Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:ロイヤルエアモロッコ AT583 カサブランカ〜ビサウ エコノミー

カサブランカでのスケジュール上の乗り継ぎ時間は1時間20分。行ったことのない空港ということもあり、このスケジュールで問題なく乗り継ぎが出来るのか予約時は若干不安だったのですが、結果的には無問題でした。

バスでターミナルに降ろされた後、通路を進んで行くと大きな看板で乗り継ぎの案内が出ています。

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この案内に従って進むと保安検査場にたどり着き、そこを抜けるともう出発ゲートです。到着便が重なる時間帯は乗り継ぎ用の保安検査が混み合うらしいのですが、今回は他に到着した便が無かったのか、待つことなくスムーズに通過できました。

出発便一覧を見ると、私が搭乗するビサウ便以外にもダカール、バンジュル、アクラ、コナクリラゴスフリータウンと西アフリカ各地への便が同時間帯に出発予定になっています。

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空港自体はひと昔前の造り。

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無料Wifiのポスターはあるものの、電波を掴むことはできませんでした。

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時間通りに搭乗開始。この時驚いたことに、搭乗時のスタッフによるパスポートチェックが無く、ボーディングパスだけでゲートを通過出来てしまいました。これでは出発ロビーで他人とボーディングパスを交換すれば誰でもノーチェックでこの便に乗れてしまい、保安面で問題になるような気がするのですが。。。

ちなみに、この便の搭乗もバスゲートでした。機体も先ほどと同じくB737-800です。

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オンラインチェックイン時に座席の埋まり具合を事前にチェックすると、前半分はほぼ満席の一方で後ろ半分はほとんど指定されていなかったので、普段は選ばない後方座席を意図的に指定していました。それが結果的には大正解で、前方は混み合っているものの後方はがらがらでエコフラットも余裕。0:50カサブランカ発、3:30ビサウ着という極悪スケジュールのフライトなので、横になれるかどうかは死活問題です。

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前回の便にはありませんでしたが、この便の座席ポケットには機内誌が入っていました。

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どのエアラインに乗った時も機内誌でまずチェックしたいのは就航路線一覧のページ。普段あまり聞かないようなマイナーなエアラインなら尚更です。

こう見ると、西アフリカ各地への路線網は他の追随を許さないレベル。その他にも最新機材のB787でドーハ、ニューヨーク、サンパウロ等の長距離線も飛ばしており、意外と侮れない規模。最近はIAGとの協力関係を強めているようなので、将来的にワンワールドに加盟してもらえればアフリカが一気に行きやすくなります。

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西欧各国(主にフランス)からはモロッコ地方都市への直行便も飛ばしています。マラケシュあたりは観光需要も多いでしょうが、その他の都市は主にモロッコ人移民の帰省用でしょうか。

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水平飛行に入ると同時にエコフラットで横になります。途中クルーから機内食を食べるかの確認で起こされたものの、とてもこんな深夜に食事をする気にもならず、水だけもらって食事はパス。羽田を出てから既に30時間以上経過しフライトも4便目ということで疲労もピークに達し、着陸態勢に入るまで寝続けました。

着陸時、下界の明かりが全く見えずまだ雲の上かと思っていたら、そのままドスンと着陸。雲の上だったのではなく、ただ単に地上に電灯が全くないので真っ暗に見えていただけというアフリカらしいオチ。

ギニアビサウの入国カードは機内では配られず、到着時に空港スタッフから受け取りました。ただ、用意されているのは公用語ポルトガル語以外ではフランス語版のみ。西アフリカに来たことを否が応でも実感させられます。

ビザについては、アライバルで取得可能かどうかイマイチ確証が持てなかったので、今回は事前にオンライン申請をしておきました。オンラインで申請をしてクレジットカード情報を入力すると数分で受付メールが送られて来るので、それを入国時に提示すれば空港でビザを発行してもらえます。ビザ受付のオフィサーに確認したところ、オンライン申請無しのアライバルでも取得可とのことでしたが、オンライン申請の63.95ユーロに比べてアライバルは85ユーロと割高なので、オンライン申請を利用する方がお得ということになります。

空港からは事前に送迎を依頼しておいたホテルの車で市街へ直行しました。

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2日目:ロイヤルエアモロッコ AT751 パリ(ORY)〜カサブランカ エコノミー

