Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:ビンテル・カナリアス NT6800 ラスパルマス〜サル島 エコノミー

翌朝、またバスに乗って空港へ戻ります。空港ターミナルは現代的な造り。非常に横に長く、入る場所を間違えるとチェックインカウンターまでかなり歩きます。

f:id:Pablo21:20170118220359j:plain

ビンテルのカウンターは左端。同じ時間帯にはダカール行きもあるらしく、カウンターはそれなりの混雑。乗り継ぎのカーボベルデ国内線も含め、ここでボーディングパスを発行してもらえました。

f:id:Pablo21:20170118220420j:plain

チェックイン後は保安検査場をさっさと通過。前日の便で荷物が届かず帰路に着くまで受け取れない見込みとなり、旅行中に着る衣類を全て調達する必要があるため、制限エリアで服が買えるショップを探します。幸いターミナルの一番端にGAP、Superdry、スポーツショップ(NIKEadidas等の取り扱い)があり、ここで全て買い揃えました。下着類からシャツ、パンツに加え、カーボベルデでは登山をする予定なのでシューズや、買ったものを持ち運ぶバックパックまで購入し、免税で合計約500ユーロ。6万円までクレジットカードの付帯保険でカバー可能なので、懐は痛まずに済んだのが不幸中の幸いです。

そういえば、制限エリアはEU域内線、域外線共通なので、免税はどうやって判断するのか不思議に思っていましたが、会計時のボーディングパスのスキャンで自動的に識別されるようでした。なかなか考えられたシステム。

搭乗開始時刻の直前になってゲートへ。出国はどこでするのかと不思議に思っていたのですが、ゲートの直前に出国審査ブースがありました。ダカール便も重なっているため長蛇の列。ただ、スペインの出入国審査は適当なので、進みは早いです。

f:id:Pablo21:20170118220444j:plain

機材はボンバルディアのCRJ900。小型機の部類なので、ボーディングブリッジではなくバス搭乗です。

f:id:Pablo21:20170118220604j:plain

離陸。サハラ砂漠の対岸にあるだけあってか、乾いた大地が広がっています。

f:id:Pablo21:20170118220645j:plain

カーボベルデの中でもサル島はヨーロッパ人に人気のリゾート地。年末年始を過ごす人が多いのか、フライトは満席でした。

f:id:Pablo21:20170118220626j:plain

意外によかったのが機内食。タパスのようなつまみ系でいろいろな種類が入っており、スペインらしいラインナップ。今までに経験したエコノミーのコールドミールの中ではかなり満足度が高いものでした。

f:id:Pablo21:20170118220707j:plain

右上のパッケージは、クリームチーズとソブラサーダ(チョリソーのパテ)。クラッカーに塗っていくらでも食べられます。

f:id:Pablo21:20170118220725j:plain

2時間半ほどでサル島に到着。降機したら歩いて入国審査場まで向かいます。

f:id:Pablo21:20170118220745j:plain

建物に入ったら左奥にビザカウンターがあり、事前のフォーム記入等は不要でアライバルでビザの取得が可能。費用は現金であれば25ユーロ、クレジットカードであれば2,500 CVEなので、クレジットカードの方が少しお得です。

ヨーロッパ人は事前にビザを取得してくる人が多いので入国審査にそれなりの列が出来ていましたが、アライバルのビザ取得であればビザカウンターで入国審査も出来てしまうので、こちらの方がスムーズに手続きを終えられました。

 

 

 

1日目:イベリア航空 IB3617 ロンドン(LHR)〜ラスパルマス ビジネス

イベリア航空もブリティッシュエアウェイズと同じくターミナル5発着のため、ターミナル移動は必要なく、保安検査だけ受けてすぐ出発エリアへ。ヒースローは乗り継ぎが面倒な印象でしたが、保安検査にはしっかりとファストトラックも用意されており、ターミナル5内なら降機から15分もあれば出発エリアに出られそうです。

