Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:プエルトヒメネス町歩き

プエルトヒメネスでお世話になった宿は、Casa Celeste del Golfo Dulce。フランス人夫婦が経営しているのですが、1晩に1組しか予約を取らず、夫婦の他にはスタッフもいないため、宿というよりは夫婦の家にホームステイさせてもらっているという雰囲気。

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部屋はこんな感じ。トイレ、シャワー、エアコン、朝食付きで1泊51ドルと値段もお手頃。空港やバス停までの移動は車を出してくれたり、周りの美味しいレストランを教えてくれたりとホスピタリティは抜群です。

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そして素晴らしいのが朝食。まずはフルーツに始まり・・・

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卵とパン。パンとバターは自家製だそう。2泊目はクロックムッシュになりました。

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そしてこれも自家製のバナナケーキとココナッツのブラマンジェ。こちらは2泊目はチーズケーキになりました。

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もちろん搾りたてのフルーツジュースも。この価格帯の宿の朝食といえばシリアル、卵、パン、フルーツくらいで済ませるところが多いのですが、たった1人の宿泊客のためにここまで手作りで用意してくれるとは。しかも最終日は朝5時発のバスに乗るにも関わらず、4時過ぎに起きて朝食を準備してくれるというホスピタリティ。良い宿でした。

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プエルトヒメネスはオサ半島最大の都市ですが、それでも人口1万人にも満たない小さな町。コルコバード国立公園への入り口であり、ハイシーズンは観光客で賑わいますが、それでも下の地図でほぼ町の全てです。泊まっている宿は37番のところにあります。

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早速町歩きへ。これが町のメインストリートというところからも、この町がいかに小さいか想像するのは容易いのではないでしょうか。

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まずはツアー会社であるOsa Wildの事務所へ。翌日から3日間のコルコバード国立公園ツアーに参加します。

予約と前金50%の支払いは出発前にオンラインで済ませていたので、残金50%の支払いを行いツアー行程の詳しい説明を受けました。今回参加するツアーは"Intense Jungle Trekking"というもので、その名の通り3日で50km超を歩くOsa Wildのツアーの中でも最もハードな内容。しっかりとしたシューズや飲み水など、必要な持ち物を最終確認します。

ツアー詳細はこちら→https://osawildtravel.com/product/intense-jungle-trekking/

 

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町最大のスーパーマーケット。この町に来る観光客の大半は、私と同様に隣接するコルコバード国立公園でのジャングルトレッキングに参加する人達だと思いますが、防虫スプレー、日焼け止め、水、スナック等の必要な品物はここで調達可能です。私も水を2リットル購入。

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空港の滑走路。セスナ機くらいのサイズの機体しか離発着は出来ませんが、ハイシーズンのためか離発着する機体はそれなりに多く見られました。

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この町は国立公園へのベース基地としての要素が強いため、町中に大したアトラクションはありません。とりあえずビーチへ行ってゆっくり。観光客というよりも地元の人達で賑わっていました。

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時差ぼけからかビーチで少し昼寝をしているともう夕方に。

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大きな音が近づいてきたかと思うと、真上をセスナ機が通過していきました。

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コスタリカ地ビールで休憩。国産ビールといえばImperialがメジャーどころですが、その他にも各地で特色ある地ビールが生産されています。

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夕食は宿主におすすめされたビーチ沿いのシーフード料理店Marisquería Corcovadoで。美味しかったですが観光客価格で相場に比べると少し高めでした。

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2日目:SANSA航空 RZ1068 サンホセ〜プエルトヒメネス エコノミー

サンホセ空港の国際線ターミナルと国内線ターミナルは少し離れていますが、充分歩いていける距離。案内板に沿って進んでいけば迷うこともありません。

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数百メートル歩いて国内線ターミナルに到着。昨年5月にオープンしたばかりの真新しい建物です。

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ターミナル正面に駐機しているのは年代物のカーティスロビン。"Espíritu Tico" (=Costa Rican Spirit)と名付けられた由緒ある機体だそう。

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ターミナル内に入るとすぐ正面にチェックインカウンター。SANSAはコスタリカ国内線においては最大手であり、このターミナルでも最も存在感のあるキャリアです。

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SANSAの運行機材は全て小さなセスナ機のため、重量制限はかなり厳しくなっています。預け荷物の重量は14kgまでとされているほか、チェックイン時には搭乗客も体重をしっかり計測されました。

