Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

1日目:イベリア航空 IB6250 ニューヨーク(JFK)〜マドリード ビジネス

今月は久々に搭乗のイベリア航空で出発ということで、いつも通りワンワールドユーザー御用達のターミナル8に来ました。ただ、イベリア航空のチェックインカウンターは離れ小島のようなところにあり、なおかつビジネス客とエコノミー客のカウンターが少し離れているという不思議な形式。

ビジネスカウンターにもエコノミー客が紛れて並んでいるようでしたが、自分の番が来るとまずビジネス搭乗かスタッフが質問し、エコノミーとわかると容赦なくエコノミー側のカウンターを案内して並び直させるという厳格な対応をしてくれていたおかげで、あまり待つことなくチェックインは完了です。

Sohoラウンジの定点観測。やはり夕方の時間帯は欧州・南米への出発便が重なるのでかなり混雑します。

Sohoラウンジのシャワーブース。シャワーブースの数は3つしか無くこの時間帯だと少し待たされましたが、10分ほどで入ることができました。意外とシャワーを浴びる乗客は少ないようです。

今回登場するA330-200。イベリア航空自体は1年半前のモロッコ旅行の時に乗って以来ですが、ワイドボディ機となるとワンワールド世界一周航空券で世界旅行をした時以来で10年ぶりということで、かなり楽しみです。

18:00出発のところ、17:20にはゲートに着きましたが、もうGroup 3まで搭乗が開始していました。欧州のキャリアらしく、グループ順の搭乗はきちんと徹底されています。観光客輸送が多いスペインの航空会社という土地柄か、ビジネス19席・エコノミー269席というかなりエコノミー重視の機材なので、乗客数は多めです。

搭乗。スタッガードタイプの座席です。座席には枕、ブランケット、マットレスがセットされており、座席脇のサイドテーブルにはアメニティポーチも置いてありました。

今回選んだのは窓側最後列の4L。10年前に搭乗した時と同じシートというだけあって、当時は先進的でしたが2024年になってしまうと少しスクリーンも小さく感じられます。

座席脇の収納スペースを覗いてみたらこの有様。東アジア系だったらあり得ませんが、イベリア航空に乗るならこれくらいは大らかな気持ちで。

ウェルカムドリンクはアルコール類は無し。水かオレンジジュースとのことだったのでここは水をもらいました。プラカップではなくきちんとグラスで出してくれるあたりは好感が持てます。

夕暮れのJFKを離陸。サマータイムが始まり6時を過ぎても明るくなるようになると、夏の到来を感じます。

小さなビジネスクラスのコンパートメント。19席しかありませんが数席は空席がありました。

機内食メニューの確認。もっとタパスやパエリア等をサーブすれば良いのにと思いますが、あまりスペインらしさが出ていない内容です。

一方、ワインメニューはスペイン尽くし。カバ1種、白2種、赤3種、デザートワイン2種全てスペイン産でコンプリートされているのは圧巻でした。

その他のドリンクメニューはこちら。エスプレッソマシーンがしっかり積んであるのはさすが欧州のエアライン。

まずはおしぼりからミールサービススタート。

続いて最初にオリーブやナッツ、チーズなどが配られました。ここでチーズまで出てくるのはあまり他のエアラインでは見ないパターン。

続いて前菜のケイジャンチキン。同じ大西洋路線でも、先日搭乗したフィンエアーと違いきちんとコース形式でサーブしてくれます。東京ベースの時は当然のことだと思っていましたが、欧米でフライトに乗っているとこれすら有り難く感じられてくる不思議。

メインはビーフ。担当してくれたクルーはリフィルも頻繁に来てくれて気が利く女性でした。英語は苦手だったようですが、久しぶりにスペインアクセントのスペイン語でコミュニケーションが出来て懐かしい気分。

デザートはパッションフルーツのパンナコッタ。ワインもコースに合わせてカヴァ→白→赤ともらって、最後はシェリーのペドロヒメネスで終了です。

夜行便ということで、コース制ではありつつも手際の良いサービスで、1時間ほどでミールサービス終了。最後にお茶をもらうとチョコレートも付いてきました。

離陸から数えても2時間も経たないうちに消灯となりましたが、それでももうマドリード到着まで4時間ちょっとしかありません。それほど大西洋は狭いのです。

ということで就寝準備。搭乗時に座席に置いてあったマットレスは丸めた状態だとレッグレストやクッションとして使用でき、なかなか便利な作りをしています。

広げてマットレスにするとこのような感じ。広げるとペラペラなのでクッション性には欠けますが、清潔性の観点からも無いよりはマシ。

到着前はギリギリまで寝かせてくれることを優先しているのか、朝食のサーブで起こされたのはこの辺り。もうマドリード着陸まで1時間です。日系の東南アジア深夜便で朝食をもらおうとすると2時間前に起こされるのとは大違い。

機内の卵料理はイマイチ信用していないので、フレンチトーストをもらいました。3時間前にも夕食を食べたばかりなのでこれで十分過ぎるほどです。

朝6時前のマドリードに到着。早朝にも関わらず南北アメリカからの長距離便がこの時間帯に合わせて到着するためイミグレは大混雑でした。乗り継ぎ客は専用レーンがあったのでそちらを使えましたが、それでも抜けるのに30分。早朝のバラハス空港は要注意です。