イタリアでの1泊2日の滞在は、現地在住の友人に会った程度で大した観光もしていないので省略。
年末年始の休暇も終わりに近づき、日本への帰路に就くためリナーテ空港にやって来ました。
ミラノの玄関口として長距離便が数多く発着しているマルペンサ空港と違い、このリナーテ空港は欧州域内便に限った運用をしているため、こじんまりとした雰囲気。ターミナルの建物も天井が低く、ずいぶん古い印象です。
エールフランスのチェックインカウンターは並んでいる人も少なく、すぐにチェックイン完了。当然パリから羽田への乗り継ぎ便までスルーでチェックイン可能でした。
チェックインカウンターで、保安検査はファストトラックがあるとの案内がありました。探してみると、工事中のエリアの裏にひっそりと。まあ、一般レーンでも大した混雑は無かったので支障なさそうでしたが。
ラウンジは、同じスカイチームメンバーのアリタリア航空が運営するCASA ALITALIA。ゲート前のエリアの2階部分にあります。
このラウンジは昨年にリニューアルオープンしたばかり。床面積は小さいですが、見通しが良いせいかあまりぎゅうぎゅう詰めにされている感はありません。
ミール類は欧州域内便のみと思えば十分な内容。アルコールやお茶・コーヒー等のホットドリンクは、ビュッフェコーナーの後ろにあるバーカウンターで注文する形式でした。
搭乗便のゲートはラウンジからは少し遠く、スタッフ用かと思わせるような裏道風の通路を通り抜けた先です。
辿り着いてみると、バスゲートでした。左右のカウンターで優先レーンと一般レーンをそれぞれ捌いていますが、優先レーンの乗客が1人何かに引っかかってしまい全く進まず。
かと言って優先レーンに並んでいる客を一般レーンに回して先に通すというような配慮も皆無な国民性なので、仕方なく一般レーンに自ら並び直しました。
並び直しのせいで1台目の優先バスも逃してしまい、2台目のバスで向かいます。2台目のバスは最終搭乗者が現れるまで出発を待つのですが、その間ドアがずっと開きっぱなしなので、凍える中を待つ羽目に。
この便も昨日のボローニャ線と同じA319。エールフランスのヨーロッパ線の中では主要路線の一つでしょうからもう少し大きい機材を使っても良い気もしますが、意外と小ぶりな機材でした。
ただしビジネスクラスの設定は5列・20席と、1列・4席だったボローニャ線よりはかなりビジネスヘビー。この便の搭乗するビジネス客は私を含め4人しかいませんでしたが、きっとパリからミラノに来る便がかなり埋まっていたのでしょう。
座席には昨日と同じくボトル水とおしぼりがプリセット。
ミラノの街灯りを横目に離陸。
この便も機内食は選択肢無しの1択のみでした。こうした軽い内容でもチーズを欠かさないあたりはさすがエールフランス。
食後にお茶を頼むと、しっかり陶器のカップでサーブしてくれました。しかもティーバッグ受けの紙コップ付き。
到着前には、私を含むパリでの乗り継ぎ時間が短い乗客に対して、口頭での出発ゲートの確認と、このようなターミナルマップの配布がありました。今回の乗り継ぎは75分なので、確かにあまり余裕がありません。昨日朝のCDGでの乗り継ぎは85分あったにも関わらず、ロストバゲッジに遭っているので尚更。
定刻が22:05着のところ、少し早着し21:50には降機出来ました。クルーも、これなら乗り継ぎは余裕ね、と太鼓判。聞いてみたところ、羽田への乗り継ぎは私しかいないそうでした。
妙に宇宙基地感のあるターミナルを、再び小走りで次のゲートへと向かいます。