また、ボーディングパスもこのラミネート加工されたチケットで代用。搭乗時に回収され何度も使いまわしているようです。

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ボーディングパスの裏側にはSANSAの路線図が。国内線最大手らしく、コスタリカ各地に路線を持っています。

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保安検査を通り抜けた先には小さなショップが1つあるのみ。ただ、新しいだけあってWiFiがしっかり整備されているので退屈することはありません。

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外に並ぶのはSANSAの機体。日本の国内線とはずいぶん違う規模感です。

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搭乗開始。機材はセスナ208Bグランドキャラバンです。

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乗客12人+パイロット2人の14人乗り。昨年末にチリのロビンソンクルーソー島へ行く時に乗ったドルニエ228よりも更に小型でした。

運賃は145ドル。地元住民が乗るには少々高すぎる値段設定のせいか、乗客は全員観光客です。よって、ハイシーズンはほとんど満席になるため早めの予約が必須とのこと。

ただ、SANSA航空のホームページは何故か日本からだとなかなか繋がりません。私も昨年7月にロンドンを訪れた時にスマホを使ってなんとか予約することが出来ました。

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滑走路へ。小型機だとやはり離陸時は少し緊張します。

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テイクオフ。

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アラフエラの街。サンホセの空港は、実際はサンホセ郊外にあるアラフエラという街に面しています。

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超小型機なのでパイロット席のモニターも丸見え。初めて見た気がします。

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上昇していく途中で、下の方に別の機体が並走しているのが見えました。機体が小さいので遠くに見えますが、目視するとなかなか近かったので少し驚き。

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サンホセ郊外の丘の上には風力発電用の風車が並んでいるのが見えました。再生可能エネルギー発電100%を達成したコスタリカならではの光景でしょう。

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与圧機能の無い機体なので、3,000mほどまでしか上昇しません。奥に見えるのは、この旅の後半で登山をすることになっているコスタリカ最高峰のチリポ山(3,820m)ですが、そこよりも低いのがわかります。

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機内誌はAvianca。元々Sansaはコスタリカで国際線を運行していたLacsaの子会社だったのですが、そのLacsaがTacaに吸収され、TacaがAviancaに吸収されたために、現在ではAviancaグループの一部という扱いになっているようです。ただし、スターアライアンスには加盟していません。

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プエルトヒメネスのあるオサ半島に近づくと、密林や湿地帯などが表れ、眼下の景色も変わってきました。オサ半島はコスタリカの生態系の半数以上が生息すると言われており、野生動物の宝庫です。

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目的地のプエルトヒメネスが近づいてきました。

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海側から着陸。

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プエルトヒメネスの空港はセスナ用の滑走路が1本あるだけで、ターミナルビルもありません。滑走路の隣りに航空会社のオフィスがあるのみ。

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 羽田から3回の乗り継ぎを経て、ようやく目的地に到着しました。

1日目:アメリカン航空 AA399 フェニックス〜サンホセ ビジネス

到着したら、まずは乗り継ぎ便のゲートをチェック。今回の目的地のサンホセと成田からの直行便もあるカリフォルニア州サンノゼはどちらもスペルが一緒なので、間違えないように要注意です。

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フェニックス空港にはTripAdvisorのショップが。初めて見る施設ですが現在北米を中心に展開中らしく、トロント、ヒューストン、シャーロットなどにも店舗を構えているようです。ただ、オリジナルグッズは少なく、これといった特徴のある店ではありませんでした。

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ここでもAdmirals Clubへ。

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出発ゲートから1フロア上がったところにラウンジが設置されています。入り口ではアメリカン航空の模型がお出迎え。

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ラウンジ内はレッドアイフライトを待つ人たちで混雑。ラウンジ自体があまり広くないこともあり、かなり窮屈な印象を受けます。フードの内容はサンフランシスコのAdmirals Clubとほぼ同じでした。

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ラウンジが窮屈だったので早めに後にしてゲート前へ。待っていると名前を呼ばれたので何かと思いつつゲートのスタッフの元へ向かうと、パスポートチェックが必要とのことでした。パスポートを見せてすぐOK。

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国際線運航に向けた機内準備に時間がかかっているとのことで、予定より20分ほど遅れて搭乗開始。

