Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

5日目:エジプト航空 MS797 カイロ〜ウィーン ビジネス

1泊したLe Meridianから空港へ。エジプト航空スターアライアンス系航空会社が発着する第3ターミナルへは、屋外へ出ることなくこの空中通路を通って往来が出来るため便利です。

第3ターミナルの出発フロア到着。先日ルクソール行きのエジプト航空国内線に乗って以来、4日ぶりに戻ってきました。

ビジネスクラス用のレーンは一番奥にありました。

カイロ空港はチェックインカウンターに入る際にも保安検査があるのですが、Bottles are not allowed on X Ray.という表示がありました。X線チェックが不可なだけで目視検査なら良いということであれば問題ないのですが、液体物の通過が不可ということになると預け荷物であっても運搬できないことになるので面倒なことになりそうです。今回は預け荷物無しだったのでそもそも液体類を持っておらず、詳細は不明なまま。

朝10時頃のエジプト航空ビジネスクラスチェックインカウンターはガラガラ。8〜10時台にかけて出発便が多いのでもう少し早い時間帯であれば混雑していたのでしょうが、ちょうど良いタイミングでした。

カウンターで出国審査用紙を受け取り記入を終えてからイミグレへ。イミグレもビジネスクラス用レーンが合ったのですが、ビジネス客がちょうど途切れたタイミングだったのかエコノミー客も大量にこのレーンに誘導されており、結局10分ほど待たされました。

カイロ空港あるあるの、もはや何の意味も成さない表記。

チェックイン及び出国審査は第3ターミナルだったのですが、今回の搭乗便にアサインされたゲートはB22ということで第2ターミナル。どうやらT3で捌き切れない一部のフライトはT2に回される運用なようです。ということで、連絡通路を通ってT2へ。

このような表示もありました。T3チェックインでT2に振り分けられるのはエジプト航空だけなのかもしれません。

T2に到着。ここはBAやエミレーツで過去に何度も利用しているので慣れた場所です。ラウンジも今までと同じ。

Priority Passでも使えるAhlein Premium Loungeです。せっかくならT3でエジプト航空のラウンジに立ち寄れば良かったですが、T3→T2の連絡通路には途中にセキュリティチェックがあり、もう逆戻りはできませんでした。

食事はこんなラインナップで、あまり食指が動くようなものではありません。

ちなみにシャワー利用は有料なので要注意。

搭乗時刻になり指定されたB22ゲートへ行ってみると何とバスゲートでした。これならT3出発でも別に良かった気がしますが、なぜこのような運用をしているのかは不明なままです。

バスで運ばれて行く途中、見慣れない機体があったので目を凝らしてみると四川航空でした。調べてみると成都から直行便を飛ばしているようで、地方都市からもアフリカ便がある中国の勢いを認めざるを得ません。

今回の機材はA320neo。機齢4年とエジプト航空にしては新しい機材に当たったようです。

座席は前日のB737-800と同じく2-2配列。

ただし、新機材ということもあってモニターはかなりアップデートされており、これなら利用に耐えるレベルです。言語設定に日本語はありますが、ざっと見た限り邦画は無さそうでした。

座席脇のポケットにはペットボトルの水が無造作に置かれていました。2本でしかも銘柄違い。エジプト航空らしい適当さです。

搭乗するとまずはおしぼりのサービスがありました。これは珍しい。

続いてウェルカムドリンクのサービスはボトルをそのまま渡されるという斬新なスタイル。ストロベリー、オレンジ、グアバの3種類あったので、1番珍しいグアバをもらいました。

エジプト航空といえばクルーが知り合いをどんどんアップグレードさせることで有名ですが、今回はそういったこともなく無事隣りは空席のまま離陸。地中海を渡ってヨーロッパへと進路を向けます。

機内食。メニュー配布は無く口頭でBeef, Chicken or Fishと言われたので、ビーフをお願いしたところこんな感じのワンプレートで出てきました。国内線のボサボサしたパンとは違い、ちゃんと食べられるレベルの内容で一安心。

ギリシャの島々を眺めながら北上。ギリシャはまだ学生の頃にアテネに行ったことがあるだけなので、久しぶりに再訪したいなと思っている先の1つです。

食後は読書をしながらゆっくり。着陸の30分ほど前にお茶とコーヒーのサービスがありました。受け皿は陶器ですが、着陸直前ということだからか器自体は紙コップでのサーブ。熱くないようにコップを二重にしたりと、意外とサービスが行き届いているエジプト航空でした。

地中海からバルカン半島を縦断する、ほぼ直線ルートでウィーンまで。

すっかり夏らしい気候になったウィーンに到着。ここもバスゲートということで、今回のエジプト航空利用はほとんど全てバスゲートで終わってしまいました。