ここでは楽しみにしていたコンコルドルームへ。ドーハのカタール航空ラウンジと並んで、ワンワールドエメラルドステータスでは入室できない、ファーストクラス乗客用のラウンジです。

f:id:Pablo21:20170115231059j:plain

標識にはギャラリーズラウンジの表示しかありませんが、ここで合っています。

f:id:Pablo21:20170115231115j:plain

ラウンジフロアへ入って右へ曲がると、コンコルドルームの入り口です。

f:id:Pablo21:20170115231131j:plain

ラウンジ内部。ファーストクラス乗客しか利用できない割には人がそれなりにいます。午後3時頃でこの調子ですから、午前中の北米便が集中する時間帯はかなりの混雑になるのでしょう。

f:id:Pablo21:20170115231252j:plain

テラス席。内部よりこちらの方が開放的でリラックスできる気がします。

f:id:Pablo21:20170115231236j:plain

テラスからはターミナル内部を見渡せます。

f:id:Pablo21:20170115231703j:plain

乗り継ぎが3時間以上あったので、ダイニングも利用してみました。一人客でも快適に過ごせるように細かく仕切られていますが、向かいのブースに人が座ってしまうと目が合ってしまうかもしれません。

f:id:Pablo21:20170115231202j:plain

午後のメニュー。

f:id:Pablo21:20170115231147j:plain

到着前に食事がサーブされたこともあり、大して空腹ではなかったので、鴨の生ハムとフルーツだけもらいました。この盛り方は改善の余地ありでしょうか。

f:id:Pablo21:20170115231219j:plain

時間になったので搭乗。テラス席の真下のゲートだったのですが、階段が近くにないので遠回りしないといけません。

f:id:Pablo21:20170115231307j:plain

この便はイベリア航空の子会社LCCであるイベリア・エクスプレスの運航。座席ピッチはイベリア航空よりも少し狭いらしいのですが、バルクヘッドであれば関係ありません。

LCCですがビジネスクラスであれば食事もしっかりとサーブされます。ポークかパスタからの選択でした。

f:id:Pablo21:20170115231339j:plain

カバを積んでいるあたりは、さすがスペインの航空会社。

f:id:Pablo21:20170115231324j:plain

クルーも感じが良く、ビジネスクラスに乗っている限りはLCCであることを全く感じさせず、良い印象のフライトでした。

しかし、最後の最後、ラスパルマスに到着したところで荷物遅延というオチ。しかも私一人ではなく、ビジネスクラスの乗客全員分です。まだ荷物はロンドンにあり、翌日の同じ便で運ぶので到着は24時間後になるとの説明を受けましたが、私は明日の朝の便でカーボベルデに飛んでしまいます。イベリア航空のスタッフはカーボベルデまで荷物を届けると言ってくれましたが、ラスパルマスからカーボベルデまでのフライトは週2便しかなく、次のフライトが飛ぶのは既に帰路につくタイミング。そこで、今回の旅行に荷物を間に合わせることは諦め、帰路に一泊する予定のマドリードで受け取る手はずを整えました。

f:id:Pablo21:20170115231402j:plain

旅行中の服等どうしようかと思いましたが、手続きを終えて空港を出たのはもう22時頃。店も閉まっており、この日はどうしようもないので、とりあえずホテルへ向かいます。

f:id:Pablo21:20170115231417j:plain

乗り継ぎの一泊だけなので空港近くのホテルがよかったのですが、ラスパルマス空港は周辺に何もありません。バスで15分ほどかけてラスパルマス市街まで出るしかなく、バスターミナルから徒歩1分のHotel Parqueに宿泊。一晩寝る分には十分でした。

f:id:Pablo21:20170115235713j:plain

1日目:ブリティッシュエアウェイズ BA8 羽田〜ロンドン(LHR) ファースト

年末で出国ラッシュの羽田空港。まずはここからロンドンまで飛びます。

f:id:Pablo21:20170115193353j:plain

保安検査と出国審査は今までに見たことのないほどの大行列。幸い今回はファーストクラス利用のため保安検査はファストトラックでパスし、出国審査はいつも通り自動化ゲートで並ばずに通過できましたが、まともに並んでいたら20分くらいはかかりそうな様子でした。