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今回の機材はB737-800。当然ビジネスクラスのシートもフルフラットにはならず、深夜便で乗るにはかなりキツいシートです。本来であれば避けたい便ですが、他にスケジュールの都合に合う便が無かったため仕方ありません。

ウェルカムドリンクは前便と同じく水で。

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離陸。フェニックスからサンホセまでの飛行時間は5時間と、思ったよりも長いフライトになります。

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アメリカン航空のファースト及びビジネスクラスは基本的にインターネット上で食事の事前予約が出来るところ、この便は何故か出来ませんでした。そのため、22:55発の夜行便ということもあって食事は何もないのかと思っていたのですが、巡航高度に達するとサーブ開始。

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クルーから口頭で①チーズプレート、②豆と野菜のディップの2択だと伝えられたので後者を選択。運ばれて来ると非常に簡素な内容でした。どうやらホットミールは搭載していないようです。

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食事が終わると、到着前の朝食は要るかどうか聞かれました。驚いたことにこの路線では2食サーブされるようです。チョイスを聞くと①ヨーグルトとフルーツ、②ハムチーズサンドイッチとのことだったので、後者をお願いしておきました。

アメリカ/メキシコ国境のノガレスの街。

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深夜、ウトウトした状態でふと目が覚めて横を見るとこの光景。まあリゾート路線ですから客層に期待していたわけではありませんが、アメリカ人の本領発揮です。

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隣りの乗客はアクロバティックな体勢で良く眠っていたようですが、こちらは角度の浅いリクライニングシートで大して質の良い眠りがとれるわけもなく、眠れたのか眠れていないのか微妙なまま到着1時間前。事前にお願いしておいた朝食がサーブされました。

このサンドイッチも温められているわけではなく冷たいまま。この便自体がクリスマス休暇の2週間しか運航されない臨時便なので、そのためにホットミールを準備するのは手間が大きいということなのでしょう。

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食後には入国カードが配られます。しっかりAAのロゴまで入っているとは驚きです。

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夜明けのサンホセ

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到着。この日の到着便1本目だったようです。

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スペイン語、英語、イタリア語、ドイツ語、フランス語に並んで日本語。コスタリカまで来る日本人は多くないにも関わらずこういう表示を見るのは嬉しいものです。

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初便の到着なので入国審査は並ぶことも無くすぐに終了。預け荷物のターンテーブル前には地元の通信会社であるkolbiのブースがありましたが、朝早すぎてまだ閉まっていました。

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2GBで10ドルとのこと。なかなか手頃な価格です。

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また、ターンテーブル近くには中南米でおなじみのScotiabankのATMもあります。ここで2万円分ほど現地通貨を調達しておきました。

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到着客が出てくる扉の前は、ホテルの迎え、タクシー客引き等で混雑。私は国内線への乗り継ぎのため、その間をすり抜けて国内線ターミナルへと向かいます。

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1日目:アメリカン航空 AA420 サンフランシスコ〜フェニックス ファースト(Domestic)

AirTrainに乗って国際線ターミナルからターミナル2へ移動。AirTrainのホームは外なので、冷たい外気にさらされることになります。カリフォルニアとはいえ冬はなかなかの寒さ。

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アメリカン航空はターミナル2と書いてありますが、実際には旧USエアウェイズの運航路線(フェニックス線、シャーロット線)はターミナル1発着。ただし、アメリカン航空のチェックインカウンターはターミナル2にしかないので、このような表示になっているのでしょう。今になって考えれば、今回はボーディングパスも手元にあるため直接ターミナル1に行っても良かった気もしますが、あまり深く考えずにターミナル2へ向かってしまいました。

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ターミナル2のアメリカン航空チェックインカウンターは素通り。

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LyftUberの乗り場案内が表示されているのはさすがサンフランシスコ。

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入国に時間がかかったとはいえ、次の便の出発まではまだ2時間ほどあります。保安検査を通り過ぎたらとりあえずAdmirals Clubで一休みすることに。

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松の木のインテリアが和を想起させる内装です。

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オーダー式のワカモレのほか、サラダ類が用意されています。

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それからスープ2種類も。一時期に比べてAdmirals Clubのフード類もずいぶん充実しました。

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これ以上を求める人には有料メニューも健在。チキンサラダ12ドル、サンドイッチ11ドル、ケサディージャ10ドルとお手頃価格ですが、本格的に腹を満たしたい場合は外のレストランに行く方がベターでしょう。

