タトラ山地でトレッキングをする予定が、天気が優れなかったため午前中でトレッキングは切り上げ。午後は予定を変更してポプラトタトリのバスターミナルへやって来ました。

目指すのはスピシュ城。巨大な中世の城跡が丘の上に建つ、スロバキアを代表する世界遺産です。スピシュ城の最寄りの町であるスピシュスケーポドフラディエ(Spišské Podhradie)までのバスはプラットフォーム1番から。それにしてもスロバキアの地名は長くて覚えづらいものが多く発音も難しくてなかなか難儀でした。

スピシュスケーポドフラディエ行きのバスは1時間に1本ほど走っており、この日は12:50のバスに乗車。運賃3.5ユーロはバス車内でクレジットカード払いが可能でした。

1時間ほどバスに乗ると、左前方の丘の上に一際目立つ古城を発見。RPGの舞台さながらの雰囲気を持つスピシュ城です。

ということで、14時にスピシュスケーポドフラディエの町に到着。町の中心からも背後にスピシュ城を覗き見られます。

まずは観光案内所で情報収集、と思ったのですが何故か鍵が掛かっていて中に入れませんでした。扉に貼られた開館時間案内には土日含め毎日9:00-16:00オープンと書いてあったのですが、あてになりません。

観光案内所の窓に、鉄道運行の案内を見つけました。この町はバスでしかアクセスできないと思っていたのですが、夏の時期だけ運行する観光鉄道があるようです。ブラチスラバ〜コシツェを結ぶ幹線ルートとの接続駅まで1日4往復の運転があるようなので、帰りはこれを利用することに。

さて、まずはスピシュ城へ。町の中心からは歩いて20分ほど丘を登る必要がありますが、元々は今日はタトラ山脈でハイキングをしている予定だったのでそれに比べれば余裕です。

丘の上まで着いたら、入り口は裏側なので城壁沿いに更に奥へ。堂々とした佇まいです。

到着。開館時間は9時から19時。入場料は10ユーロでした。

中に入ったら、早速中央にある塔の上へ登って全景を確認。こうしてみると綺麗に復元されているというよりは廃墟のような感じで、それがまたタイムスリップしそうな雰囲気を引き出しています。

ちなみにエントランスにも警告文が掲示されていたのですが、夏の時期は塔の上部で大量の羽蟻が発生するのだそうで要注意。確かにかなりの死骸が転がっていましたが、飛んでいる数はそれほどでも無くそんなに不快なレベルではありませんでした。

他にもこのような中世の室内を再現したようなエリアも少しありますが、基本的に屋根がないこともあって。そこまで充実した展示はありません。やはり外側から城を眺めるのがスピシュ城の正しい楽しみ方なのかも。

城壁内の芝生エリアでは何かイベントも行われていましたが、完全にスロバキア語オンリーで観光客には何も理解できず。

ということで、町に戻って16:03発の観光列車に乗車。1両編成でレトロなスタイルの車両です。

切符は車内で購入する形式で、このようにスピシュ城を背景にした写真やユネスコのロゴがプリントされた記念乗車券のようなものが配られました。乗車時間は15分で運賃は2ユーロです。

レトロな外見と異なり、車内の座席は現代的な仕様。私も事前に知らなかったくらいですが、あまりこの鉄道の存在は知られていないようでした。

こちらが時刻表。16:03にスピシュスケーポドフラディエを出ると、16:18にはスピシュスケーヴラヒ(Spišské Vlachy)に到着。下の段はヴラヒからの乗り継ぎ電車の案内で、ポプラトタトリの方に戻る際は16:22の電車にちょうどよく接続します。

スピシュスケーヴラヒの駅でサクッと乗り換え。乗り換え時間が短いので、ここから先の切符は事前にオンラインで買っておきました。

スピシュスケーヴラヒからポプラトタトリまでは約1時間。朝は分厚い雲に覆われていたタトラ山脈も徐々に姿を現していたので、明日は良いトレッキング日和が期待できそうです。
