Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

1日目:アメリカン航空 AA941 ニューヨーク(JFK)〜ブエノスアイレス(EZE) ビジネス

年末年始旅行は寒い北半球を逃れて南米へ。今回はアメリカン航空利用なのでいつも通りターミナル8のPremium Check-inに向かったところ、まさかの行列が出来ていました。

こんなことは初めてなので少し驚きましたが、どうやらブリティッシュエアウェイズのヒースロー行きで1便欠航があった模様。ここのPremium Check-inはAAとBAの共同施設なのですが、列を作っているのは全員BA乗客とのことで、AA搭乗予定とスタッフに伝えると列を飛ばして問題なくすぐにチェックイン完了しました。BA乗客はクリスマス休暇で混雑している時期に災難なことです。

TSA PreCheckでサクッと保安検査を越えたら、これもまたいつも通りのSoho Loungeへ。アラカルトメニューは数週間前にJAL便を利用した際と同じラインナップでした。

今回はChinese Pork Bellyをオーダー。脂身の部分がかなり多く、個人的にはリピートなしでした。

搭乗開始より少し遅れてゲートに到着。既にGroup 4まで搭乗が開始していました。

ということで、エコノミークラスの乗客と一緒に搭乗。今回の機体はB777-200で機内に通路が2本あるワイドボディ機なのですが、それにも関わらずボーディングブリッジ上で結構並ばされました。通路が1つのナローボディ機ではあるあるの事象ですが、ワイドボディ機でもこうなってしまうとは、余りの効率の悪さに笑ってしまいました。

今回の座席はビジネスクラス最後列窓側の10L。逆ヘリンボーン型のシートで、座席にはベッディングセットが予め配置されていました。アメリカン航空のサービス水準は基本的にJALANAとは比べ物になりませんが、枕やブランケットに関しては日系よりもかなり良いものを使っている印象です。

座席脇にはヘッドフォン、アメニティキット、水が配置済み。このノイズキャンセリングヘッドフォンもBang&Olufsenのもので、ビジネスクラスで配られるものとしてはかなり良いクオリティです。

ウェルカムドリンクはプラカップでサーブされました。これもJFK発だとソフトドリンクしか出さないJALよりは良いサービス。

定刻20:01のところ、20:15にアナウンスがあり、コックピットの機器に一部不調があるらしく整備士を呼んで点検するとのこと。その後、21:00頃に想定よりも重大らしくあと復旧作業にあと1時間ほどかかるとのアナウンスがありました。これで2時間の遅延は確定。

整備作業中は何回か機体のマスター電源を落としたのか、断続的に真っ暗になる時間帯がありました。

21:15くらいにクルーが回ってきて水とプレッツェルの配布。通常のフライト中にエコノミーで配られるものと同じです。

結局21:50くらいに問題が解決したとのアナウンスがあり、22:05にドアクローズ。想定通り、ほぼ2時間の遅延で出発しました。今回はブエノスアイレスに到着した後に国内線空港へ移動して乗り継ぎがありますが、当初スケジュールで8時間以上の乗り継ぎ時間を取ってあるので無問題です。

後ろのプレミアムエコノミー区画とのカーテンはなぜか透けているタイプ。クリスマスカラーの照明の光がこちらまで入ってきます。

機内食メニュー。事前予約をしない場合、当日のメインは4択です。ただ、オーダー確認が最後列に来る頃には、既にShort Ribは完売となっているようでした。

私はここには載っていない事前予約限定のクリスマスメニュー、Golden Roasted Chickenを注文。10時間超の長距離路線で深夜発というわけでもないのに、ワンプレートで全て出てきたのは驚きました。

米系航空会社だと気の利いたサービスも期待できないので、ドリンクも最初から白と赤を両方もらっておきます。ワインリストはありませんでしたが、白・赤それぞれ2種類ずつ搭載があるとのことでした。

デザートはアメリカン航空といえばサンデーが定番ですが、まだお酒を続けたい気分だったのでチーズを。アメリカン航空でチーズを頼んだのは初めてな気がしますが、意外とシンプルな内容です。

食後、歯を磨くためにトイレに向かった際にギャレーを偵察。ブリトー、フルーツ、フムスなどが置いてありましたが、ラップもかかってない状態で常温で置いてあるのはびっくり。

食事もワンプレートですぐに終わったので、離陸から1時間半後には就寝となりました。

6時間寝てパラグアイ上空で起床。

デザートでもらったチーズプレートが食後に片付けられる気配がなかったので、シート横のテーブルに置いたまま就寝したのですが、まさかの6時間経ってもそのまま放置でした。やはり米系航空会社に乗ると驚かされることが多いです。

朝食がサーブされました。American Breakfastを選択しましたが、米国国内線ファーストクラスの朝食と変わらないレベル。コールドミールだけなことも多い欧州系よりは幾分マシかもしれません。

外はもう明るくなっており、南米の穀倉地帯であるパンパの風景が広がっていました。

離陸時は2時間の遅れでしたが、飛行中に幾分取り戻して到着は定刻より1時間遅れの朝10時。ただ、この1時間が致命的でその間に米国や欧州からの大型機が相次いで到着しており、イミグレエリアの外までこの行列。結局ここで1時間以上並んでやっと入国となりました。