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アルコールは入室時にもらえる引換券で1杯無料。

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搭乗時刻が近づきターミナル1へ。ターミナル2との間はエアサイド側で繋がっているので、再度保安検査を通る必要はありません。

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搭乗予定の機材が見えました。A321です。

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ターミナル1はデルタ航空のベース。ほとんどのゲートがデルタ仕様になっています。

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そんな中、奥の方にある2つのゲートのみがアメリカン仕様。

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アメリカン航空では、ゲート前のモニターで搭乗時刻までの残り時間がカウントダウンされています。

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1分単位のカウントダウンでアメリカらしからぬ精密さだなと思っていたのですが、この表示通りに搭乗が開始されました。1から9まで細かくグループ分けがなされており、グループ順の搭乗になります。ファーストクラス乗客はもちろんグループ1。

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ということで搭乗。アメリカ国内線の典型的なシートです。旧USエアウェイズのフライトはボロ機材が多い印象があったのですが、今回はまともでした。

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ウェルカムドリンクは水。他にも希望すれば色々選べそうです。

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夜の帳が下り始めたサンフランシスコを横目に離陸。

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2時間弱の飛行時間しかないため、ミールサービスは無くスナック類が配られるのみ。クルーが持って周るスナックバスケットの中から、好きなものを選んで取っていく方式です。

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寝不足でウトウトしているとあっという間にフェニックス上空。乗り継ぎでしか訪れたことはありませんが、夜景を見ると思ったよりも大きな街でした。

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夜9時前でも賑わうフェニックス空港に到着。次はコスタリカ行きの夜行便への乗り継ぎです。

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1日目:JAL JL2 羽田〜サンフランシスコ ファースト

昨年に続いて年末年始の旅行で利用することになったJL2。19:45羽田発という仕事終わりに直行で乗れるサラリーマン御用達のスケジュールで、いつもお世話になっています。

昨年はビジネスでしたが、今年はマイルでアップグレードしてファーストに搭乗。

ファーストクラスのチェックインカウンター前には門松が置かれていました。クリスマスも終わると、世の中も一気に正月気分です。

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サンフランシスコからはアメリカン航空に乗り継いでSFO→PHX→SJOという旅程。全て通しの航空券なのですが、昨年に引き続きなかなかボーディングパスを印刷出来ない様子。結局15分ほど待たされました。いつもこの調子だと、JALのカウンタースタッフはスキルが低いと言わざるをえません。

出てきたボーディングパスにはいつものSSSS。米国線では8割方は選ばれているので、もう慣れたものです。

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ラウンジのエントランスにも門松。

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ラウンジ内では、前回見つけて気に入ったRED SUITEへ直行。

この日もRED SUITE内に乗客はいませんでしたが、靴磨きのスタッフの方が1名待機していました。どうやら彼も暇だったらしく、私が室内をぶらぶらしていると部屋の案内をしてくれることに。

このあたりの機械類は実際に過去のJAL機に搭載されていた運行機材とのこと。

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こちらは過去のJALの運賃表。国際線の行き先に"沖縄"が含まれていることに時代を感じます。

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Futbolínも置いてあります。日本ではあまり馴染みが無い人が多いようですが、欧米人の利用者には大人気だそう。

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スタッフの男性の話も面白く、飛行機の話からオーダーメイド靴の話まで、興味深い話を色々聞かせてもらうことが出来ました。

ただ、余りにスタッフの方との話に花を咲かせていると、ラウンジ内のアナウンスで私の名前が呼ばれてしまうはめに。ふと我に返ると、いつの間にか搭乗開始時刻の19:15を大幅に過ぎており、既に19:37。急いでラウンジを後にしてゲートへ向かいます。

SSSSの二次検査も急いで済ませ、最終乗客として搭乗。搭乗するとすぐにドアが閉まりました。

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座席前のテーブルにはメニューケースが。JALのファーストは1年半ぶりですが、こんなケースは記憶に無いので最近導入したのかもしれません。重厚感があり、ファーストクラスの特別感を演出するには良い試みでしょう。

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ファースト乗客には、機内Wi-Fiの無料クーポンも提供されます。容量制限は設けられておらず、ANAが100MB限定だったことに比べると気前の良いサービス。

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座席横にはSHISEIDOのメンズスキンケアキット。JALの場合は男女別に違ったものが提供されます。