まずはシャルルドゴールからオルリーまで移動。直通バスがあるとのことで、表示に従って進みながら探します。

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しっかりとわかりやすい看板が出ていました。

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以前はエールフランスが運営していた空港バスも、現在は運営会社が変わり現在はLe-Bus Directという名称になっています。待合室はありますが、スタッフや他の乗客含め誰もいません。

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チケットも自動券売機で購入。オルリー空港まで21ユーロと結構強気な値段設定です。

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待合室には誰もいませんが、モニター上の表示を見ていれば乗り遅れることはありません。オルリー空港行きは青の3番。30分おきに出ている様子。

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モニターの表示通りにバスが来て乗車。バスが来るとどこからともなくスタッフが現れて、荷物の積み込みは手伝ってもらえます。

バスの乗客は10人ほどでした。無料Wi-Fiも飛んでおりなかなか快適。

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空港を出てすぐの車窓は農業国フランスらしい風景。

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セーヌ川を渡ってパリの南側へ。

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少し渋滞に引っかかりましたが、50分ほどでオルリー空港に到着しました。今回利用した南ターミナルは北アフリカ方面への便が主流のため、聞こえてくる言葉もほぼフランス語のみ。

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ロイヤルエアモロッコのチェックインカウンター。カサブランカのみならずモロッコの地方都市へも数多く直行便を出しており、オルリー空港では一大勢力となっています。ちなみに、ここで乗客を捌いているスタッフも英語は不可でした。

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夕方の出発便一覧。モロッコ以外もアルジェリアチュニジアマダガスカルと仏語圏の都市が並びます。

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昨今の欧州の情勢を反映したポスター。オルリー就航便の行き先から推測できたことですが、EUパスポート以外の列に並んでいるのはほとんどアラブ系ばかりでした。

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フランス入国から約2時間で出国です。CDGからの移動が順調に進み時間が余ってしまったので、出国後はプライオリティパスで入れるSalon Icareへ。

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いくつかの航空会社の指定ラウンジにもなっているようです。オルリーらしく、乗るのが心配になるようなエアラインばかり。

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ラウンジ自体はプライオリティパスで入れるラウンジとしては普通のレベル。ワイン、ソフトドリンク、パン、チーズ、クラッカー等が置いてあります。利用者が少ないからか、奥の区画はチェーンで閉鎖されていました。

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2時間ほどラウンジで時間をつぶしたあと、ボーディングパスに記載の時刻よりも20分ほど早いタイミングで搭乗開始とのアナウンスが流れたのでゲートへ向かうと、すでにファイナルコールとなっており、ゲートの列も完全に捌けています。

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しかしボーディングブリッジに入ると長蛇の列。どうやら機内準備が整っていないのに搭乗を始めていたようです。結局、ゲートを通過してから搭乗するまで10分以上かかりました。

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隣りもその奥も全てロイヤルエアモロッコ。この時点で夜9時を過ぎていますが、それでもまだ明るいのがヨーロッパ。

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搭乗した後は地上で少し待たされ、離陸した頃にはもう夜。

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ロイヤルエアモロッコはパリからカサブランカへの便を1日5便飛ばしており、この便が最終便。機材繰りによってはB787が投入されることもあるのですが、この日はB737-800でした。ビジネスクラスの乗客は1名でしたが、エコノミークラスはほぼ満席です。

水平飛行に入ると機内食の時間。男性クルー2人組が配膳していきます。私をアジア人と認識すると、しっかりと英語でbeef or chicken?と聞いてきたのには驚き。エールフランスのフランス人クルーだったら有り得ないことでしょう。

チキンを受け取ると、蓋に貼ってあるシールは鶏の絵になっています。これなら英語や仏語がわからなくても安心です。

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開けてみるとチキンと人参入りのピラフです。なかなか美味しく食べられました。

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食後は時差による疲れから寝落ち。

出発時の少しの遅れを取り戻して定刻でカサブランカに到着。空いているゲートはあるのになぜか沖止めでした。

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2日目:キャセイパシフィック航空 CX279 香港〜パリ(CDG) ビジネス

早朝に北米、欧州、オーストラリアからキャセイ便が続々と到着するので、香港の空港は朝から多くの人。フードコートも大繁盛です。

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次の便のゲートがまだ表示されていなかったので、とりあえず乗り継ぎ通路から近かったThe Wingで待機することに。

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こちらは外とは違いがらがらです。

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とりあえずカバナで一風呂浴びて目を覚まします。

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カバナから出てくるとパリ便のゲートが43番と表示されていたので、ゲートにより近いThe Pierへ移動することに。

