今回登場したエチオピア航空730便は、アディスアベバ発のウィーン経由ブリュッセル行き。ただ、エチオピア航空のブリュッセル便はいつもウィーン経由かというとそういうわけでもなく、2023-24の冬スケジュールにおいては週4便(ET732)が直行、週3便(ET730)がウィーン経由という運用でした。
ちなみに、そうといってウィーンには週3便しか就航していないかというとそういうわけでもなく、ウィーンもきちんと週7でデイリー就航しています。週4のET724はウィーン経由コペンハーゲン行き、週3のET730はウィーン経由ブリュッセル行きという運用でした。
エチオピア航空のこうした経由便の都市の組み合わせは非常にフレキシブルで、結構頻繁に変わります。それだけ需要を敏感に捉えているということなのでしょうが、乗客側にとってはいつも覚えるのが大変。
ビジネスクラスはウィーンまでは満席でしたが、ここでちょうど半数ほどが降機していき隣りも空席になりました。エチオピア航空はウィーン〜ブリュッセル区間のみの販売はしていないので新たに搭乗してくる乗客もいないので、この区間はそのまま空席でラッキー。
機内で待っていると、クルーが朝食はいかが?と言ってパンをいくつか出してくれました。今までこうした機内待機のある経由便に乗ったことは他の航空会社で何度かありますが、待機中に食べ物を出してくれたのは今回が初めてで少し驚き。
機内メニューを見てみると、アディスアベバ〜ウィーンの区間の到着前の食事がVariety of Pastriesと書いてあったので、どうやらそれの残り物という説が濃厚。前区間は到着直前まで寝ていたので、クルーが気を利かせてくれたのかもしれません。
ウィーンではクルーの入れ替えもなく、清掃員が乗ってきてキャビンの軽い清掃が入るくらいなので駐機時間は1時間もないくらい。それでも、着陸時はまだ真っ暗だった空も出発前には明るくなってきました。
準備が整うと定刻より少し前にはゲートを出発。まだ朝早い時間で滑走路も空いているのか、あっという間に離陸しました。
離陸後、改めて朝食メニュー。1時間半ほどの短距離線にもかかわらず、メインが3種類も用意されているのは良い努力だと思います。
しかもワンプレートではないことに更に驚き。まずはフルーツプレートから。
そしてそれが終わったらメインが運ばれて来る2段構成でした。ボボティという聞き慣れない物を選んでみましたが、ガッツリひき肉が入っている料理で朝食にはちょっと重かったかもという印象。あとで調べてみたら南アフリカ料理だそうです。
11月後半ということで、既に中部ヨーロッパは雪化粧。米国東海岸よりもこちらの方が随分寒そうです。
ベルギーまで来ると流石に雪は無し。いかにもヨーロッパらしい田園風景を眼下に見ながら高度を下げていき、曇天のブリュッセルに着陸しました。