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そしてETROのアメニティバッグ。ご丁寧に液体物が入っているので乗り継ぎ時は透明の袋に入れ替えるようにという注意書き付き。誰かクレームでもつけた人がいたのでしょう、いかにも日系キャリアらしい対応です。

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ドアクローズ後すぐ出発するかと思いきや、ゲートを離れてすぐにパイロットからのアナウンスが入り、計器不具合の表示が出ているため一度別の駐機スペースに移動して状況を確認するとのこと。

ターミナルから離れたところで再度駐機すると、すぐに整備スタッフが乗り込んできました。

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ドアが開きっぱなしで外気が入ってくるので、特にドアから一番近いファーストクラスキャビンはかなりの寒さ。ペットボトルの水と一緒に温かい緑茶もサーブしてもらいました。

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10分ほどで再度アナウンスが入り、部品交換が必要になるため1時間ほどこのまま待機するとのこと。この先タイトな乗り継ぎがある人は大変そうですが、私は余裕を持って5時間半の乗り継ぎ時間を設定しているため問題なさそうで一安心。

結局、定刻より1時間半遅れの21:15に再度ドアクローズとなり、今度は無事に離陸しました。冬場は空気が澄んでいるため東京の夜景も一層綺麗。

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到着予定時刻は13:20。定刻が12:00なので、到着も1時間20分遅れのよう。フライト中の遅れの挽回はあまり出来なさそうです。

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水平飛行に移ったら、支給されるパジャマに着替え。JALのパジャマはサイズが大きいので、Sサイズでちょうどぴったりです。

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機内食メニュー。和食か洋食からの選択で、洋食の場合はアペタイザーとメインがそれぞれ3種類から選べます。

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アラカルトメニューも充実。

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まずはシャンパンからスタート。サロンが無くなってしまった今、JALが搭載するのはルイロデレールのクリスタルです。

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クリスタルと一緒にサーブされたのは、メニューには載っていない突き出し。プレゼンテーションもしっかりしています。

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続いてテーブルのセット。今回は洋食を選んだので、パン用のバター、オリーブオイル等も配置されました。

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アミューズブーシュ。赤ピーマンの鱈ペースト詰め。スペインではPimiento Rellenoと呼ばれピンチョスの定番の一つです。スポイトに入ったソースが特徴的。

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続いてアペタイザーはタラバガニを選びました。トマトと大きなモッツァレラチーズでさっぱりした仕上がり。

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メインは牛ほほ肉の赤ワイン煮。想定以上に色が黒くてインパクトのある見た目でしたが、見た目の通り味付けも濃い目。クルーもそれを承知しているのか、口直しにサラダを少し持ってきてくれたので助かりました。

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食後はチーズ。ビジネスクラスのチーズはいつも貧相なJALですが、ファーストだと少しはまともな内容になっており一安心。

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デザートはマセドニア。刺さっているスポイトの中身はオリーブオイルです。

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ファーストだとビジネスに比べても食事の時間は長くなりがち。食事が終わる頃には日付変更線の手前まで到達していました。日本時間では0時を過ぎた頃になっており、少し眠ることにします。

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歯を磨くためにトイレに立ったタイミングでクルーにベッドメイクを頼むと、あっという間にセッティングしてもらえました。掛け布団を少し捲った状態でセットするのもマニュアル通りなのでしょう。

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目が覚めたのはこの辺り。だいぶアメリカ大陸が近づいてきました。

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ベッドを撤収してもらうように頼み、席に戻るとこの状態。きちんと毛布が畳まれているだけでなく、ガイドブックまでしっかりセッティングされていました。クルーの個性が出るところでしょうか。

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寝起きの食事はまずはフルーツから。フルーツなどビジネスとファーストで差の付けようが無いだろうと思っていたのですが、ただカットフルーツが並ぶビジネスとはプレゼンテーションがかなり違っていました。さすが、手が込んでいます。

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続いて選んだのは蒸し鯛の胡麻茶漬け。見返してみると、チョイスが昨年ビジネスに乗った時とほとんど同じでした。嗜好は簡単には変わらないものです。

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最後にフィナンシェ。

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クルーからの最後の挨拶と共に配られるのがこの小箱。

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中身はマカロン。このままコスタリカに持っていっても仕方が無いので、その場で食べてしまいました。

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降下が始まり、陸地が見えてきます。

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今回は南側から空港にアプローチするルートのため、サンフランシスコの市街地は遠くに見える程度。ゴールデンゲートブリッジもほとんど見えませんでした。