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ダイニングで朝食。何種類かのセットメニューから選べるオーダー式です。香港らしく中華風のものを注文。

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食後は搭乗時刻までデイスイートでゆっくり。やはりキャセイのThe WingとThe Pierは、私の知る限り世界最高レベルのエアラインラウンジです。

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ラウンジの雰囲気は、開放的なThe Wingに比べてThe Pierは落ち着いています。どちらが良いかは好みでしょうが、個人的にはThe Pierに一票。

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ついついデイスイートでゆったりし過ぎてしまい、ゲートへ向かうともうファイナルコールでした。

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今回やっと、初めてのA350搭乗。コックピットの黒い窓が特徴的なので見分けるのは簡単です。

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シートは逆ヘリンボーン型で、既にキャセイの長距離線機材で導入されているスタンダードなタイプと外見上は変わりありません。

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パーソナルモニターは従来型より少し大きめでしょうか。

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座席コントロールはボタンではなくレバー型。レバーを動かすとその方向に電動で倒れ、直感で操作しやすいタイプでした。

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足元の広さは十分。

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座席横に広めの収納があり、大きめのショルダーバッグも入りました。頭上の棚に上げると、後からは本やタブレットを取り出したい時に面倒なので、座席から手の届く範囲にこういうスペースがあると重宝します。

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ウェルカムドリンクはシャンパンやオレンジジュースもありましたが、ここはやはりキャセイディライト。

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パーソナルモニターのホーム画面には到着地の現在の天気が表示されるのですが、それによるとパリは4度、雪。パリ時間では深夜とはいえ、4月末に雪なんてあり得るのでしょうか。

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定刻通りに出発。離陸時、他の機材と比べて格段にエンジン音が静かなことに驚きました。さすが最新機材です。

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離陸するとすぐに食事が始まるので、メニューをチェック。 

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出発してすぐにランチ、到着前に軽いディナーがサーブされ、その間はスナックとして希望者はハンバーガーや麺類が注文できます。

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ドリンクメニュー。シャンパンx1、赤x2、白x2、ポートx1はビジネスクラス長距離線としては平均的なラインナップでしょうか。

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ワイン以外のドリンク類。シグネチャーカクテルはキャセイディライトが有名ですが、もう一種類あるようです。

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水平飛行に入るとすぐにランチタイムです。まずはシャンパンとナッツでスタート。

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ビジネスクラスのキャビンが広いので、サービスにもそれなりに時間がかかります。前菜の生ハムメロンとサラダが出てきたのが20分後。

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メインが出てきたのは更に30分後。4種類から選ぶことが出来、この日は中華が白身魚、洋食がラム、インド料理がチキン、ベジタリアン向けがラビオリでした。いつもと同様、ワゴンで運ばれて来るのでその場で実物を見て選択出来ます。今回は中華をチョイス。

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その後はチーズとフルーツですが、空港で既に朝食を1度食べているのでこの時点でほぼ満腹。フルーツだけもらいます。

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デザートと紅茶で締め。シャンパンで始まってからここまで2時間弱のゆったりとした食事でした。

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中国本土の上空を飛行中。

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羽田からの深夜便ではさすがに寝足りなかったので、この便は昼行便ですが少し仮眠を取ることに。

目が覚めてもまだシベリア、ちょうどノヴォシビルスクのあたり。3時間ほど眠れたようです。

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トイレに行くついでに外を覗いてみました。4月末でこの緯度だともう雪はありません。

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このA350といいB787といい、最近の機材はトイレに窓が付いているものが増えています。閉塞感が和らぐので歓迎すべき改善です。

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目が覚めたので映画を見ながら時間をつぶしていると、起きているのに気づいたクルーがドリンクとスナックを持ってきてくれました。ポップコーンはBAのギャレーにいつも置いてあるのと同じものだと思われます。

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更に2時間ほど進んでウラル山脈に到達したあたりで、小腹が空いたのでスナックメニューから何かオーダーすることにします。

クルーを呼ぼうとコールボタンを押したのですが、座席上のライトは点灯するものの、ポーンという電子音が鳴りません。電子音が鳴らないためギャレーに待機しているクルーは気づかず、結局通路を巡回するクルーがライトの点灯に気づくまで数分間はかかりました。

今回は全く急いでいなかったので結果的には支障はなかったのですが、コールボタンがすぐ気づかれないというのはクリティカルな問題です。まさかA350の標準仕様ということは無いと思いますが、今後A350機に再度乗る機会があれば再チェックしたいところです。

