Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

3日目:ロイガヴェーグル・トレイル トレッキング (2)

前夜早めに寝たため、6時前には起床。外に出てみると雲ひとつない快晴です。

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天気が崩れないうちにさっさと歩き始めたかったのですが、あいにくキッチンが7時までクローズしており朝食の準備も出来ないので、しばらく待機。それでも、朝の静けさの中でこの雄大なパノラマを独り占め出来ることに幸せを感じます。

7時を過ぎると他の宿泊客も続々と起床してきます。アイスランドの山の朝は遅めのようです。

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よく考えてみれば、今日の行程も6時間ほど。これだけ日が長いアイスランドであれば、そもそも急ぐ必要などないのかもしれません。私も朝食、身支度をゆっくりと済ませ、食後の緑茶まで楽しんでから9時過ぎに小屋を出発。

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前日の後半同様、しばらくは残雪の中を進むことに。

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かなり分厚く雪が積もっていることがわかります。7月中旬でこれだけの量が残っているのであれば、一年中溶けない万年雪なのでしょう。

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一つ丘を登りきると、絶景が広がっていました。

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丘を越えると雪道は終わり。少しの間、川沿いの道が続きます。

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相変わらずコースの脇では至る所で湧き出る温泉水。噴水口は当然かなりの熱さなのですが、いい感じに冷めたあたりのところを探せば足湯も可能です。天候も崩れる気配がないので、GPSで歩いた距離と残りの距離を確認しながら、休憩をいつも以上に多く挟んでゆっくり進みます。

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11時半頃、峠に到達。ここから先はひたすら下って、正面奥に見える湖のすぐそばにあるアルフタヴァトン小屋を目指すことになります。その前にまずはこの景色のいい場所でランチ休憩。

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食事を終えたら下り始めます。途中、小川を渡るところがありますが、この程度の川であれば石伝いに渡ることが出来るので、濡れることなくクリア。

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振り向くと滝。絵になります。

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ここの下りはずっと眺めがよく、休憩ポイントがたくさんあるのでなかなか進みません。本日ゴールの湖と小屋が見えている安心感もあり、ピクニック気分です。

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ちなみに、湖の奥に見えるこの白い部分は雲ではなく氷河。まさにこの氷河が2010年に大噴火を起こして欧州中のフライト網を麻痺させたエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajökull)です。

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ついに渡渉ポイントが現れます。ここではさすがに石伝いも出来ず、靴を脱いでサンダルに履き替えて渡ることに。雪解け水なので当然冷たいですが、翌日の川に比べれば幅も狭くかわいいものでした。

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坂を下りきると、あとは平坦な道のりが続きます。

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振り向くと、今下ってきた道。この急坂があるため、逆方向に歩くことはあまりオススメされていません。こうしてみると大したこともなさそうですが、実際には重い荷物を背負ってのこの登りはかなり堪えるはず。

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小川沿いに生える草は色がとても鮮やかでCGのよう。

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最終盤は車道と合流。 

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15時半、本日の目的地であるアルフタヴァトン小屋に到着。

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建物はいくつかありますが、今回アサインされた宿泊棟はこちら。

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2階の大部屋に通されました。一人マットレスひとつで、場所は早い者勝ちです。

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その他、数名用の小部屋もありました。グループで泊まるとこちらを使わせてもらえるのかもしれません。

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1階はキッチン&ダイニングスペース。昨日泊まったフラプティンヌスケル小屋に比べると随分整った設備。

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車でもアクセス可能な立地のおかげか、ゴミ箱まであります。小屋の外にはゴミ箱は設置されていなかったので、残念ながらテント宿泊者は使うことは出来ないようです。

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荷物を下ろした後は、周辺をぶらぶら。パトカーもオフロード仕様です。

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まだまだ外も明るいので脇にある丘を登ってみることに。

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15分ほどで簡単に登頂。

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アルフタヴァトン湖も一望出来ます。

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小屋に戻ったら2日ぶりのシャワー。500クローナで5分間使うことが出来ますが、一度使い始めたら、途中でお湯を止めてもカウントダウンを止めることは出来ないので要注意。シャワー設備はテント宿泊者も利用できるので、かなり混み合っており、利用するのに30分ほど並びました。

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ランドマンナロイガルからここまで、2日間で24km歩きました。ゴールのソルスモルクまで、残り30km。

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