搭乗開始まではJALのファーストクラスラウンジでひと休み。JAL便の出発時間帯よりは少し早いせいか、ここはそこまで混雑していません。

f:id:Pablo21:20170115193409j:plain

搭乗開始時刻になってゲートへ向かいます。拡張後にオープンしたT字になっている部分のゲートなので、歩いて行くと少し時間がかかり、着いたころには優先搭乗は既に終わっているようでした。

f:id:Pablo21:20170115193424j:plain

搭乗。座席はキャセイカタールが採用している逆ヘリンボーン型のビジネスクラスと似ていますが、ファーストクラスなだけあって、それよりも少し高級感があります。

f:id:Pablo21:20170115193444j:plain

席に座るとすぐクルーの方がウェルカムドリンクを持って挨拶に来てくださいました。シャンパンをもらいます。

f:id:Pablo21:20170115193459j:plain

BAのファーストクラスは初めてなので、座席周りを少し確認。一番に気になったのは窓のシェード。ボタンで上げ下げ可能です。

f:id:Pablo21:20170115201932j:plain

座席前方部分。右端の取っ手の部分を開くと、ジャケット等を掛けられるハンガーがあります。

f:id:Pablo21:20170115202002j:plain

手元のコントローラー。回すタイプのリクライニング操作は初めてです。奥にあるボタンでシェードの上げ下げも調整できます。

f:id:Pablo21:20170115221757j:plain

ポケットには、全クラス共通と思われる日本語の案内が置いてあります。この機材は日本路線に張り付いているわけではないですから、毎日ヒースローで出発前の日本路線の機材の全座席のポケットに入れて、戻ってきた機材から回収しているのでしょうか。なかなかの手間です。

f:id:Pablo21:20170115225225j:plain

リモコンの操作方法やヒースローでの乗り継ぎ方法などが細かく記されていました。

f:id:Pablo21:20170115225159j:plain

搭乗も順調に終了し、定刻で離陸。BAは遅延が多いイメージがあったので一安心です。

都心上空を飛んで北上していきます。下にはスカイツリーが見えました。

f:id:Pablo21:20170115204446j:plain

秋田県上空に差し掛かったあたりで1回目の食事がスタート。ナッツは袋詰めではありません。キャラメルでコーティングされたものも入っており、ビジネスでいつも出るout of Africaのナッツとは違う種類のようでした。

f:id:Pablo21:20170115222230j:plain

テーブルセッティング。2人旅の場合は向かい合って食事ができるようになっていることもあり、テーブルはかなり大きめ。

f:id:Pablo21:20170115204736j:plain

前菜・メインをそれぞれ数種類の中から選べます。前菜は和食をチョイス。

f:id:Pablo21:20170115204752j:plain

メインは和風ステーキにしました。メニューには、白米と味噌汁が一緒にサーブされると書いてあったのですが、味噌汁はなかなか出てきません。白米が白い紙に乗ったままなのはクルーのミスでしょう。

f:id:Pablo21:20170115204808j:plain

ほぼメインを食べ終わっても味噌汁が出てこないので、クルーに確認してみると、しまったという顔。どうやら忘れていたようです。

数分後、やっと出てきました。自信なさげにスプーンとフォークをセットして、このスープにはこれで合っているかしら?と聞いてくるなかなか面白いクルー。ファーストクラスの担当クルーは全員英国人で、和食の作法にはどうしても疎くなってしまうようです。JALではありえないやり取りですが、このフランクな感じも悪くありません。

f:id:Pablo21:20170115204823j:plain

最後はデザートかチーズを選べます。甘いものという気分ではなかったので、チーズをもらいました。

f:id:Pablo21:20170115204838j:plain

最後はイギリスの航空会社なので紅茶で締め。お茶の種類が豊富で、7~8種類のフレイバーから選べます。

f:id:Pablo21:20170115204857j:plain

食後はベッドメイクをしてもらい、支給されるパジャマに着替え。この前に乗ったタイ航空のA380のような広い着替えスペースはなく、普通のサイズのトイレを使うしかないのは少し不便。