魚のつみれ入りヌードルを頼むと、10分ほどで持ってきてくれました。小さめで間食にはちょうど良い量です。

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その後、バルト海上空に来たあたりで再度食事の時間。2食目の前菜はフルーツ一択です。

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今回のメインは酢豚、アヒルのコンフィ、ベジタリアンのインド料理からの選択。1食目と同じく中華で酢豚を選びました。

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到着前の乗り継ぎゲート案内も表示が見やすくなっています。表示されていたのはエールフランスの国内線のみなので、ほとんどの乗客はパリが最終目的地ということでしょう。

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窓の外もヨーロッパらしい風景になりました。

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定刻通りにパリに到着。空港では2024年の夏季五輪招致ポスターでお出迎えです。

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1日目:キャセイドラゴン航空 KA397 羽田〜香港 ビジネス

サラリーマンの弾丸休暇には重宝する羽田発深夜便を飛ばしているキャセイドラゴン航空。今年の夏ダイヤ限りでの運休が決まってしまったのは残念な限りですが、今回はまずはこの便で香港まで向かいます。

ゴールデンウィークの出国ピークということで、混雑を避ける為に少し時間を遅らせて出発時刻の75分ほど前にチェックインカウンターに到着すると、予想通り既にガラガラでした。ちなみに、チェックインの担当は東南アジア系の男性スタッフで、羽田で日本語を話さないスタッフに当たるのは初めての経験です。

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シャワーを浴びるためにJALのラウンジにも行ったのですが、既に深夜1時ということもあって、ここにも人はほとんどいません。GWとは思えない静寂。

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シャワーだけ済ませてゲートへ。既に優先搭乗は終了して一般搭乗中でした。

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優先搭乗できなかったため、ナローボディ機特有のボーディングブリッジでの渋滞に巻き込まれたあと、無事搭乗。この便のチーフは日本人女性クルーでした。

通常はこの便はA320で運航しているのですが、この日の機材はGWということもあってか一回り大きいA321。それでもビジネス・エコノミー共にほぼ満席です。

ビジネスクラスの座席はキャセイパシフィック航空のリージョナル機材と同様。

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香港までは大した距離ではありませんが、アメニティはしっかりとしたものが配布されます。

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定刻の1:55からほぼ遅れることなく出発。もう時間が時間なので、出発と同時に眠りに落ち、機内食がサーブされたのにも気づかず、目が覚めると香港のすぐ手前でした。深夜便で睡眠を優先したい乗客も多いのか、眠っている場合は食事は自然とパスされるようです。

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朝焼けの香港に到着。ドラゴン航空の新旧塗装機が並んでいます。

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到着したのはサテライトでした。ドラゴン航空は初搭乗だったのですが、やはりメインターミナルはキャセイ本体優先ということなのでしょうか。そういえば以前に中国東方航空に乗った時もサテライト利用だった記憶があります。

サテライトにいてもやることは無いので、さっさと連絡バスでメインターミナルへ移動。

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2017年3月 日本一周JAL修行 まとめ

今年の年間旅行計画では、JALに乗る回数が例年よりも少なくなる予定でした。このままだと今年はJGCプレミア止まりかなと思っていたのですが、前回の旅行で使用を開始したクアラルンプール発の航空券が国内線を4区間追加できる運賃だったため、これを利用してダイヤモンドを維持することに。

今までは全て旅行を主目的としており、あくまで移動手段としてのフライトだったのですが、今回遂にマイレージ及びFLY ONポイントを搭乗の目的とした、いわゆる"修行"デビューとなりました。

 

【フライト】

前回からの続きとして今回利用したクアラルンプール発の航空券は、往復それぞれに国内線を2区間追加できるものです。ただ、大阪、名古屋、東京以外を最終目的地とすると運賃が上がってしまうため、それを考慮に入れてルーティングをしました。同じ区間を往復するのも面白みに欠け、失効間近のファーストクラスアップグレードクーポンの利用も勘案した結果、以下のようなルートに決定。

当日印象に残ったこととしては、最初の沖縄線と最後の新千歳線はファーストクラスでは、座席が5席しかないこともありますが、クルーの気配り・目配りの行き届きに驚きです。座席等のハード面は別としても、ソフト面は国際線ビジネスクラスよりも余程洗練されている感じがしました。

