいですし薄いながらマットレスもあるので、大西洋路線においてはJV相手のアメリカン航空よりは快適性は高くなっています。
ちなみに、横になった時の扉の高さはこの程度。スペック上は先日搭乗したANAのThe Roomとほぼ同じはずなのですが、少し低く感じられます。横になっていても通路を歩くクルーと目が合ってしまうレベルで、正直扉のメリットはあまり感じられませんでした。
2時間ほど昼寝をしたあとは映画を見ながら時間つぶし。日本線にも就航しているだけあって、邦画も数本は選択肢にあり、その中でも昨年話題になっていながらまだ観られていなかったこの作品を鑑賞しました。なんとなくあらすじは知っていましたが、いざ観てみるとLGBT関連の話だったとは初耳。
映画のお供はウイスキー。バーボンを一切搭載していない一方でスコッチを2種類も積んでいるというところに、BAのプライドを感じます。
着陸の80分ほど前に到着前の食事のサーブ。一応選択肢があり、ルーベンサンドとマッシュルームパニーニという似たようなチョイスだったのですが、今回は前者の方をもらいました。前回の食事からまだ3時間半ほどしか経っていないので、これくらいでちょうど適量です。
ほぼ直線に飛ぶルートでした。
出発の遅延を引きずり、定刻であれば19:30のところ30分ほど遅れて20:00にニューアーク空港に到着。昨年乗ったエチオピア航空便の隣りに駐機しました。
ニューアークからの入国はかなり久しぶりです。待ち時間の表示が消えていたので不穏な気がしたのが当たり、入国審査場は大混雑。Global Entryを持っていたので5分程度で入国できましたが、一般レーンであれば30分以上は待ちそうなレベルの行列でした。