Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

9日目:エチオピア航空 ET319 ナイロビ〜アディスアベバ ビジネス

車でナイロビ空港に到着。ターミナルの真横には車を横付けできず、少し離れた駐車場でおろしてもらってから1分ほど歩いてターミナルの建物へと向かいます。

ソマリア等の隣国から流入してくるイスラム過激派によるテロの危険もあるケニアなだけあって、空港の警備は厳重。建物に入る前にセキュリティチェックを受ける必要があり、まずそこで少し並びます。

エチオピア航空のチェックインカウンターは結構な人だかり。昨日乗ってきた便と違いこのフライトは大型機材での運航のため、乗客の数もかなり多いようです。ビジネスクラス用のレーンも混雑しており、5分ほど待たされました。

今回のフライトは元々の予約ではナイロビNBO→アディスアベバADD→ニューヨークJFKというエチオピア航空の乗り継ぎ旅程だったのですが、2週間ほど前になってADD-JFK便が欠航に。同日のADD-EWR便があったのでそちらに振り替えてもらいたかったのですが、特典航空券の空席枠が無いとのことで対応してもらえず、結果5区間も乗り継いで帰米する羽目になってしまいました。

ナイロビの空港でどこまでチェックイン手続きができるかと思っていたのですが、スムーズに搭乗券5枚を発行してもらうことに成功。

その後の出国審査は待ち時間なくスムーズ。ケニアの空港では賄賂要求も全くなく、ナイジェリアとの違いに感動してしまいます。

ナイロビ空港からの出発便を利用すTるのは11年ぶり。ターミナルの造り自体はその時の記憶と同じでパリ・シャルルドゴール空港のターミナル1と似たような円盤型の建築ですが、内装は当時の古びた様子とは異なり幾分リニューアルされているようでした。11年前は東アフリカのハブ空港といえばナイロビでしたが、今ではアディスアベバにその地位を奪われており、こちらも頑張って欲しいものです。

エチオピア航空の指定ラウンジは、どういうわけかケニア航空のSimba Lounge。ナイロビ空港にはケニア航空のラウンジが2カ所あり、1つがビジネスクラス乗客用・もう1つがエコノミー利用の上級会員用なのですが、Simba Loungeは残念ながら後者の方。

椅子も20席分ほどしかないかなり小さなラウンジで、設備も最小限といった感じでした。エチオピア航空のゲートからもかなり遠いですし、ナイロビ空港の出発ゲート付近にはリクライニングチェアがたくさん置いてあるので、わざわざラウンジまで来る必要はなかったかもしれません。

ミール類は一応これくらいは用意されています。

搭乗。機材は昨日乗ったラゴスアディスアベバ便と同じB777-300ERなので、シートも同じ2-3-2でフルフラットになる仕様です。隣りが空席であればかなり快適なシートなのですが、今回はビジネスクラスも満席に近い運航で隣席も埋まってしまい残念。

離陸。ナイロビ国立公園と市街地の区分けが上空からだとくっきり見え、いかに都市とサバンナが隣接しているかよくわかります。

機内食メニュー。昨日のナイロビ行きの便と同じく、前菜が無い構成の短距離仕様メニューです。ちなみに、メインのラインナップ自体はラゴスアディスアベバ便と全く同じなので、エチオピア航空の少なくともアフリカ域内便は、アディスアベバで往復分のミールを搭載する運用なようです。まあ機内食供給設備も貧弱だと思われるアフリカでは致し方ないのかもしれませんが。

ミールはワンプレートでサーブされます。

メインはビーフシチューをチョイス。ただ、数時間前にナイロビ市街でグリルミートを満腹まで食べたばかりなので、こちらは少し手をつけただけでギブアップでした。

いつも通り最後はチョコレートとグリーンティー

食後はエチオピア航空の機内誌でルートマップをチェック。やはりアフリカ域内では圧倒的な地位を気づいています。ICN/NRTをはじめとして、他にもHKG/MNL, BKK/CGK, SIN/KUL, DOH/DMM, GRU/EZE, MXP/GVA, ARN/OSL, BRU/MANなど、アフリカ域外線を中心に経由便の運航が多いのもこの航空会社の特徴。この経由地の組み合わせも頻繁に変わるので、なかなかエチオピア航空の就航ルートは覚えられません。

約2時間でアディスアベバに到着。シンガポールチャンギ空港のように乗り継ぎ客用の無料シティツアーも提供しているとは知りませんでした。