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【旅行記】

JAL JL913 羽田〜那覇 ファースト

日本トランスオーシャン航空 NU44 那覇〜中部 クラスJ

JAL JL3117 中部〜新千歳 クラスJ

JAL JL528 新千歳〜羽田 ファースト

JAL JL528 新千歳〜羽田 ファースト

新千歳空港も出発と到着の動線は別々。到着したゲートで次の便のボーディングパスを受け取ると、搭乗用のゲートを逆流させてもらい、出発フロアへ出ました。

新千歳に来るのは多分20年ぶりくらいなので記憶には全く無いのですが、これだけ空いているのは既に夜8時を過ぎているからなのでしょう。

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乗り継ぎ時間は40分。まだ時間があるのでラウンジに行くことに。ここには那覇にはなかったダイヤモンド・プレミアラウンジがあります。昨年出来たばかりの新しいラウンジです。

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次の搭乗便はファーストクラスなので食事がサーブされるのですが、今までの経験から量が少ないことはわかっていたので、ラウンジ入室前に外の売店でミニ弁当を買いました。入室時に受付で確認したところ、売店で買った弁当をラウンジ内で食べるのは問題ないのことだったので、遠慮なくダイニングエリアでいただきます。たった40分の滞在ですがせっかく北海道に来たので、イクラとカニ。

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ちなみに、ここのラウンジもおにぎり、パン、味噌汁等が用意されていました。ほとんど国内線には乗らないのでよくわかりませんが、最近は国内線ラウンジでもフード類を充実させる方針に転換したのでしょうか。

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食事を済ませてゲートへ向かうとちょうど搭乗中。

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このフライトも今日の1便目と同様B767で、ファーストクラスは1列5席のみでした。

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この便の食事は、福井県の郷土料理。沖縄線と違い食事と飲み物のオーダー確認は離陸前でした。やはり伊丹線ほどではないにしても、距離が短いからでしょう。

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離陸後はすぐに食事がサーブされます。国内線でサーブされる機内食としては文句無いレベル。 

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機内食のトレイの左上に置かれているのは福井県のシルエットが入ったJALのステッカー。クルーに聞いてみると、全都道府県分の47種類あり国内線のフライトで希望する乗客に配っているとのことです。もしよければどうぞ、ということで担当クルーの出身県だという神奈川県のステッカーも一緒にもらえることに。

なぜ札幌便なのに北海道のステッカーでないのかと思ったのですが、各クルーが自分の出身地のステッカーを持っているとのことで、クルーと話をするきっかけとしてはいいツールかもしれません。隣に座っていた乗客はこれをコレクションしているようで、クルーに頼んで機内中を探してもらい5種類ほど入手していました。

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食後におつまみを出してくれるのは沖縄便と一緒。食事にとどまらず、搭載している日本酒まで福井県産のもの。機内モニターでも福井県の旅行特集が放送されており、福井づくしです。

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到着前に緑茶をお願いすると、着陸時まで手元に置いておけるようにと紙コップで渡してもらえました。この辺りはさすが日系というサービスです。

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千葉から木更津にかけての臨海工業地帯側から羽田へアプローチ。

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無事に1日4便という初の国内線"修行"を終え、帰路につきました。

JAL JL3117 中部〜新千歳 クラスJ

スケジュール上ではセントレアへの到着便は17:55着、出発便は18:40発で、乗り継ぎ時間は45分のはずでした。しかし、実際に那覇からの便がゲートに着いたのは30分遅れの18:25。次の便の出発まで15分しかないため、到着ゲートでスタッフが待機してくれているかなと期待しましたがそんなことは無く、自力で出発ゲートへ急ぎます。

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残念なことにセントレアは羽田や那覇と違い出発と到着の動線が完全に分離された構造。出発ゲートに行くためには、長い通路を走り抜けた上で、乗り継ぎ専用通路を通る必要がありました。

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小走り気味で急ぎ、18:30には出発ゲートに到着。既に搭乗は始まっていました。

この便の機材はB737-800。

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こちらは那覇からのJTA便と違い、SKY NEXT仕様でWi-Fiも使える最新機材。

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セントレアで走ったせいか離陸するとすぐに眠りに落ちてしまい、気づけばもう北海道上空。

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降機するとここではゲート前にスタッフが待機しており、ゲートのコンピュータを使って次便のボーディングパスを出力してくれました。どうやら羽田での最初のチェックイン時に新千歳へ連絡を入れていたようです。この辺りはさすがJAL