厳重なセキュリティチェックを越えて、ようやくターミナル内へ。
ジェットエアウェイズのチェックインカウンターはインドらしいカオスさで、ビジネスクラス用の優先レーンも表示はあったもののの全く機能していませんでした。
壁にはWi-Fiに関する案内が掲示されていますが、この通りに試してみても繋がらず。インドではこの程度のことは日常茶飯事なのでしょう。
最後のセキュリティチェックを越え、レーの空港と同じく一度預けた荷物の申告を済ませたら、やっと出発フロアにたどり着きます。スリナガルの空港にはラウンジ設備が無いため、ゲート前で待機。
前の便の搭乗を眺めていると、もはやインド人のお家芸と言っても過言では無い、間隔を極限まで詰めた密着行列が目前で広げられていました。これを見るたびに思いますが、インド人にはパーソナルスペースの概念は無いのでしょうか。
私の便も搭乗開始のアナウンスがあり、行列に飲み込まれる前にさっさと優先搭乗で機内へ。ビジネスは2-2の配列で2列の計8席でしたが、座ったのは2名の乗客と1名のデッドヘッドパイロットのみでした。
スカイインテリア仕様の機体なのでそんなに古くはないはずですが、座席自体はお古のものを移し替えただけなのか、かなり年季を感じさせます。
ウェルカムドリンクにはグァバジュースをもらいましたが、なぜか塩辛く奇妙な味。インドではグァバジュースには塩を入れて飲むのが普通なのでしょうか。
距離にして400マイルの短距離線でも、メニューが用意されており、食事はしっかり提供されるようです。飛行時間が短いため、離陸前にオーダーの確認まで終えていました。
座席前のポケットには新聞が入れてありました。クルーが気をきかせて入れておいてくれたのか、前の便の乗客が持ってきたものがそのまま放置されているのかは不明。
離陸。スリナガルはもう少し情勢が平穏になったら、近隣の山々も含めてまた訪れたいところです。
食事はチキンの方を選びました。1時間のフライトでもしっかりホットミールが出てくるのには良い意味で驚き。
食事が終わるともう着陸態勢です。
あっという間にデリーに到着。
ゲートの真ん前に駐機しておきながら、なぜか近づいてきたのはボーディングブリッジではなくタラップでした。
ということで、バス送り。ビジネス用の車があるわけではないので、エコノミーの乗客がバスに乗るまで待つことになります。
実はデリーの国内線到着は初めて。こちらでも国際線と同様に無数の手がお出迎えしているのでした。