国内線からの乗り継ぎですが、別冊航空券だったためスルーチェックインが出来ず、こちらで再度チェックイン。
搭乗券を出してもらったり、久しぶりにSSSSに当選。以前は90%以上の確率で引いていたSSSSですが、米国に拠点を移した後は当たったことが無かったので、がっかりする一方で少し懐かしい気持ちにもなりました。
なお、優先カウンターでチェックインをすると、そのまま右奥にある優先セキュリティレーンへと繋がっておりシームレスな動線が確保されています。ただ、この優先セキュリティレーン自体は、JALを含むフィンエアー以外の各社やAMEXプラチナ会員でも利用可能なよう。
ここも他の欧州の空港と同様の構造で、保安検査を抜けるとまずはシェンゲン域内線の発着エリアに出ます。このエリアにはittalaやmarimekkoなどフィンランド土産になりそうなショップが多数。前者のショップでは日本語も聞こえ、日本人のスタッフまで存在しているようでした。
今回の搭乗は欧州域外線ですが、一応域内エリアのラウンジも使えます。そちらは往路の時に言及したので今回は省略。
今回は域内エリアはスルーして、出国審査を通過してシェンゲン域外線エリアへ。先進国パスポートは自動の機械で出国が可能なので行列とも不要。こうした時に日本パスポートの有り難さを実感します。
シェンゲン域外線エリアのマップ。こちらにも先ほど紹介したittalaやmarimekkoといったショップはありますが、域内エリアに比べると人も少なく静かな印象でした。
域外エリアにあるフィンエアーのラウンジ。ヘルシンキ発の便に乗るのは初めてなので、実は今回が初めての入室です。
内部は2つの区画に分かれており、それぞれBusiness LoungeとPlatinum Wingと呼ばれています。Platinum Wingの方が格上で、ワンワールドエメラルドステータスで入室可能。フィンエアーはファーストクラスの設定が無いにも関わらずこうやってラウンジも分けているのは感心します。
ということで、Platinum Wingの方は人も少なくかなり快適でした。ただ、窓が無く少し息苦しい雰囲気があるのが玉に瑕。
長距離線に備えてシャワー。実はこのラウンジはフィンランドらしくサウナも併設しているとのことですが、時間の関係で今回はパスしました。
Platinum Wingにはダイニングエリアも用意されています。JFK線とほぼ同時刻にJALの羽田便の出発もあるせいか、日本人乗客の姿もちらほら見受けられました。
今回は搭乗後の機内食があるのでパスしましたが、オーダー制のミールもある模様。トナカイバーガーやサーモンなど、フィンランドらしいメニューが並んでいるので次回はぜひ試してみたいと思います。
バーカウンターもあり。全体的にシンプルでミニマリズムが意識されたような北欧らしい空間の演出ができているラウンジでした。
ゲートへ。いつも通り指示に従ってSSSSの追加検査を受けてから機内へ向かいます。
今回の機材も往路と同様A330-300。ちょうど綺麗なマジックアワーの時間帯でした。
少し出遅れたせいで、ボーディングブリッジの行列に並ぶ羽目に。これを体験するたびにスムーズな搭乗の日系キャリアが懐かしくなります。
今回も往路と同じAir Loungeのシート。シーズンオフの時期ということでマイルでも取りやすかったのですが、蓋を開けてみれば満席のフライトでした。
シート周りやアメニティ等はこちらで触れたので今回は省略。
ヘルシンキ発だとアルコール提供も問題なく可能ということで、シャンパンをもらいました。
個人モニターは食事サービスのタイミングが記載されているタイプ。
夕方でもう暗くなったなかを離陸。16:55発、18:55着というスケジュールなので、このスケジュールだと飛行中ずっと暗いままです。
水平飛行に入ると、まずは水のペットボトルが配布されました。
食事メニュー。どうやら今年はフィンエアーの100周年記念だそうで、かなり歴史のある航空会社でした。
ドリンクメニュー。ワインはシャンパン1、白ワイン3、赤ワイン3、デザートワイン2とかなりの種類。これだけ種類がありながら新世界のプロダクトが1つも無いことにはフィンエアーの拘りを感じます。
まずは温められたナッツからディナーサービススタート。
ミールは前菜・メインがまさかのワンプレートでした。アメリカン航空ですらコースでサーブしてくれる欧州発の大西洋路線でフィンエアーがワンプレートとは、正直かなり残念。せっかくビーフを選んだのですが、前菜を食べているうちにメインが冷め始めてしまいます。
続いてチーズ。小さいサイズではありますが、デザートorチーズの選択ではなく、両方選べるようになっているのはGOOD。
そしてデザートのブルーベリーパイ。ワンプレートサーブだったのは残念でしたが、リフィルはしっかり来てくれますし急かされる感じもなく全体としては良いサービスでした。
最後にお茶をお願いしてサービス終了。ティーバッグのままではなくきちんと出してくれたお茶をサーブしてくれたり、さりげなくチョコレートを一緒に持ってきてくれたりするあたりも良いポイントです。
まだまだアイスランド上空あたり。こう見ると、アイスランドの火山が噴火すると欧州〜北米間のフライトに甚大な影響を与えることがよくわかります。
眠るような時間帯のフライトではないので、食後は映画をみながら時間つぶし。途中、起きている乗客向けにクルーがフルーツのミニプレートを持って周っていたので、ありがたくもらいました。
それがこの辺り、グリーンランドを越えてやっと北米が見えてきます。
その後は少しだけ昼寝をして、到着2時間ほど前に2食目のサービス。選択肢なしで野菜とチーズのキッシュがサラダと一緒にサーブされましたが、こちらはキッシュはモサモサしているしサラダも乾き切っているしでちょっとがっかりな内容でした。
ヘルシンキからニューヨークまで7,000km弱。東京からホノルルより少し長いくらいで、太平洋と比較した際の大西洋の小ささを実感します。
JFKに到着。預け荷物ピックアップのベルト番号が表示されており、フィンエアー便は2番と書いてあるにも関わらず、なぜかそこから出てくるのは1番と書いてあるはずのキャセイの荷物。結局フィンエアーは3番から出てきますとのスタッフのアナウンスがあったのですが、最後までモニターの表示は間違ったままでした。非英語話者には厳しい環境で、相変わらずの米国らしいカオスな運用です。