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到着。米国名物の厳しい入国審査に臨みます。珍しくVisitorsの列が米国市民の列より空いているかと思ったのですが・・・

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奥に進むとこの行列でした。タイトな乗り継ぎがある人はオレンジ色のExpress Connectionカードをもらっていましたが、私は十分余裕があるため対象にならず。

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13:45に列に並び始めて、自分の番が回ってきたのは15:00過ぎ。幸い別室送りにはならずに一発で通過出来ました。この日は他のブースを見てもほとんど別室送りになっている人が見当たらず、ちょうどトランプ大統領による政府機関閉鎖の真っ最中だったので、そのせいでスタッフの数が足りずに別室が機能していないのかもしれないと推察します。

荷物ピックアップの前には乗り継ぎ便の表示が。JALからUAへの乗り継ぎ客(しかもニューアーク)がいるとは意外。

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 外へ出られたのは15:15。別室検査がなかったのは不幸中の幸いでしたが、それでもアメリカの入国審査はいつも一苦労です。

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2018年フライトまとめ

2018年も多くのフライトに乗ることが出来ました。以下そのまとめ。

 

フライト数:65本

昨年の80本に比べると少し減りました。エアライン別ではJALが14本とダントツで、その他5本のエミレーツ、4本のフィジー航空とLATAM航空など。

クラス別ではファースト8本、ビジネス38本、プレミアムエコノミー2本、エコノミー17本。今年はエミレーツのファーストに5本乗ったのがハイライトでしょう。また、ANAのファーストにも初搭乗することが出来ました。

 

フライト距離:125,340マイル

これも昨年の147,092マイルに比べると微減。エアライン別ではJALが47,520マイル、エミレーツが15,363マイル、カタールが7,697マイルでした。例年に比べてもJALに乗る機会が多く、この1年だけでダラス、サンフランシスコ、ロンドン、シドニーホーチミンシティ、北京の各路線に搭乗。その結果、数値上もダントツになりました。

 

2018年のフライトマップ。今年は南米、アフリカ、オセアニア、欧州など世界各地にバランス良く渡航したことになります。唯一北米だけは乗り継ぎのみで終わってしまいましたが、来年は北米を目的地とした旅行もある予定。

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マイル残高 ※カッコ内は昨年末の残高

ANA:84,529マイル(←0マイル)

長年眠らせていたANAの口座ですが、今年は一部スターアライアンス系をUAではなくANAに加算した他、クレジットカードのポイントをまとめて移行して一気に8万マイル超。狙っている特典ルートがあるので、2019年中にはそれを発券して残高をゼロ近くまで減らす予定です。

 

ユナイテッド航空:68,840マイル(←50,905マイル)

一部ANAに割り振ったとはいえ、大半のスターアライアンス系は今年もここで加算。バイマイルキャンペーンで少しマイルの購入もしました。来年に向けては、3月に搭乗予定でTGのCを発券済です。

 

アラスカ航空:67,266マイル(←56,880マイル)

大韓航空とフィジー航空はここで加算しました。今年はマイルを使う機会が無かったため残高は純増。

 

JAL:29,607マイル(←17,329マイル)

残高は少ないですが、この1年で18万マイル超を加算し17.5万マイルを利用したので、口座の動きは一番活発でした。マイルの価値は年々下がり気味なので、溜め込まずに早く使ってしまうに限ります。

 

エティハド航空13,443マイル(←13,443マイル)

残高に動き無し。2019年中には使い切らないとexpiryを迎えてしまうはずなので、どこかで使いたいところです。

 

・ルフトハンザ:4,939マイル(←31,939マイル)

今年の10月に利用したアルマトイまでの片道特典を発券。スターアライアンスのマイルはUAANAを中心に運用していくため、今後は休眠状態になりそう。

 

デルタ航空:1,590マイル(←29,090マイル)

KEのソウル往復特典を発券して残高は激減しました。またコツコツと日本国内線で貯めていく予定。

2018年旅行まとめ

2018年の旅行記事も年内にアップし終えられませんでしたが、ようやく完了したので最後にまとめです。

1月:チリ (4回目)