冬の欧州線の往路はとにかく時間がかかります。この日も13時間近いロングフライトで、いくら寝てもシベリアからなかなか抜けません。数時間寝た上に映画も数本見るだけの時間がありました。目が覚めている乗客にはクルーが時折飲み物やスナックを持ってくるなど、それなりに気配りはされているようです。

この日は偏西風を避けるためか、かなり高緯度のエリアを飛行するルートでした。ノルウェーを縦断してオスロを過ぎたあたりで2食目が始まります。

f:id:Pablo21:20170115223548j:plain

2食目も最初の食事と同様、前菜・メイン共に数種類から選べました。日系のようにアラカルトメニューがほとんど無い分、2回の食事の選択肢は豊富です。

前菜はスモークサーモン。

f:id:Pablo21:20170115223607j:plain

メインはまた和食の豚肉にしました。最初の食事に比べると軽めの内容です。

f:id:Pablo21:20170115223626j:plain

食事が終わるともう着陸まで30分。パジャマのまま降機するわけにはいかないので、急いで着替えます。

ロンドンは快晴。定刻通りにヒースローに到着しました。

f:id:Pablo21:20170115225601j:plain

 

 

 

2016年フライトまとめ

旅行まとめに続いて、今年のフライトもまとめてみます。毎年、年末年始は年越しで旅行に出ているため、正確にいうと昨年12月末から今年12月中旬までの1年間の記録になります。

フライト数:64本

エアライン別ではJAL16本、アメリカン9本、カタール8本と続きました。全てワンワールドキャリアになっているのは当然の結果でしょう。

クラス別ではファースト12本、ビジネス35本、エコノミー17本。ファースト12本のうち、本物と呼べる3クラス制のファーストはJAL3本(NRT⇒LAX、ORD⇒NRT×2)とタイ1本(BKK⇒NRT)の合計4本で、残りの8本はアメリカ国内線やカタール航空の中東域内線など、2クラス制の上級クラスがファーストクラスになっている、実質ビジネスクラス相当のフライトです。

フライト距離:124,452マイル

エアライン別ではフライト数と同じくJALが47,529マイル、カタールが18,748マイル、アメリカンが13,451マイルが上位。アメリカンが本数に比べてマイル数が少ないのは、ほとんど国内線ばかりだからです。

今年のフライトを地図に載せるとこんな感じ。リマ以外は北半球で完結してしまいました。

f:id:Pablo21:20161227234828g:plain

マイル残高

ユナイテッド航空:88,699マイル

ANAを使った欧州出張でかなり貯まりました。ワンワールドユーザーからすると、ビジネスで300%加算はかなり驚きです。

JAL:45,084マイル

ワンワールドのフライトは基本全てJALにマイルを貯めています。来年に向けて特典航空券を年末にいくつか発券したので、残高がかなり減りました。

デルタ航空:23,513マイル

スカイチームは基本的にここで加算。今年はスカイチームキャリアに乗る機会がほとんどなく、日本国内線500マイルで細々と増えた程度。

・ルフトハンザ:16,964マイル

11月のタイ航空はファーストが300%、ビジネスが200%加算だったのでここに貯めました。スターアライアンスは上級クラスの加算率が全体的にワンワールドより良いようで羨ましい限り。

アメリカン航空:4,049マイル

いつ貯めたのかすら覚えていません。来年の3月が有効期限ですが、中途半端過ぎて使いようもないのでそのまま期限切れになりそうです。

エーゲ航空:420マイル

これも年末に東南アジア行きのビジネスクラスを1本発券しました。スターアライアンスはユナイテッドとルフトハンザで貯めていくつもりなので、これ以上分散させないためにここも今後はあまり使わない予定です。

 

