カンタス航空でシドニーから到着し、乗り継ぎの保安検査を抜けたら、まずはヴァージンオーストラリア航空の乗り継ぎカウンターを探します。
ところが、オークランドの空港の乗り継ぎカウンターはニュージーランド航空のみ対応。大半のエアラインは備え付けの電話の内線で航空会社スタッフに連絡するように、というものでした。そしてヴァージンオーストラリア航空に至っては、その内線番号すら無く"PROCEED DIRECTLY TO GATE"とのこと。60分前にゲートに直接行けば良いようです。
それまでの間は共用ラウンジであるStrata Loungeへ。
ここはヴァージンオーストラリア航空の指定ラウンジにもなっているようですが、まだボーディングパスが手元に無いので、プライオリティパスで入りました。
ただし、ラウンジ受付の行列の時点で嫌な予感はしていたのですが、内部はこの通りかなりの人。座る場所すらほとんどありません。
ちなみに、1年半ほど前に同時間帯に利用したときはほぼガラガラだったので、日によって混雑ぶりは違うようです。
結局ラウンジはすぐに後にしてゲート前で本を読みながら時間つぶし。ゲートにスタッフが現れたタイミングで無事ボーディングパスも入手できました。
この日の機材はB737-800。ヴァージンオーストラリア航空の主力機材です。
搭乗。ビジネスクラスは典型的な短距離線仕様のリクライニングシート。2x2が2列で計8席と設定数は少なめでしたが、この日も乗客は合計3名しかいませんでした。南太平洋はビジネス路線が少ないので、これくらいのコンフィグでちょうど良いのかもしれません。
席に着くとまずはクック諸島の入国カードが配られました。
続いてウェルカムドリンク。
そしてアメニティポーチも配られました。初めて搭乗する航空会社ですが、こうしたリージョナル路線でもサービスに手抜きが無いのは好印象です。
曇天の中を離陸。やはりエミレーツのA380は存在感が違います。
すぐに雲を抜けて晴れ渡る上空へ。ただし雲のせいで眼下の景色はほとんど楽しめませんでした。
すぐに機内食のサービスがスタート。まずはナッツとオリーブがサーブされました。
続いてメイン。メニュー配布はありませんでしたが、口頭でFish with chili sauceかRoasted chicken with potatoesのどちらかと伝えられたので、前者をお願いしました。シンプルな内容ですが、白身魚が肉厚だったのが印象に残っています。
パンはバスケットから好きなものを取る方式。
食後は緑茶。ティーバッグをそのまま渡すエアラインも多い中、ちゃんと淹れたものをサーブしてくれるのは感心しました。
食後は読書をしながらゆっくり。この機材には個人モニターはありませんが、スマホ用の専用アプリで機内wi-fiでエンタメや位置情報を確認することが出来ます。事前にダウンロードしておかないと利用できないので、ビジネスクラスの乗客に対しては離陸前にクルーが案内してくれました。
南太平洋のリージョナル路線というと短距離を想像しがちですが、意外とオークランドからラロトンガ島までは距離があり、3時間半ほどかかってやっと到着。ボーディングブリッジは無いので沖留めです。
ラロトンガ島はクック諸島の主島であり、ここの空港はクック諸島で唯一国際線を受け入れるいわば玄関口。エントランスの上に書かれた"Kia Orana"は現地の言葉でHelloを表すそうです。滞在中もよく耳にしました。
ビジネスクラス利用だったため真っ先に降機し、入国審査もすぐに通過。ただし2ブースしかオープンしていなかったため、後ろの方の乗客はかなり待たされていたようでした。B738でこれなので、ニュージーランド航空のB777などで到着した日には入国にかなり時間がかかることが想像されます。
荷物受取場ではミュージシャンの演奏がお出迎え。南太平洋あるあるの光景です。
到着ロビーを出たところにはATMがあり、ここで現金の引き出しが可能。ちなみに、クック諸島ではニュージーランドドルが通貨として使われているので、ニュージーランドから来る場合は現地通貨を入手する必要がありません。
到着ロビーにあるクック諸島唯一の通信会社Blue SkyのオフィスでSIMカードも入手。
15日間のVisitor SIMはデータ3GB+通話30分(国際通話を含む)が含まれますが49ドル(=約3,500円)と少し高額なため、25ドルのLocal SIM(20ドルのクレジット付き)に10ドル追加チャージをして、30ドルでデータ1.5GBのプランを選びました。この方が合計35ドル(=約2,500円)で幾分お得です。