4回目のチリは、本土では無く太平洋に浮かぶ孤島であるロビンソンクルーソー島がメインの目的地。定期便が週2便しか飛んでいないこの島では、クリスマス休暇のハイシーズンにも関わらずほとんど観光客の姿もおらず、自然に囲まれて喧騒とは無縁の休暇を過ごすことが出来ました。自然好きの旅行者であれば、本格的な観光開発が始まってしまう前にぜひ訪れるべき土地です。

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2月:チュニジア (122カ国目)

欧州からの近さや温暖な気候のおかげで元来はメジャーなバカンス先だったのですが、ジャスミン革命以降の混乱で観光客がパタッと途絶えてしまったチュニジア。失業率も高く経済は厳しそうですが、物価はかなり安くなっているのはグッドポイント。インフラも整っており旅行しやすい国でした。観光資源自体は豊富なので、治安が改善したら次は内陸部のサハラ側も訪れたいところです。

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3月:中国 (5回目)

今回の中国は北京でインターコンチネンタルに宿泊してゆったりシティステイ。一卡通というICカードを入手すれば、英語が全く通じないバス運転手も恐るるに足らず、スムーズに市内を移動して多くの見所を訪れることが出来ました。中国も便利になったものです。

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5月:トンガ (123カ国目)、フィジー (124カ国目)、ツバル (125カ国目)

ゴールデンウィークは、長期休暇のメリットを活かしてアクセスの悪いオセアニア島嶼国を一気に攻めて、3カ国を新規カウント。どの国も南国の島国特有のゆったりとした空気に包まれ、真っ昼間からゴロゴロしている大人たちばかりなのですが、そんなライフスタイルが当然のものとして受け入れられています。日本とは真逆ですが、そういった環境でリラックスするのも休暇の醍醐味でしょう。

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6月:モルディブ (126カ国目)

一般にモルディブでイメージされるのは青い海に囲まれた高級リゾート地ですが、今回はそれではなく、首都とその近辺のローカル島を周りました。世界有数の人口密度を誇る首都のマーレやゴミの島であるティラフシ島を訪れると、同じ"南の島"であるトンガやツバルを先月に訪れたばかりなのでついつい対比してしまい、経済発展の良い面・悪い面を考えされます。

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7月:アンドラ (127カ国目)

久々の西欧。ピレネー山脈の中にひっそりと位置するこのミニ国家は、その立地のおかげで夏はハイカー、冬はスキーヤーで賑わっています。今回はアンドラ最高峰であるComa Pedrosaを登頂するだけにとどまりましたが、1週間ほどで国を1周出来るようなハイキングコースも用意されており、もっと長期休暇で訪れても良さそうなところでした。

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8月:ロシア (6回目)

6回目のロシアは、近くて遠いサハリン。日本から物理的距離の最も近い外国は1945年までは実際に日本領でもあったはずなのですが、今ではなぜか韓国や台湾といったその他の周辺国に比べると心理的距離を感じます。近現代史の様々な出来事が詰まっている土地なので、歴史について少し勉強をしてから行くと理解が深まりより楽しめました。

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9月:サントメプリンシペ (128カ国目)、ガーナ (129カ国目)、コートジボワール (130カ国目)

夏休みは昨年に続いて2年連続の西アフリカで、ゴールデンウィークに続いてここでも3カ国をカウントすることが出来ました。アフリカ旅行は正直体力的にも精神的にも疲れるのは間違いないのですが、南北問題とその弊害を目の当たりにして考えさせられることが多いのも事実。今後も体力・気力が衰える前に色々な国を回っていきたいところです。

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10月:韓国 (2回目)、カザフスタン (2回目)

シルクロードの中継地という歴史的な背景から、建築や食事などに代表される豊かな文化が注目されがちな中央アジア。もちろんそれはそうなのですが、今回訪れたカザフスタンのチャリンキャニオン国立公園も、深い渓谷が作り出す景観は見応え十分です。

また、往路では韓国にも1泊。初めて食するカンジャンケジャンは絶品でした。

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11月:ミャンマー (2回目)

東南アジアのフロンティアであるミャンマー。タイ、マレーシア、ベトナム等に比べるとまだまだ観光インフラは発展途上ですが、それでも前回訪れた2009年に比べると観光客の多さに驚かされました。ヤンゴンでは建設ラッシュも続いており、次回訪れる時にはまたどれだけ発展が進んでいるか楽しみです。f:id:Pablo21:20181219001002j:plain

 

2018年の新規カウント国数は9。これで累計の訪問国は130カ国・地域になりました。