グアヤキル空港では国際線から国内線への乗り継ぎ。この空港はターミナルが分かれておらず同じ建物内で乗り継ぎも完結するので簡単です。到着のアメリカン航空と今回のアビアンカ航空は別手配の航空券だったので再チェックインが必要でしたが、こちらは簡単に終了。

アメリカン航空の便の到着が12:44、アビアンカ航空便の出発が15:23と3時間近くあり、チェックインを終えたのは13:10頃。まだ2時間以上あったのでSIMカードを購入しようと思ったのですが、空港内には販売店がないということで、近くのショッピングモールまでやって来ました。Uberで5分ほど。

今回も南米では安心のClaroで。SIMカード代4ドル+10GBのパック10.25ドルでした。エクアドルの通貨は米ドルなので両替をせずとも手持ちがあり助かりましたが、現金払いしか受け付けてもらえなかったので要注意です。

Claroの店舗が混雑していた影響で手続きに時間がかかってしまい、空港に戻ってきたのは既に出発1時間前を切った14:30。結構ギリギリでしたが、国内線ですし問題ありませんでした。保安検査も混んでおらずスムーズに通過。

国土面積が小さいということもあり、国内線の路線は少なめ。商都グアヤキルと首都キトを結ぶ路線が大半で、ここはアビアンカとLATAMがそれぞれ毎時1本ずつほど運航する過密路線になっています。ちなみに。キト以外で1つだけ行き先に表示されているバルトラというのはガラパゴス諸島です。

制限エリアにスターアライアンスゴールドで使えるラウンジはありませんが、プライオリティパスで受け入れてくれるところがありました。それがこちらのAeropuertos VIP CLUBという空港直営のラウンジ。

中は綺麗でスペースにも余裕がある感じ。日本では考えられませんが、アビアンカ航空のクルー集団もここを使って休憩していました。

ホットミールも炒飯やチキン等数種類用意されていました。国内線にしては上出来。

ちなみに、向かいにはAmex Platinum専用ラウンジもあったのですが、こちらはエクアドル発行のカードのみ受付ということで断念。AMEXではなく、現地で提携してプラチナカード発行を行なっている地場銀行が運営しているラウンジということなのでしょう。

ゲート前のエリアは人で賑わっています。最近改装があったのか、窓も大きいので自然光も入ってくる近代的な造りになっていました。

出発の30分前にボーディング開始。今時珍しくグループ分けもなく、全員一斉に搭乗です。それでもゲート前が混乱せずにきちんと整列が出来ているあたり、エクアドルは先進国と言えそうです。

搭乗する機体はA320neo。"AeroGal Heritage"という特別塗装機で、アビアンカが買収する前のエクアドルの地場航空会社アエロガルをモチーフにしたレトロ塗装の機材でした。

レトロ塗装とは言えneo機なので内部は新しめ。全席エコノミークラス設定ですが、前方の少し広めのシートが20ドル追加で選べたので、こちらを指定しておきました。隣もいないし座席も横幅に若干余裕があるので、ヨーロッパ仕様のビジネスクラスよりは快適です。

離陸。まだ空港の周囲は背の高いビル等もあり発展した様子も見えますが・・・。

中心部から少し南に行ったこの辺りは南米有数のスラム街。近年グアヤキルは急速に治安が悪化していますが、このエリアはまさに修羅の世界が広がっていることでしょう。

前方席とはいえエコノミークラスなので機内食は有料。サンドイッチ単体で9ドルとは、エクアドルの物価水準を考えれば結構強気な値段設定な気がします。

他にもカップ麺5ドル、コーヒーとチェコレートのセットが6ドル、ビールとポテチのセットが9ドル等。今回はラウンジで腹を満たした後だったので、メニューは眺めるだけで特段何も注文せず。

グアヤキルは海岸の都市ですが、あっという間にアンデスの山岳地帯へ。有名なコトパクシ山を探したのですが、雲が多くイマイチよくわかりませんでした。

キトの空港に着陸。ニューヨークから3回の乗り継ぎを経てやっと到着となりました。
