Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

13日目:エアカナダ AC91 ブエノスアイレス(EZE)〜サンパウロ(GRU) ビジネス

帰りは米国まで直行便ではなく、ブラジルのサンパウロ経由。サンパウロまではエアカナダの以遠権フライトを利用します。エセイサ空港は2023年に新設された出発ターミナルがあるのですが、そこだけではキャパオーバーなのかエアカナダのチェックインカウンターは旧ターミナルの方にありました。列がかなり奥まで伸びておりカオスな雰囲気。

幸い、ビジネスクラス客はきちんと分離されたレーンが用意されていました。サンパウロから先はアメリカン航空に乗り継ぎなのですが、同一航空券のおかげかアライアンスを跨いでいても難なく荷物のスルーとボーディングパスの印刷が完了。マイレージ番号もそれぞれのフライトで別に紐付けたりといったことまで難なくこなしてくれたりしたのはさすがです。

チェックインを終えたら、新ターミナルに移って出国。こちらは天井の低い旧ターミナルと違い広々しており開放感があります。

エスカレーターを上がった先の出国審査は大混雑。自動審査の機械もあるのですがこの日は作動しておらず、通過に30分程度かかりました。

エセイサ空港にはスターアライアンスが運営する共同ラウンジがあり、エアカナダもここを利用します。この時間帯はエアカナダ便以外のスターアライアンス便の出発は無いので、比較的空いていました。

食事類はこれで全部。スターアライアンス運営とはいえ期待するほどの内容ではありませんが、プライオリティパスでも入れるのでエコノミークラス利用の場合は重宝するかもしれません。

新ターミナルオープンと同時に開業した新しいラウンジなので、こういうユニバーサルな充電対応をしているあたりはさすがでした。

少し早めにラウンジを出てゲートフロアを散歩。ルフトハンザのレトロ仕様B747がちょうどフランクフルトから到着したようでした。時代遅れになりつつありますが、やはり機体の形状が一番美しいのは今でもこのジャンボ機でしょう。

こちらが旧ターミナル部分のゲートエリア。新ターミナル開業後も引き続き利用されており、新旧間は自由に行き来可能です。

今回のエアカナダの出発は新ターミナル部分からでした。搭乗開始時刻よりは前でしたが、ゲートに着くと優先搭乗側にも結構な行列が。

エアカナダの機材はB787。さっきのルフトハンザと対照的な、現在のボーイングのエース機材です。

搭乗。座席は逆ヘリンボーン型のシートで、今回指定したのは右側最前列の1Kです。サンパウロまでの以遠区間にも関わらず、座席にはしっかりとした枕やマットレスが準備されていて驚きました。短距離なので使う機会はなかったですが。

足元の広さはこれくらい。逆ヘリンボーン型シートとしては標準的で、特段最前列だからといって広いわけではありませんでした。

座席脇の収納。アメリカン航空等に比べると深めの収納で便利そうです。

その下にはペットボトル等のちょっとしたものを入れられそうなスペースも。

そしてシートは座席横のタッチパネルで操作する方式でした。

短距離だからか特段ウェルカムドリンクは無し。ドアクローズすると速やかにタキシングが開始されました。エセイサ空港の駐機場には昼寝中の大型機材が勢揃い。

離陸。10日以上過ごしたアルゼンチンともお別れですが、今回も期待通り楽しめました。

離陸後、特段の予告も無く急に座席のエンタメシステムがリブート。おかげでAndroidベースのシステムであることが判明してしまいました。

機内食。選択肢なしでコールドミールのみです。温める必要もないので、離陸して20分ほどですぐにサーブされました。午後5時発の昼食にも夕食にも中途半端な時間帯ですし、これくらいで特段問題はありません。

食後はデザートということなのか、トリュフチョコレートが配布されて終了。

エアカナダのこの機材の特徴は、トイレに窓があること。外の光が入ると室内もずいぶん明るくなり機内トイレ独特の閉塞感が紛れるのでこれは良い仕掛けだと思います。

ウルグアイ上空を越え、サンパウロまで大西洋岸の少し内陸寄りを飛行するルートです。

2時間半ほどでもう日没を過ぎて暗くなったサンパウロに到着。このまま国際線乗り継ぎのサインのある方に進みます。