Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

復路:JAL JL4 羽田〜ニューヨーク(JFK) ファースト

アメリカへの帰りの便は、最近増便された夕方発のJAL4便。夏季スケジュールだと18時台の出発ですが、この時間帯はJAL便の出発は少ないので羽田空港の出発カウンターは人も少なく快適。

ちなみに、チェックインカウンターでスーツケースを預けようとしたところ、アメリカへ持って帰る食料品等を買いすぎたせいで、35kgの上限をオーバーしており預け入れ不可。急遽いくつか固形物を取り出して持ち込み手荷物に振り分け、33.8kgまで減らしたところなんとか受け入れてもらうことができました。ルール上の上限は32kgですので、少し大目に見てもらえたことになります。

ボーディングパスにSSSS表記は無し。かつてはSSSS常連でしたが、米国就労ビザを取得して以来パタっと無くなり、日米間の移動が少し楽になったのは何よりです。

そういえば、コロナ禍以来運用が一時休止していた保安検査の優先レーンもいつの間にか復活。以前と異なりエコノミー搭乗の上級会員が対象から除かれていますが、日本はSFC/JGCで上級会員の数がかなり多いのでこの変更は歓迎です。

今回はファーストクラス搭乗で機内食も楽しみなので、ラウンジでは寿司セットだけ。

食後は上のフロアのバーカウンターでゆっくりしようと思ったのですが、こちらはピーク時間帯以外は営業していない様子でした。これが恒久的な運用なのだとすると、今後このJAL4便を利用する時はいつも使えないこととなりちょっと残念。

出発は機内準備に時間を要しているとかで20分遅延。

前回に帰国した7月も復路のみファーストクラスに乗っていたので、この席に戻ってくるのは3ヶ月ぶり。今回も1Aをチョイスしました。ファースト乗客は4名で全員が窓側座席に陣取ったので、通路を挟んだ隣りも空席で快適なフライトになりそう。

ファースト担当の3名のクルーの方々から次々と挨拶や機内Wi-Fiの説明を受けつつ、離陸を待ちます。流石にファーストクラスだと、ウェルカムドリンクもプラカップではなくグラスでサーブしてもらえました。

機内食メニュー。引き続き和食は石かわと虎白、洋食はカンテサンスです。このラインナップやシャンパンのSalonを総合すれば、機内食については競合のANAを凌駕していると言っても過言ではないでしょう。

ということで、離陸後はまずはサロンからスタート。今や1便に1本しか積まないため満席のフライトだと1人1杯程度と寂しいことになってしまいますが、今回は乗客が4名だったことに加えてアルコールを飲まない人が多かったらしく、1人でボトル半分以上いただいてしまいました。

まずは和洋共通の突き出しから。ここも引き続きサロンで続けます。

ファーストクラスだと時間を気にせずお酒を楽しみながらゆっくり食事を進められるのが良いところ。今回は米国に帰る便ということで和食を選択したので、前菜五種からスタート。どれも酒のつまみにピッタリ。

次はお椀。蟹真丈はかなり蟹感が強くて大満足。

ここで白ワインに変更。和食ということで山梨から来た国産ワインをいただきました。

続いて中皿は和牛とキャビアというギラギラした組み合わせ。JALのファーストクラスでキャビアが1瓶丸々出てくるのに遭遇したのは久しぶりだっただけに、少しテンションが上がります。

やっとご飯。今までだったら白ごはん一択だったのですが、機内炊飯が無くなってしまったので今回は五目ごはんをもらいました。

メインのキンキが煮付けで味がしっかりしているため赤ワインに変更。JALに最近いつも積んでいる園をもらいます。

食後はポートワインとチーズプレート。ポートワインはANAだとビジネスクラスにも搭載しているのに、JALはファーストクラスでしかサーブされません。チーズは相変わらず貧相で、JALのウィークポイントの1つではないでしょうか。

ポートの後はウイスキーに変更。JALファーストで積んでいるのはイチローモルトです。

十分アルコールも飲んで気持ちよくなってきたところで、最後にコースのデザートのココナッツわらび餅で〆。サロンで始まってから2時間半のロングコースとなりました。

食後に配られたのはSHISEIDOのスキンケアキット。環境に優しくとのことで、今までと異なりケースが厚紙になりました。

食後は通路を挟んだ向かいの1Dにベッドを作ってもらって就寝。JALはこの分厚いマットレスのおかげで快適に眠れます。

日付変更線を越える手前くらいでベッドに入り、起きたのはこの辺り。6時間くらい眠りましたが、これ以上寝るとNY到着後に時差ボケで夜眠れなくなるので起床。ちょうど北米大陸のど真ん中あたりでした。

この便の1Lドア前の飾り付け。ここはいつもクルーによってデコレーションに差が出るところです。

到着まで残り2時間くらいになったところで、もう一度食事をいただくべくテーブルをセッティングしてもらいます。この便のアラカルトメニューは以下。

まずは串盛り合わせをもらいました。日本の一般的な焼き鳥よりも鶏のポーションが大きくて予想以上にがっつり。右の蓋付き器には七味が入っています。

続いて和牛カレーとシーザーサラダ。サラダは本来はもっと多いらしいのですが、半分程度に減らしてもらいました。日本風のカレーもアメリカではそんなに頻繁に食べられるものでもないので最後に食べ納め。

最後はフルーツ。柿が入っているところに季節を感じさせます。

緑茶でシメ。

ちょうど夕暮れ時のニューヨーク。マンハッタン上空を通ってJFKへアプローチするルートだったようで、セントラルパークがよく見えました。

着陸前に担当クルーが3人揃って最後の挨拶。特段記憶に残るようなメンバーではありませんでしたが、いつも通りJALらしい濃いサービスでした。最後にジャン=ポール・エヴァンのチョコレートの配布。

アラスカの方は回らず、NY線にしては比較的低緯度を飛んでいくフライトでした。夕方のT8着なので、LHRをはじめとするヨーロッパ各地から来るAA,BA,IB便とモロ被りで入国審査は大混雑かと思いきやまさかの行列ゼロで、ファーストクラスで最初に降機したこともあって待ち時間ゼロで入国できました。その後20分ほど待ってから預け荷物をピックアップして、一時帰国終了です。