2016年旅行まとめ

年の瀬になったので、一応今年の海外渡航をまとめてみました。5月以前の旅行はこのブログでは記事にしていないのですが、今後時間がある時にアップしてみるつもりです。

1月:キューバ

2度目のキューバ。学生の時に1ヶ月かけてサンティアゴからハバナまで横断して主要な見所は訪れたので、今回はトレッキングに焦点を当て、カストロゲバラキューバ革命を起こすために潜んでいたシエラマエストラ山地の革命軍基地Comendancia de la Plataの跡や、キューバ最高峰のPico Turquinoを歩きました。

f:id:Pablo21:20161218231413j:plain

 

2月:フィリピン (110カ国目)

東アジア・東南アジアの国々は近いからいつでも行けるので、後回しにしがちですが、ようやく110カ国目でフィリピンへ行ってきました。行き先は世界遺産の棚田が有名なルソン島のバナウエ。3泊4日の行程のうち2泊は夜行バス車中泊というハードな日程でしたが、観光客も少ないオフシーズンでゆっくりできました。

f:id:Pablo21:20161218231432j:plain

 

3月:ネパール

カトマンズ近郊のナガルコット、チャングナラヤン、バクタプルへ。未だ地震の痕があちこちに残っており、道沿いには仮設テントも見られましたが、カトマンズ周辺は観光客が旅行する分には問題なさそうでした。いつか時間をとってヒマラヤトレッキングで再訪したいところです。

f:id:Pablo21:20161218234834j:plain

 

5月:ソマリランド (111カ国目)、ジブチ (112カ国目)

ゴールデンウィークは、以前から気になっていたアフリカの角へ。未承認国家ソマリランドと隣国のジブチを旅しました。久々に全く観光産業が発展していない地域を訪れ、ソマリランドでは町を歩くだけで現地の人々からジロジロ見られるあの感覚を再び体験し、学生時代のバックパック旅行を思い出すワイルドな旅になりました。

また、当初はおまけ程度に考えていたジブチも、アッベ湖・アッサル湖ツアーでは地球上とは思えないような不思議な景色を目にすることができ、期待以上でした。

2016年5月 ソマリランド・ジブチ旅行 カテゴリーの記事一覧

f:id:Pablo21:20161227212104j:plain

 

6月:中国、韓国 (113カ国目)

中国は広い国土に見どころが散らばっており、フライトも豊富にあるので何度も行っています。今回の行き先は遼寧省の大連。実質3日間で、大連市街に加えて日露戦争の戦跡である旅順近郊をぶらぶらしました。短期間で気軽に行ける旅行先として中国にはこれからもお世話になりそうです。そして乗り継ぎ1泊ではありますが韓国も初訪問しました。

2016年6月 中国旅行 カテゴリーの記事一覧

f:id:Pablo21:20161227213715j:plain

 

7月:ペルー

今年の夏休みはペルー。世界でも有名なトレッキングルートベスト10には入るであろう、サンタクルストレックに挑戦してきました。短期間での旅行となったため行く前はうまく高山に慣れることができるか心配でしたが、無事に高山順応に成功し雄大な景色を満喫しながら3泊4日の道のりを無事完歩。ガイドやパーティメンバーにも恵まれ、満足できる夏休みでした。

2016年7月 ペルー旅行 カテゴリーの記事一覧

f:id:Pablo21:20161227215847j:plain

 

8月:マレーシア

ジャングルトレッキングをする予定が、人数が集まらなかったため催行されず、ただの食べ歩きになってしまったクアラルンプール旅行。それでも、ワンタンミードライ、チキンライス、肉骨茶など数々の美味しいマレーシア料理を現地の安い値段で満腹まで食べられることができ、結果良しとなりました。

2016年8月 マレーシア旅行 カテゴリーの記事一覧

f:id:Pablo21:20161227221714j:plain

 

9月:ロシア

モスクワ(2回)、イルクーツクカリーニングラードに続いて5度目のロシアは、ヴォルゴグラードへ行きました。ロシアは、共産主義の残り香を感じる独特の街の雰囲気が好きで何度もリピートしまいます。まだまだサハリン、極東、アルハンゲリスク、ムルマンスクなど行きたい地域が多いので、今後も定期的に訪れることになりそうです。あとはビザの取得が楽になってくれれば言うことなしなのですが・・・

