今日は日露戦争で有名な旅順へデイトリップで行ってきます。
大連から旅順へ行くにはタクシーチャーターかバスのみ。そんなに急いでいないので、バスで行くことにします。まずは歩いて大連駅まで。
地下通路を通って駅の反対側へ回ると、旅順行きのバス乗り場があります。右側にある小屋のような建物でバスチケットを購入。確か片道7元(=約110円)でした。朝の時間帯は5分おきくらいには出発があるようです。
バスの中は少し暑いもののまあまあ快適。
中国らしい警告文。中国語はわからなくても言いたいことは理解できます。
大連市街を出るまで渋滞が激しく、旅順まで結局2時間ほどかかりました。
旅順に着いてまずは腹ごしらえ。汁なし刀削麺のようなものでしょうか？
タクシーを探してまずは日露戦争の激戦地として有名な203高地へ。駐車場でタクシーを待たせ、このような道を5分くらいかけて頂上まで歩きます。
頂上には慰霊の塔が建てられています。爾霊山＝二〇三ということのようです。
ここまで来る観光客の大半が日本人なこともあってか、案内板には日本語の記述もあるのですが、「日本軍国主義による対外侵略の恥の塔」と紹介されており、さすが中国と言ったところです。
続いて日露戦争時のロシア軍の拠点の1つだった東鶏冠山北堡塁へ。入り口には中国らしい看板がありますが、内部に進んでいくとかなり複雑な構造で、本格的な要塞です。
兵舎跡。多分当時は真ん中の部分に床があり、1階と2階に分かれていたのでしょう。結構老朽化が進んでいるようです。
お次は旅順港のすぐそばにある白玉山という山へ向かいます。なぜか写真を撮っていませんでしたが、頂上には日本占領時代に建設された塔があり、登ることができます。
白玉山頂上部分はこんな感じ。
反対側からは旅順港が見下ろせます。
当時は旭日旗をモチーフにしていたのでしょうか。後になって星型が追加されたようですが、剥がれてきてしまい当時の模様が見えてしまっています。
日本語で何か書いてあったようですが、文字が潰れてしまってほとんど読めません。
落書きはほとんどがキリル文字ですが、日本敗戦後に旅順に戻ってきたソ連軍によるものでしょうか。歴史を感じます。
それぞれの見所が離れた位置にあり、３箇所しか回っていないのですがかなり時間を使ってしまいました。バスで大連へと帰ります。
ホテルに戻ってきました。部屋からは大連の中心である中山広場が見えるのですが、面白そうなものが見えたので下に降りてみることにします。
中国らしい光景。大音量の音楽に合わせておばさんたちが踊っています。まだ踊りの完成度は低めで、指導にも熱が入っています。
途中から中央部分で別の団体もダンスを始めました。お互い相手に負けないように音楽の音量を上げていくので、もはやカオスです。
明日はソウル経由で日本へ帰ります。
