Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

5日目:ブリティッシュエアウェイズ BA883 プラハ〜ロンドン(LHR) ビジネス

帰りは公共交通機関を使って空港まで向かってみることに。空港に直接の地下鉄の乗り入れは行われていないので、近くまで地下鉄で行ってそこからバスに乗り換えが必要です。まずは、地下鉄A線でNádraží Veleslavín駅まで。

Nádraží Veleslavín駅に着いたら標識に従って外に出ると、目の前が空港行きのバス乗り場でした。待ち時間なくすぐに空港行きのバスがやって来たので、結構頻発しているようです。ちなみに、このバスも乗り放題券で乗車できました。

15分ほどのバス乗車でプラハ空港に到着。シェンゲン域外線用のターミナル1と域内線用のターミナル2があり、今回はロンドン線なのでターミナル1出発です。

この時間帯の域外線の出発はBA便だけということもあって、出発ロビー自体は静かでしたが、BAのカウンターだけは驚くほどの長蛇の列。

こういう時は優先カウンターが役立ちます。ビジネス側はこの通りほとんど列も無しですぐに手続き完了することができました。

出国審査はEUパスポートのみ無人化ゲートで、それ以外は有人審査ブースを通ります。ただ、出発便数が少ないこともありここも待ち時間は無しでサクッと通過。

この空港のターミナル1は到着便と出発便の導線が重なっており、各ゲート前で保安検査を受けるタイプなので、出国審査の後はすぐに免税店エリアに出てきます。アジアでいうとシンガポールチャンギ空港に代表されるような形式です。

免税店はスルーしてラウンジへ。プラハをハブとするチェコ航空は一時は大韓航空の出資を受け大型機も保有してソウル線を飛ばすほどの規模でしたが、現在は保有機材2機で欧州域内4路線を飛ばすだけの弱小エアラインに。ということで自社ラウンジすら持っておらず、ターミナル1は唯一あるマスターカードラウンジに全航空会社が集結する形になっています。

ラウンジは結構広め。便が少ない時間帯ということもあるのかもしれませんが、席に困るようなことはありませんでした。

駐機している機体で目立つのはSmartwings。プラハベースの航空会社で元々は弱小LCCでしたが、今はチェコ航空を上回る規模を持つだけではなくチェコ航空への出資すら行っている、下剋上エアラインです。

ラウンジはチェコらしくビール類が充実。ただ、フランクフルトやブリュッセルのようにドラフトサーバーがあるラウンジに比べると少し見劣りしてしまいます。

ラウンジ飯はシェンゲン域外ラウンジということもあり、期待したよりは充実した内容でした。生野菜系はあまりありませんでしたが、ホットミールはスープ、カレー、シチュー、シュニッツェルなど色々と置いてありました。

ラウンジを出てゲートへ向かう途中、出発便の状況をチェックすると、14:00発のBAヒースロー行きが2便あることに気づきました。全く同じスケジュールで2便を飛ばすとはどういう意図があるのかわかりませんが、これでチェックインカウンターが異様に混んでいたのも納得。1便は30分遅延のようですが、搭乗予定の便は定刻なようでラッキーです。

ゲート前の保安検査場。ここは優先レーンの設置はありませんでしたが、効率よく捌いているのか行列はありませんでした。

出発も隣同士のゲートで混乱する表示。きちんとモニターを把握していないと、絶対に搭乗時に間違えた便に進んでしまう乗客が出てくる気がします。

ゲートには我々の乗るBA883の機材であるA320のみ駐機していました。BA863は到着便がそもそも遅延しているようです。

出発35分前、BA883便の搭乗が開始。優先搭乗でさっさと乗ってしまったので一般搭乗の状況はわかりませんが、アナウンスで便名を強調していたこともあって優先側は大きな混乱もなく搭乗が進んでいました。

座席は3F。BAはアメリカの航空会社と違い上級会員をどんどんアップグレードさせるようなこともないので、大体いつも3席を1人で占領できることが多く助かります。

13:50、やっとBA863の折り返し機材が到着。今回はこのようにたまたま片方が遅延したから良かったものの、どちらも定刻運航だと同じタイミングで搭乗することになるので、グランドハンドリングのスタッフはかなり大変そう。

こちらは定刻で離陸。快晴だったので上昇時にプラハの旧市街がよく望めました。

離陸後はいつも通りドリンクサービスからスタート。サービス省力化のためか、ワインはミニボトルでサーブされます。

今回はミールは珍しくカートで回ってくる方式でした。14時出発という時間帯だからか、アフタヌーンティーセットの提供とのこと。ベジかノンベジか希望を聞かれたので、もちろんノンベジをもらいます。

中部ヨーロッパらしく、眼下はずっとパッチワーク上の農地。

2時間弱でヒースローに到着。今回はバスゲートでしたが、ロンドンにしては珍しい快晴で助かりました。