2016年9月 ロシア旅行 まとめ

f:id:Pablo21:20161227233853j:plain

 

11月:インド

以前にはムンバイに1度行っただけなので、インドは今回で2度目です。学生の頃からなんとなくインド恐怖症気味で、いきなり穴場スポットに行くのは怖いので、今回は無難に王道の世界遺産であるエローラ・アジャンタを訪れました。インド人が面倒なのは中東で勤務していた経験から知っていたのですが、衛生環境等は予想ほどひどくなく意外と耐えられそうだったので、次はもっと奥地を開拓してみたいところです。

2016年11月 インド旅行 まとめ 

f:id:Pablo21:20161227233822j:plain

 

11月:オーストリア(出張)

急に入った海外出張。ほとんど観光をする時間はなく、見られたものといえばホテル近くのクリスマスマーケットくらいでした。 

2016年11月 オーストリア出張 カテゴリーの記事一覧

f:id:Pablo21:20161227233806j:plain

 

以上、2016年の海外渡航は合計10回でした。訪問国は新しく4カ国増え、合計では113カ国・地域。急な転勤がない限り、来年も同じくらいのペースで続ける予定です。

復路:ANA NH224 フランクフルト〜羽田 ビジネス

往路と同様、長い地下通路を歩いてコンコースBへ戻ってきました。ルフトハンザのストライキのせいで、ターミナル内もがらがらです。

f:id:Pablo21:20161219000300j:plain

スターアライアンスゴールドは持っていないのでセネターラウンジには入れず、ビジネスラウンジへ向かいましたがここもがらがら。おかげで待たずにシャワーを使うことができました。それにしても、ここは天下のルフトハンザのハブ空港ラウンジとは思えない質素な造りです。

f:id:Pablo21:20161219000317j:plain

往路に続いて、復路もエンタメの調子が悪いとのことで搭乗開始が30分ほど遅れました。どうやら、ANAとはあまり相性が良くないのかもしれません。

そのまま出発も少し遅れて9時半過ぎに離陸。安定飛行に入るとすぐ夕食がサーブされます。

f:id:Pablo21:20161220235359p:plain

1食目の後にアラカルトがあるのは往路と同じ構成。

f:id:Pablo21:20161220235356p:plain

アミューズシャンパンでもこのグラス、、、

f:id:Pablo21:20161219000332j:plain

復路は和食です。ビジネスクラス最後列だったので、帰国便で人気の和食はすでに残っていないかもと思っていたのですが、運良くもらうことができました。

f:id:Pablo21:20161219000348j:plain

メインは鰈煮おろし。機内食にしては珍しく薄めの味付けでした。

f:id:Pablo21:20161219000403j:plain

デザートとフルーツ。

f:id:Pablo21:20161219000419j:plain

羽田に着いたらそのままオフィスに出社なので、食後はすぐに寝て十分な睡眠時間を確保します。

目が覚めたらもう極東ロシアでした。7時間くらい寝続けていたようです。

f:id:Pablo21:20161219000434j:plain

到着前の食事は一風堂ラーメン。トイレに行く時にギャレーの中が見えたのですが、クルーの方が一風堂のロゴが入ったカップ麺を開封して器に移し替えていました。まあ、考えてみれば当然なのですが、これもただのカップ麺かと思うと少し残念。

f:id:Pablo21:20161219000449j:plain

フランクフルト線はかなりのドル箱路線なのでしょう、ビジネスクラスはほとんど日本人のビジネス利用と思われる乗客で満席でした。クルーには往復共に外国人(おそらくドイツ人)が1人乗務していましたが、日本語で問題なし。

f:id:Pablo21:20161219000504j:plain

羽田に到着後に機材を確認すると、スターウォーズジェットでした。外国人にも人気のようで、羽田では写真を撮る人が目立ちます。

f:id:Pablo21:20161219000520j:plain

今回は往復共に、久々にANAの長距離線でした。JALと同様、クルーの乗客への応対、機内食、エンタメ等でどちらも日本人向けに特化したサービスの提供にプライオリティを置いていることは間違いなく、この日系エアラインのサービスで違和感なくリラックスできれば、間違いなく生粋の日本人でしょう。

