保安検査を通って連れて行かれた先は、タイ航空のファーストクラスラウンジ。バンコクから先はビジネスクラスなのですが、バンコクへの到着便がファーストクラスであれば、こちらに案内してもらえるようです。
この日はほとんど利用者がおらず、前回のような狭苦しい印象は感じませんでした。スタッフの数が必要以上に多いのも前回と同様。
このラウンジはビュッフェ形式の食事やドリンクは置いておらず、全てオーダー制です。機内食が十分な量だったのでそんなに空腹を感じるわけではなかったので、簡単に食べられそうなワンタンスープをオーダー。
出発便が搭乗開始になるとスタッフが連絡に来てくれますが、ゲートまでのエスコートはありませんでした。これは乗り継ぎ便がファーストクラスではなくビジネスクラスだからかもしれません。デリー便のゲートはラウンジ出口のすぐ近くだったので、特に問題は無し。
ゲートに着くと優先搭乗は既に終わっていたのか、優先レーンにもエコノミー客の長蛇の列が。仕方なく列に並ぶことに。
残念ながらバスゲートでした。
機材はB777-200。タラップは2つ取り付けられており、前方がビジネス用、後方がエコノミー用です。ビジネス側のタラップにはスタッフが立っており、突撃してくるエコノミー利用のインド人客をどんどん撃退してくれているため、ここでは並ぶことなく搭乗できました。
ビジネスの定員30席に対して乗客は8名という快適な環境です。出発前にエコノミーから1人インド人の中年男性が現れて、これだけ空席があるならスターアライアンスゴールドメンバーの自分をビジネスにアップグレードしろと主張していましたが、クルーに有償なら出来ると言われ金額を提示されるとすごすごと退散。インド行きの機内に入ったらもうそこはインド。
この座席、座席操作のボタンを含め、JALのシェルフラットネオにそっくりです。
機内食メニュー。バンコク23:15発、デリー2:15着という深夜のフライトなので、食事をどうするか迷いましたが、とりあえずもらうことに。
まずはサモサ。
続いて前菜。
この辺りでやはり眠くなってきたため、メインはパスしてデザートだけもらうことに。テンション高めのタイ人おばちゃんクルーに「どうしたの?体調でも悪いの?」とかなり心配をされてしまったのですが、ただ眠たいだけです。
食後はすぐに就寝。フルフラットにはなりませんが、軽い睡眠をとることは出来ました。途中トイレに立った時に、クルーが少ないな?と思ったら、ギャレー番をしている1人を除いて全員がビジネスクラスの空き席で爆睡していたのには思わず苦笑してしまいます。
定時で真夜中のデリーに到着。着陸後、機体が停止する前に乗客が立ち上がってしまい、クルーが大声でSit down, please!と叫ぶのはもはやインド線のお約束。
夜中の到着便が多いデリーの入国審査場はこの時間でも賑わっています。今回はe-Visaを申請済なので、e-Visa用の列へ。ちょうどKLMの到着便が重なったようでヨーロッパ人で混み合っており、通過するのに15分ほどかかりました。通常は入国審査時に全部の指の指紋を取られるところ、私は右手人差し指だけで済んだのですが、これは前回入国時の記録が残っているからかもしれません。
この先はインド国内線に乗り継ぎですが、乗り継ぎ時間が5時間ほどあります。学生の頃なら迷わず空港のベンチで横になっていたところですが、もうそんな体力はないので到着ロビーにあるプラザプレミアムラウンジの仮眠室を予約。3時間利用で37ドルです。
ベッドとシャワーだけの簡易的な設備とはいえ、短時間でも横になってゆっくり眠れることが重要です。