2ヶ月ぶりの一時帰国。今回の旅の前にTSA PreCheckとGlobal Entryという米国内空港での出入国手続きを速く行うことが出来る有料制度への登録がようやく完了したので、今回初利用です。
出発時に使えるTSA PreCheckは、国内・国際線に関係なく保安検査場で専用レーンが使え、更に検査時にPC等の電子類の取り出しや靴を脱ぐことが不要となるもの。この日も一般レーンは15分待ちに対してTSA PreCheckは5分待ちとかなりスムーズに進むことが出来ました。登録に数ヶ月以上かかるのが難ですが、米国在住で飛行機を多く利用する場合はかなり役立つサービスです。
セキュリティを通過したらいつも通りラウンジへ。今回は昼の時間帯の便なので、oneworld Emeraldステータスを利用してSoho Loungeが使えるのでそちらへ。夕方以降になると大西洋路線・南米路線が集中してかなり混雑するラウンジですが、この時間帯は出発便も少なくガラガラでした。
ちなみに、深夜便の利用時はこのラウンジは既に時間的にクローズしており、これより1段格下のGreenwich Loungeを使うことになります。そちらはかなりショボくわざわざ期待する価値は無いというのは先日に以下の記事で言及した通りです。
今回利用したSoho Loungeでは、通常のビュッフェに加えてアラカルトメニューをオーダーすることが出来ます。時間帯等によって内容はかなり変わるのですが、この日のメニューは以下の通り。
K-town DogとKale Saladをオーダーしました。以前はK-town Dogにはキムチが付け合わせとしてサーブされており好きだったのですが、ただのフライドポテトになってしまい残念。ケールサラダはアメリカらしくボリュームたっぷりです。
当初の予定では12月から同便にA350-1000が導入されるとのことだったので、わざわざ便利な深夜便ではなく昼行便にしたのですが、結局導入は年明けに延期となり、お馴染みのB777-300ERで東京へ向かいます。
座席もいつも通りのスカイスイート。今回はいつものお気に入りの5A/5Kが既に埋まっていたので、メインコンパートメント側の8Kを指定しました。
満席になることも多いNY線ですが、この日のビジネスの埋まり具合は半分程度。エコノミーに至っては7-8割が空席な一方で、唯一ファーストだけが満席という珍しいフライトでした。隣席ブロック率の高さに上級会員が多い路線であることが垣間見えます。
ニューヨーク発の便のウェルカムドリンクといえば謎のパイナップルジンジャージュースが定番ですが、今回はそれに加えて普通のオレンジジュースのチョイスもありました。シャンパンなどのアルコールのサービスはここではありません。
乗客が少なかったこともあり、定刻より13分前にはドアクローズしました。最近は深夜便の利用ばかりだったので、JAL利用で明るい時間帯の離陸は新鮮。
離陸後45分くらいで機内食サービスがスタート。昼行便の場合は通常通り離陸した後の最初の食事でメインミールがサーブされます。
今回は洋食を選んだのでまずはオードブルがサーブされるのですが、メニューには帆立と甘海老のサラダと記載があるところ、出てきたのはどう見てもシーフードではなく肉。
クルーにこれメニューと違いません?と聞いたところ、どうやら私の席に置いてあったメニューがJFK発ではなくJFK行きでサーブされるメニューだったことが判明。JALらしからぬミスです。ただ、大したことでは無いにもかかわらずクルーの謝り方が笑ってしまうほど大げさなのはさすが日系。
ということでこちらが正しいメニュー。JALのメニュー変更は3ヶ月間隔が基本で12月から2月は同じメニューが使いまわされますが、2月にも搭乗予定があるので和食はその時にとっておいて、今回は洋食を選びました。
ちなみにアラカルトメニューはこちら。
メインはいつも通りビーフ。普通に美味しいのですが、やはり和食に比べるとプレゼンテーションの面では劣るのは否めません。クルーに話を聞いても、やはり日本人・外国人問わずだいたいいつも和食の方が人気だそうです。
昼行便ですしすぐに寝る必要も無いので、メインの後はチーズをもらってもう少し酒を楽しみます。
飛行機は無数の氷が浮かぶハドソン湾へ。この辺りも旅行で来る分には楽しそうですが、いかんせん交通が不便そう。
ウイスキーを続けつつデザート。アメリカだと高価なジャパニーズウイスキーです。
デザートが終わると、チョコレートを持ってきてくれました。
ダラダラと2時間ほどかけて食事終了。最後は日本茶で締めます。
お酒のおかげもあり少し就寝しました。3時間半ほど寝て目覚めるとアラスカ上空を飛行中。
昼行便のフライトですが、12月のこの高緯度となると外はかなり暗め。
アラカルトからすき焼き丼とフルーツを注文。前回深夜便で同じメニューを注文した際は味噌汁とお新香もセットでしたが、今回は付いてきませんでした。
そういえばクルーの方が教えてくれたのですが、この路線は元々12月からA350-1000の導入が予定されていたこともあり、それを見越して新機材習熟の専門チームがクルーにアサインされており、しばらくは毎月1~2回はJL5/6便でJFKに飛ぶとのこと。シートの仕様も大幅に変わりますしギャレーの設備も変わるのですが、特にトレーニング施設は無くぶっつけ本番だそうで、クルーの方も大変そうです。
この後は映画を見ながら時間つぶし。少し前に流行ったBarbieを見てみましたが、アメリカらしいフェミニズム全開の映画でかなり楽しめました。ただ日本でヒットしなかったのは納得。
到着2時間前に最後の食事でエビチリ。メニューにはライス添えと書いてありましたが、エビは2つのみでほぼライスメインでした。
ちょうど夕焼けのタイミングで富士山のシルエットを眺めながら羽田に到着。こうしてみるとやはり富士山が日本のシンボルとなっているのも納得の存在感です。