今回は7年ぶりのフィンエアー搭乗。JFKではJALやアメリカン航空と同じターミナル8からの発着です。このターミナルは他にもBA、イベリア、カタール、ロイヤルヨルダン、キャセイなどワンワールドキャリアが一部を除きほぼ全て集結しています。出発の2時間半ほど前にカウンターに着きましたが、ビジネス・エコノミーともに行列は見受けられませんでした。
ワンワールドエメラルドステータスを所有しているのでいつも通りSoho Loungeが使えるはずなのですが、なぜか搭乗券に表示されているラウンジはサファイア向けのGreenwich Lounge。ただ、Sohoに行くと問題なく入室することが出来ました。この搭乗券にはステータス関係なく搭乗クラスの対象ラウンジが表示されているだけのようです。
Soho Loungeのビュッフェ飯。アラカルトメニューもありますが、わざわざ頼む価値があるほどのものでは無いことを最近になってやっと学びました。
ボーディング。JFK線は機材こそ従来型のA330-300ですが、機内は改装済みであり座席は新型シートのAir Loungeが搭載されています。他のエアラインでは見ない、リクライニングをしないタイプの面白い座席です。
足元は広めで奥行きもしっかり。欧米系キャリアにしては珍しくスリッパも準備されています。
最新型シートらしく、サイドテーブルにはワイヤレス充電も。黒い部分が滑り止めになっており、マグネットは無いにも関わらず、離着陸時のような激しい動きがあるときですら置いたスマートフォンがズレることはなくかなり便利でした。
アメニティキットはフィンエアーお馴染みのマリメッコデザイン。
ウェルカムドリンクはこちらもフィンエアーお馴染みのイッタラのグラスでサーブ。アルコールは離陸後でないと提供できないとのことで、ブルーベリージュースをもらいました。
離陸前にセーフティービデオに続いて新型シートの案内も流れました。座席の操作方法が特殊なのでこれはありがたいです。フルフラットにしたいときはまずこのように足元の部分を持ち上げて、、、
更に座席横のボタンを押すと座席下からベッド部分が上がって来てフルフラットになる仕様です。
フィンエアーとしては、睡眠時以外もこのようにフルフラット状態にしてリラックスすることを想定しているよう。確かに、一般的なビジネスクラスシートと違いフルフラットにしても背もたれ部分はそのままなのでこうした使い方ができるのは便利。
ちなみに、横になりたいときはこのように簡易マットレスも用意されています。
離陸後、機内食メニューのチェック。22:45出発だったのですが、驚いたこと離陸後は簡易的なスナックの提供のみのようでディナーの提供は無いようです。まあ北米東海岸から欧州は距離も近いですし、時差を考慮すれば既にフィンランド時間では早朝ということ等を勘案しているのでしょう。
こちらが離陸後にサーブされたサーモンキッシュ。これだけだと満腹になるには少し足りないので、フィンエアーのこの便に乗る場合はラウンジ等で事前に腹ごしらえするのがベターと学習しました。
食後は5時間ほど睡眠して、朝食のサーブのタイミングで目を覚ますと、グリーンランド・アイスランドを通過してちょうどスカンジナビア半島に差し掛かるあたりです。
朝食は3択の中からワッフルを選択。こちらがこのフライトのメインミールになるはずですが、ワンプレートでのサーブでした。ただ、その方がサーブ時間が短くギリギリまで寝かせてもらえるので、朝食に限ってはワンプレートの方がありがたいのが本音。
ちなみにフィンエアーはビジネスクラス利用の場合に限り機内WiFiが1時間無料となります。現在の接続人数がわかるのは他のエアラインでは見ない表示な気がします。しかし、接続中の人数がたった16名とは、250席以上ある機材であることを考えると想像よりもかなり少ない結果でした。
食後はお茶で終了。
最後にフィンエアー100周年の記念ロゴが入ったチョコレートが配られ、着陸前のサービスも終了して離陸準備に入ります。
13:30、ヘルシンキのヴァンター空港に到着。真っ昼間なのになんとなく薄暗い、いかにも冬の北欧らしい景色でした。