Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

4日目:フィッツロイ ロストレス湖 日帰りトレッキング 

エルチャルテン2日目は、このエリアで1番の見どころであるフィッツロイの麓にあるLaguna de los tres(ラグーナデロストレス/ロストレス湖)までトレッキング。この日は朝の天気が雨模様だったので、天候回復を待って正午過ぎの歩き始めです。町の北端にあるトレイル入り口からスタート。
入り口にある看板でルートの概要を確認。この標高チャートにある通り、最初に少し緩やかな登りが続き、その後はしばらくフラット、そして最後にガツンと450mを登り切るルート構成です。往復で全長20km超となかなかのロングコース。

最初の登りはこんな感じ。かなり緩やかで、普段登山に慣れている人であれば全く問題のないレベルです。

登り始めて10分くらいでちょっとした岩場に到達。

この岩場からの眺めもなかなか壮観。ここからだとフィッツロイは見えませんが、ブエルタス川の渓谷が一望です。ここまで気軽に歩いてくる観光客も結構いるように見受けられました。

更に30分ほど進むと分岐に到達。どちらに進んでも後で合流してフィッツロイは行けるのですが、左だとカプリ湖という湖経由、右だとビューポイント経由とのこと。カプリ湖も綺麗だと聞いていたので、今回は左へ進むことにしました。

カプリ湖に到着。フィッツロイが綺麗に見えてなかなか壮観な景色です。出発から50分ほどで到着したので、ここで良い景色を眺めながら一旦休憩。ここまで来れば一応フィッツロイもしっかり見えるので、健脚でない人はここを目的地とする人も多いようです。

パタゴニアではDidymo(ディディモ)という藻の被害が深刻。元々は北半球にしか生息していない藻が、近年パタゴニアの湖や川に入り込んでおり、生態系がかなり影響を受けているそうです。幸いまだカプリ湖にはディディモは入り込んでいないようで、湖に入るときの注意書きが大きく掲示されていました。

カプリ湖を過ぎた先はしばらく平坦。このようにフィッツロイが見える区間も結構あります。ここは昨日のトーレ湖へのトレイルと違い大きな石もほぼ無いので走りやすいルートで、実際にトレイルランナーも何組か見かけました。

途中こんな湿原区間もあり。

早歩き気味のペースで、カプリ湖から45分でPoincenot(ポインセノ)キャンプ場に到着。ここでフラット区間は終了で、ここからは急登が始まりゴールまでずっと続くことになります。

キャンプ場から見上げるフィッツロイ。正面にある丘を上がった先が今日のゴールであるロストレス湖です。ここからの標高差は450m。

登りはこんな感じ。 岩がゴロゴロ転がっており、結構登りごたえのあるルートです。

キャンプ場から1時間でロストレス湖に到着。雨が降っていた朝からは信じられない快晴です。休憩も含めて片道3時間かかりました。

湖畔まで下りて絶景を堪能。実はここは11年前まだ学生バックパッカーだった頃に来たことがあるのですが、その時にはあいにくの曇天でフィッツロイ峰の上部には雲がかかっていたような状況でした。見事にリベンジ達成です。

1時間半ほどゆっくり滞在して、同じ道を帰路につきます。フィッツロイと反対側もなかなか良い景色。

帰りは写真撮影等で止まることもなくサクサク進んで、1時間40分で下山。トータル6時間と、私のペースであればこちらの日の長さを考えても午後出発で余裕のスケジュールでした。下山後はやはりビールに限ります。