エルカラファテで1泊したら、翌日は更にバスでエルチャルテンに移動。この区間は3社が運行していますが、朝一の便はどの社も8時前後でほぼ同じタイミングです。発着するバスターミナルも一緒、バスのクオリティも大差なし、値段も同一なので、どれを選んでも変わりはなさそう。
今回はMARGA TAQSA社にしました。南米の長距離バスでは一般的なシートである、Semi-Camaと呼ばれる140度くらいまで倒れるタイプです。
バスの旅は3時間ほど。ひたすら荒涼とした大地を進みます。
アルゼンチンパタゴニアの象徴、フィッツロイが見えてきたらもうすぐ到着。雲がかかっていることも多いのですがこの日ははっきり見えました。
エルチャルテンのバスターミナルは町の南端。ここからもギリギリフィッツロイが見えます。
宿泊したのはGuanaca Lodge。観光シーズンということもありますが、この設備で1泊70ドルはなかなか強気。ちなみに、Wi-Fiはかなり遅いですが、これはエルチャルテンの町自体のインターネットが衛星接続しかないのが理由で、観光客で溢れるシーズン中の夕方から夜にかけては町中どこでもこの遅さなので仕方ありません。
エルチャルテンには2泊しましたが、トレッキングを中心としたアウトドアアクティビティのベースになるような町なので、町の中ですることはほとんど無し。このように昼間は人もまばらです。
この町の特色といえば、クラフトビール。アルゼンチンといえばワインの国というイメージがありますが、最近パタゴニア地方では若い世代を中心にビールがかなり流行っているらしく、ここにもクラフトビール専門店が複数あります。その中でも特に良かったのがこのLa Cerveceria。
裏の醸造所で出来たばかりの4種類のビールが楽しめます。
しかもこのジョッキで3,800ペソ(約3.8ドル)と、何でも観光地価格のエルチャルテンにしては手頃な値段。
食事も結構良い感じでした。どちらもアルゼンチンの定番料理であるエンパナーダとアルボンディガス(ミートボール)。
町の雰囲気としては上高地にちょっと似ている感じ。アルゼンチン人に言わせると外国人ばかりでアルゼンチンらしさが無いと言いますが、どこでも英語が通じるので旅行客には優しい町と言えるでしょう。