アイスランドもシェンゲン圏内のため、まずはヘルシンキで入国手続き。これがなかなか厳しく、レイキャビクでのホテルの予約確認書とシェンゲン圏からの出国eチケットの提示が必要でした。フランスやスペインでは日本パスポートであればほぼノーチェックだったのですが、ここでは大違い。それでも、これが入国審査のあるべき姿でしょう。
ヘルシンキの空港は、よく言えばコンパクトで乗り継ぎには便利なのですが、悪く言えばかなり狭いです。最近フィンエアーが好調なこともあり、若干空港自体がオーバーキャパシティ気味。
アイスランド航空にはJALのマイルは加算できません。乗り継ぎカウンターでマイレージ番号の変更をお願いしようと思ったのですが、カウンターにあったのはこの掲示だけ。どうやら出発間際にゲートでお願いするしかないようです。
とりあえずラウンジへ。アイスランド航空の指定ラウンジはSASのところでした。それにしてもスターアライアンスの加盟航空会社数には驚かされます。小規模な会社も多いとはいえ、ワンワールドの2倍近くありそうです。
アウェイキャリアのラウンジらしく、かなり端の方にありました。
受付でボーディングパスを提示。成田で発券されたフィンエアー仕様のボーディングパスなので、一瞬えっ?という顔をされますが、アイスランド航空のフライトであることを確認してもらい無事入場。これどこで発券したの?と聞かれたので相当珍しいのでしょう。
この時間帯はスターアライアンスのフライトが無いのか、ラウンジ内には誰もおらずまさかの貸切でした。
食事類はホットミールが写真のタイ風ベジタブルスープと、コールドミールがホムス、ファラフェルなど数種類。
搭乗時刻になりゲートへ。ゲート前にいるスタッフにお願いして、マイレージ番号のデータをJALからアラスカ航空に書き換えてもらいました。しかし、帰国後確認するとうまく加算されておらず、結局事後加算の手続きをすることに。1冊の航空券で複数の航空会社に跨っている時のマイル加算は難しいです。
マイレージ番号の手続きをしている間に搭乗はどんどん進んでしまい、結局最後の方に。ボーディングブリッジで詰まってしまうのは単通路機の宿命です。
機材は日本ではあまり見ないB757-200。シートは他の欧州系キャリアに比べれば十分すぎるレベルです。
ビジネスクラスは14席設定があり、私の隣だけが空席で、他の乗客はアメリカ人の夫婦が1組とインド人の10人組グループ。インド人は機内で騒がしいイメージを勝手に持っていたのですが、幸いとても常識的な人たちでした。
ウェルカムドリンク代わりのボトルウォーター。
ユニークなヘッドカバー。
離陸。フィンランドはヘルシンキしか訪れたことがなく、また旅してみたい国の一つです。
ドリンクメニュー。赤・白各2種類に加え、シャンパンまで用意されています。
まずはメインの前にプレッツェル。
メインはサンドイッチを選択しました。3時間の路線であればこれで十分。少量ですがキャビアも付いてきます。
食後はお茶をお願いすると、ティーバッグ数種類と一緒にもらいました。残念ながら緑茶はありません。
最前列なのでテレビモニターは引き出し式。さすがに日本語の映画はありませんが、それでもなかなか豊富なラインナップです。アイスランドの観光情報に関するムービーも多く入っています。ちなみに、ビジネスクラス利用者はWi-Fiも無料で利用可能。
アイスランド上空に入り降下開始。天気が安定しないとは聞いていましたが、やはり雲が多いのが気になります。
何も無い荒野に向けて降下。
到着。
北欧らしいスタイリッシュなデザインの空港です。
荷物受け取りのターンテーブルの前には大規模な免税店。アイスランドは税率がかなり高いため、アルコール類などはここで購入しておくとかなり得になります。
私はSIMカードを購入。Vodafoneで1GBのデータ通信と無料通話が込みのスターターキットが1,499クローネ(約1,600円)でした。
到着ロビー真正面にあるflybusのカウンターでアイスランド市街までのバスチケットを購入し、市内へ向かいます。オンラインで事前予約も可能ですが特に割引があるわけでも無く、この時間帯であればバスも頻繁に出発しているようなので、特に予約の必要はなさそうでした。