スワンナプーム空港での地上サービスが評判のタイ航空ファーストクラス。乗り継ぎ便だとどのような対応なのか期待していたところ、ムンバイからの到着便のボーディングブリッジに私の名前が記されたプラカードを持っているスタッフが待機してくれていました。
スタッフについてボーディングブリッジを抜けると、専用カートが待っています。それに乗って乗り継ぎ用の保安検査場へ。
朝のヨーロッパ便到着ラッシュの時間帯にかぶってしまったため、乗り継ぎの保安検査場は今までに見たことのないほどの長蛇の列でしたが、スタッフにエスコートしてもらうことでその行列もパス。
保安検査場からはファーストクラスラウンジまではすぐだったので、歩いてエスコートしてもらいました。
当初は2時間半ほど乗り継ぎ時間があったのですが、ムンバイからの便が遅延してしまったため、ラウンジに着いた時点で出発予定時刻の1時間前。本来はファーストクラスであれば1時間のマッサージが受けられるものの、今回は時間がないためパス。食事もアラカルトでいろいろ頼めるようでしたが、次のフライトがすぐなことを把握されているのか、飲み物しかオーダーを聞かれませんでした。このラウンジは楽しみにしていただけに、少し残念です。
スタッフはたくさん配置されており、個々の乗客に対して目は行き届いている一方、狭い間隔で椅子がたくさん並んでおり、天井が低いこともあって少し狭苦しい印象のラウンジでした。
結局ラウンジの滞在は15分ほどで、スタッフからそろそろ搭乗が開始されますと声がかかり、そのままゲートまで案内されました。5分ほど歩いてゲートへ着くと、ちょうど優先搭乗が始まっておりそのまま機内へ。
ファーストクラスは2階最前方に12席配置されており、この日の乗客は10人となかなかの搭乗率です。座席周りはJALのファーストと似た印象。
シートコントロールはスタイリッシュなデザイン。左下のボタンは使う機会がなかったのですが、何だったのでしょうか。
ウェルカムドリンクはシャンパンかオレンジジュースから選択。シャンパンをもらいました。箱入りのチョコレートも一緒に配られます。
TG名物、RIMOWAのアメニティです。
Wi-Fiの無料アクセスカードももらいました。20MBのみなので、一瞬で使い切ってしまいます。
機内食メニューは豪華なカバーに入って手渡されます。さすがに持ち帰れません。
開くと飲み物と食事のメニューが入っています。
ワインメニュー。
その他飲み物。シャンパンはDom Perignonです。
食事メニュー。出発してすぐにメインの料理、到着前に軽食がサーブされます。また、これ以外にもファーストクラスの利用者はタイ航空のホームページから事前に食事を予約することができます。
搭乗終了後、荷物の積み込みが終わっていないとのアナウンスがあり、結局15分ほど遅れて離陸。A380の2階席は窓が遠く、外の写真は少し撮影しづらいです。
離陸してすぐに、食事がスタートします。
今回は、タイ料理のセットメニューを事前予約してみました。タイ料理というと現地の屋台で食べるような手軽なイメージだったのですが、こうやってファーストクラスの機内で各皿ごとにサーブされると全く別物のようです。トムヤムクンに大きな唐辛子がごろごろ入っていたのは少しきつかったですが、全体的にどれも美味しく、今までに食べた機内食の中でも指折りの満足度でした。
タイ料理のセットコースを選ぶと、デザートもタイ風のものがサーブされます。
食後に少し機内を探検。A380の2階最前方のトイレは噂通りの広さです。
便座の反対側にはソファまであります。
トイレの反対側にはラウンジスペース。
1階へと続く階段は封鎖されていました。
バンコクからの帰国便は気流の影響で進みが速く、5時間台で成田に着きます。あっという間に日本が近づき、到着前の軽食の時間。焼うどんをもらいました。
2食目がサーブされるのはこの辺り。
着陸前に、ファーストクラス担当のクルー3人が全員揃って各席を周り、最後の挨拶をしていました。みなさん年齢はかなり上の方ですが、タイのイメージそのままの穏やかでゆったりとした人当たりがいい方ばかりで、最後まで良い印象です。
出発の遅れを引きずったまま、15分遅れで成田に到着。久々の第1ターミナルはやはりANA機が目立ちます。