ベルンからの電車をチューリッヒ中央駅で乗り換え、空港直結の駅に到着。1時間20分前にチェックインカウンターに着くと、もうほとんどの乗客は手続きを終えているようで行列は全くありませんでした。
チェックインカウンターにはこの案内。どうやらこのカウンターは完全外部委託となっており、チケットの発券を伴うような新規購入や変更はこちらでは全く対応できないようです。普段は問題ありませんが、イレギュラーが発生すると結構大変なことになりそう。
保安検査は優先レーンが設置されていました。一般レーンは結構な行列だったのでこれはありがたいサービス。
ブリティッシュエアウェイズが発着するのは、シェンゲン域外線用のEゲートエリア。このエリアへは、保安検査を抜けたのちに地下を走るシャトルトレインに乗って移動することになります。この12~13時の時間帯は出発便が多いのか、シャトルは大混雑で1本見送らないといけないほどでした。
こちらがEゲートエリア。メインターミナルとは滑走路を挟んだ反対側にあります。両サイドガラス張りで自然光を取り入れる開放的な造りはヨーロッパ的。
ブリティッシュエアウェイズの指定ラウンジはASPIRE LOUNGEでした。BA以外にも外航がいくつか指定しているのと、Priority Passでも使えるということです。
プライオリティパス対応ラウンジということで、設備はまあそれなり。ホットミールも数種類ありましたが、敷地も狭いですし長居したくなるような雰囲気ではありませんでした。開放的なテラスがあるのですが、まだ3月だからか鍵が閉められていて出られなかったのも残念。
出発ゲートはE62。隣りが同時間帯に出発するスイスエアの成田便だったこともあって、そちらに誘導されそうになりました。成田線に並んでいる人を見てみると意外と日本人の割合が少なく、インバウンドに比べてアウトバウンドが復活していないという日本の国際線事情が垣間見えた気がします。
今回の座席は1F。よくある欧州内のビジネスクラスシートですが、BAはこうやって真ん中の席にテーブルを設置してくれる分だけ、他社よりは若干マシかもしれません。
タキシング中、エミレーツの遠目にA380が見えました。生産終了となってしまった今、この機材を唯一使いこなしていたエミレーツがどういう機材戦略を取っていくのかは見ものです。
離陸後は機内サービス開始。どういうわけかクランベリージュースをもらっていたようです。
そういえば、コロナ禍前に搭乗した時はヨーロッパ域内の短距離線でもメニュー冊子が配られましたが、今回はありませんでした。
ということで機内食は2択での選択。もう1つの選択肢が何だったかは忘れてしまいましたが、サーモンを選んだようです。パンはきちんと温められたものがサーブされます。
食後は緑茶。ティーバッグですが、受け皿まできちんと用意してくれると好感度が上がります。この辺りはさすがBA。
ちなみに、BAもエコノミークラスの場合は欧州線だと機内食は有料です。サンドイッチ、スナック、ソフトドリンクで9ポンド(=約1,700円)は円建てだと円安のせいで少し高く感じられますが、ポンドで考えると意外とリーズナブル。
飛行時間は70分程度で、あっという間にロンドンに着陸。BA王国のヒースローT5です。