 

 

復路:オーストリア航空 OS125 ウィーン〜フランクフルト ビジネス

ウィーン滞在中は、ホテルとオフィスの往復でほぼ終わってしまいました。辛うじてできた観光らしいことと言えば、ホテルの近くの広場で開催されていたクリスマスマーケットに立ち寄ったことくらい。零度を下回る寒空の下でも、現地の方々はホットワインを飲みながら屋外で楽しんでいました。

f:id:Pablo21:20161218214915j:plain

そしてあっという間に帰国日。17:10発のフライトだったので、市内で遅めのランチを終えてから15時頃にウィーン空港へ向かいました。オーストリア航空が発着する第3ターミナルは出発ロビーに入るとずらっと自動チェックイン機が並んでいます。

実は、当初の予定では復路もフランクフルトまでルフトハンザ便の予定だったのですが、前日の時点で、ルフトハンザの搭乗予定便はストライキで欠航のため一便前のオーストリア航空に振り替えたとの連絡を東京本社のフライトアレンジ担当から受け取っていました。

同様の振替乗客が多いせいか、座席指定画面を見てみると短距離線にもかかわらず大型機材での運航のようです。小型機材の似非ビジネスシートと違い、短時間とはいえ本物のビジネスシートに座れるのはラッキー。

f:id:Pablo21:20161218215621j:plain

オーストリア航空のシェンゲン域内線ラウンジは、保安検査後にゲートとは違う方角に向かわなければたどり着かず、少しわかりづらいところに位置しています。

シェンゲン域内線用なので、食事はチップス等の簡素なもののみです。それでも内部はかなり混雑しており、16時頃には座席は全て埋まり、座る場所が無く立って過ごしている人も見受けられるほど。完全にキャパシティオーバーでした。

f:id:Pablo21:20161218215651j:plain

搭乗時刻が近づきゲートへ。奥に長いような構造のターミナルですが、幸い一番手前のF01ゲートからの出発です。

f:id:Pablo21:20161218215706j:plain

着いてみると、機材が大型機に変更になったせいかゲートは大混乱。この写真を撮った時にはビジネスクラスの搭乗が始まっているのですが、きちんと整列されていないので、搭乗の順番を待っているエコノミーの乗客の壁に阻まれ、なかなか前に進むことが出来ません。

f:id:Pablo21:20161225232604j:plain

結局、ビジネス客らしい大柄の白人男性が人混みを掻き分けて進んでいったので、その方の後ろにくっついて何とか搭乗。

機内に入るとやはり長距離線用のシート。スタッガードタイプで、窓側は1列毎にペアシートとソロシートが交互に並んでいます。シートコントロールボタンやテーブル等の座席周りはアメリカン航空B767と同じタイプのものでした。このテーブル、アメリカン航空と同様にボタンの下から回転しながら出てくるのですが、コツを掴むまでは戻し方がわからず苦労します。確か、グッと下に押し込むのがポイントです。

f:id:Pablo21:20161218215740j:plain

成田線からは撤退してしまいましたが、まだパーソナルモニターには日本語が残っています。

f:id:Pablo21:20161218215800j:plain

残念ながら映画を見るほどの時間はないので、機内誌でも読みながら時間をつぶします。ドニプロ、クラスノダールポドゴリツァ、シビウなど東欧への路線網は評判通り充実している一方で、イスタンブールを含めトルコ線が皆無なのは興味深いところ。

f:id:Pablo21:20161218215822j:plain

オーストリア航空は長距離線であればDo&Coとの提携でシェフも乗務しているのですが、残念ながらサービスは短距離線仕様。それでも1時間半のフライトには十分です。

f:id:Pablo21:20161218215838j:plain

短距離でしたが、思いがけずに初のオーストリア航空長距離線ビジネスシート体験となりました。