Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

10日目:LOTポーランド航空 LO236 ブリュッセル〜ワルシャワ ビジネス

ブリュッセルまでエチオピア航空で来たので、まずはシェンゲン域内に入国した上で乗り継ぎ。この空港の出発ゲートはA,B,Tの3つに分かれており、Aがシェンゲン域内線、Bが域外線(T発着以外)、Tが域外線(ブリュッセル航空のアフリカ発着便に限る)となっています。少し複雑ですが、このように標識がしっかりしているので、自分の発着ゲートの方へ進んでいけば自然と入国審査にたどり着くような仕組みになっており安心。

乗り継ぎ用の保安検査・入国審査はガラガラで、両方合わせても5分も経たずに終了。そのまま通路を更に歩いて数分進むと、Aゾーンに到着しました。ブリュッセル空港は他のヨーロッパのハブ空港に比べて域外への長距離線が少なく欧州内の短距離線が中心のため、このAゾーンが一番賑やかな様子。

ブリュッセルでの乗り継ぎは1時間40分ほどあったのですが、入国があまりにスムーズに終わったのでラウンジに立ち寄ることが出来ました。ここをハブにするブリュッセル航空がLOTと同じスターアライアンス所属なのでブリュッセル航空のラウンジを使うこととなります。ラウンジの様子は以前にこちらのページで記載しているので今回は詳しいところは割愛。Lexusコーナーも健在でした。

前回気が付かなかった点といえば、ベルギーらしくこうしたドラフトビール用のサーバーが複数置いてあること。さすがに朝から飲む気はしませんでしたが、夕方の便等であれば結構楽しめそうです。

搭乗時間が近づきゲート近くへ移動。今回搭乗するLOT機はエンブラエルのE175。あまり乗る機会が無い小型機で、同型機に乗るのはコロナ禍に日本国内で乗ったFDA以来です。

早めにゲートに着いたので優先搭乗でさっさと乗ろうとしたのですが、ゲートでボーディングパスをかざすとエラーの表示。スタッフ曰く、ナイロビで発券してもらったボーディングパスは使えず再度ドキュメントチェックが必要とのことで、5分ほどゲート脇で待たされてしまいました。機材が小さく搭乗人数が少ないこともあって、解放された頃にはエコノミー客の搭乗もほぼ終了しており、結局最後の方での搭乗。

欧州の小型機ビジネスクラスの例に漏れず、この機材もシートはエコノミーと同じで隣りがブロックされる方式。ただ、この機材は元々の座席配置が2-2なので隣りがブロックされると窓側と通路側の両方を1人で使えるのでなかなか良いです。

席に着くと担当クルーから挨拶があり、水かオレンジジュースを持ってくると言われたので水をお願い。ただ最前列だとテーブルを出すのも大変なので結局隣の空席に直に置くはめになってしまいました。

搭乗はスムーズに終わり出発予定時刻になったのですが、荷物の搭載が終わらないとのことでしばらく待ち。外を見るとひたすら段ボールのようなものを入れ続けていますが、預け荷物ではなくカーゴなのでしょうか。結局20分ほど遅れてゲートを出発します。

滑走路混雑はなく、ゲートを出たあとはスムーズに離陸。離陸時に先ほど乗ってきたエチオピア航空の機材が見えました。あちらはブリュッセルでひたすら昼寝して、また夜行便としてアディスアベバに帰ります。

この便ではビジネスクラスの乗客はなんと私1名のみ。そのためビジネス用のシートも前2列のみとなっています。右側は雲の上に出ると眩しいので出来れば左に移りたかったのですが。左側の席は座席上の荷物入れに入らなかったエコノミー客の荷物が足元に詰められていたため移動できず残念。

機内食はegg or pancake?とのことだったのでパンケーキをチョイス。左上に乗っているハムとチーズがいかにもヨーロッパ風の朝食という気がしました。ビジネスクラス担当クルーは私へのサーブを終えるとエコノミー側のヘルプに行ってしまいましたが、数分毎くらいに戻ってきては飲み物のおかわり等を聞いてくれたりと気が利く感じで、今回がLOTの初搭乗ですがなかなか好印象。

食後はなぜかこれが配られました。タイミングが食後というのも少し不思議ですし、これがLOTの欧州域内線ビジネスの通常のサービスなのかは謎です。

ちなみに、シートポケットに入っていたエコノミークラス用のスナックメニューでは、似たミックスナッツが10 PLN (=約360円)で売っていました。やはり機内のスナックは地上に比べると割高です。

雨のブリュッセルを出発して以来、航路のドイツ上空もずっと雲の上。景色はほぼ見えませんでしたが、雲の形を眺めているのも意外と飽きないものです。

ワルシャワ空港に到着時、見慣れた水色の機体を発見。到着時は高速で横を通り過ぎて行ったので機体がよく見えず、大韓航空はいつの間にワルシャワに就航したのかと思いましたが、写真で振り返ってみると貨物機でした。大韓航空はコロナ禍でも黒字を維持したことからも想像できますが、カーゴにかなり力を入れている印象です。

初めて来るワルシャワ空港に到着。LOTのハブ空港なのでLOT機ばかりなのかと想像していましたが、AFやKLなどの外航も結構色々と就航している模様です。