国内線の到着ロビーから上階にある出発ロビーへ向かうと、このサインが目に入ります。"First / Business Class"の表示があるので、上級クラス向けの専用チェックインエリアがあるのかと思いきや・・・
そちらにあるのはエティハドのカウンターのみでした。どういう運用なのか、イマイチ意図がよくわかりません。
タイ航空のチェックインカウンターは通常通り、上級クラスも含め1カ所に纏まっていました。まだチェックインは始まっていませんでしたが、もう列ができています。着いてすぐ、20:00頃にチェックイン開始。
チェックインを済ませてイミグレに向かうと、そこは大混雑。ただでさえ人が多いのに加え、大勢が並んでいる列が途中で急に閉じられ、そこから溢れた人たちが他の列に横入りをするなどかなり混乱しており、最後までインドらしさを味わうことができました。
私も最初は行列に並んでいたのですが、少し列が進んだところで左端の列に上級クラス利用者用の看板を発見。インド人たちはそんなことお構いなしといった感じでどんどんその列にも並んでいたので、最初は全く気づきませんでした。
これは厄介だなと思いながら、近くにいた係員にビジネスクラス利用だがどこに並べばいいのかと素知らぬ顔で聞いてみると、なんとその行列に並ぶ人たちを全部抜かして一気に最前列までジャンプアップ。本当の上級クラス利用者まで何人か抜かしてしまった気がするのですが、とりあえずインドでは何事も強く自己主張するのが大事ということのようです。
そんなこんなでやっとのことでたどり着いたラウンジ。タイ航空は自前のラウンジを持っていないので、共用のGVK Loungeがアサインされます。
内部はかなり広々。ピークの時間帯とずれていたのか利用客は少なめです。
ダイニングエリア。カレーはもちろんのこと、ビリヤニ、寿司、生春巻き、ラザニア、ナシゴレン等世界各地の料理が置いてあり、種類は十分でした。この奥にはバーエリアもあります。
一日遺跡巡りで汗をかいていたので、夜行便の前にシャワーでリフレッシュしておきます。今回は利用しませんでしたが、無料で体験できるマッサージもあるようでした。
到着便は30分ほど遅れているのを確認していたのですが、乗る予定の折り返し便は一応定刻出発と表示されていたので、予定の搭乗時刻に間に合うタイミングでゲートへ。空港内が隅々まできれいで、ここは本当にインドなのか一瞬疑うほど。
案の定搭乗予定時刻を過ぎても搭乗は始まらず、往路の遅れをそのまま引き継いで30分ほど遅れました。
搭乗が始まり、ゲート前を埋め尽くすインド人たちをすり抜けてさっさと機内へ。乗り込んでクルーに搭乗券を見せると、最前列のシートに移ってほしいとのことで、特に問題なさそうだったので了承しました。元々の指定が最後列シートだったので、そこをクルーレストにしたかったのかもしれません。
機材はB777、シートは旧型で一応ライフラットになるらしいのですが、壊れているのか仕様なのか、足の部分がライフラットというほど十分には上がりませんでした。(写真は到着時に撮影)
パーソナルモニターもバンコク到着までずっとこの画面のまま。夜行便で寝るだけなので特に問題はありませんが、かなり古い機材であることは確かなようです。
搭乗が終わってからもなかなかゲートを離れず、結局離陸したのは1時過ぎ。離陸後すぐに食事がサーブされたのですが、あまりの眠さにパスしました。アイマスクをつけてすぐ眠りに落ち、クルーに起こされるともうバンコク上空。
ムンバイからバンコクは4時間と意外に近く、寝ているとあっという間に到着です。