イベリア航空もブリティッシュエアウェイズと同じくターミナル5発着のため、ターミナル移動は必要なく、保安検査だけ受けてすぐ出発エリアへ。ヒースローは乗り継ぎが面倒な印象でしたが、保安検査にはしっかりとファストトラックも用意されており、ターミナル5内なら降機から15分もあれば出発エリアに出られそうです。
ここでは楽しみにしていたコンコルドルームへ。ドーハのカタール航空ラウンジと並んで、ワンワールドエメラルドステータスでは入室できない、ファーストクラス乗客用のラウンジです。
標識にはギャラリーズラウンジの表示しかありませんが、ここで合っています。
ラウンジフロアへ入って右へ曲がると、コンコルドルームの入り口です。
ラウンジ内部。ファーストクラス乗客しか利用できない割には人がそれなりにいます。午後3時頃でこの調子ですから、午前中の北米便が集中する時間帯はかなりの混雑になるのでしょう。
テラス席。内部よりこちらの方が開放的でリラックスできる気がします。
テラスからはターミナル内部を見渡せます。
乗り継ぎが3時間以上あったので、ダイニングも利用してみました。一人客でも快適に過ごせるように細かく仕切られていますが、向かいのブースに人が座ってしまうと目が合ってしまうかもしれません。
午後のメニュー。
到着前に食事がサーブされたこともあり、大して空腹ではなかったので、鴨の生ハムとフルーツだけもらいました。この盛り方は改善の余地ありでしょうか。
時間になったので搭乗。テラス席の真下のゲートだったのですが、階段が近くにないので遠回りしないといけません。
この便はイベリア航空の子会社LCCであるイベリア・エクスプレスの運航。座席ピッチはイベリア航空よりも少し狭いらしいのですが、バルクヘッドであれば関係ありません。
LCCですがビジネスクラスであれば食事もしっかりとサーブされます。ポークかパスタからの選択でした。
カバを積んでいるあたりは、さすがスペインの航空会社。
クルーも感じが良く、ビジネスクラスに乗っている限りはLCCであることを全く感じさせず、良い印象のフライトでした。
しかし、最後の最後、ラスパルマスに到着したところで荷物遅延というオチ。しかも私一人ではなく、ビジネスクラスの乗客全員分です。まだ荷物はロンドンにあり、翌日の同じ便で運ぶので到着は24時間後になるとの説明を受けましたが、私は明日の朝の便でカーボベルデに飛んでしまいます。イベリア航空のスタッフはカーボベルデまで荷物を届けると言ってくれましたが、ラスパルマスからカーボベルデまでのフライトは週2便しかなく、次のフライトが飛ぶのは既に帰路につくタイミング。そこで、今回の旅行に荷物を間に合わせることは諦め、帰路に一泊する予定のマドリードで受け取る手はずを整えました。
旅行中の服等どうしようかと思いましたが、手続きを終えて空港を出たのはもう22時頃。店も閉まっており、この日はどうしようもないので、とりあえずホテルへ向かいます。
乗り継ぎの一泊だけなので空港近くのホテルがよかったのですが、ラスパルマス空港は周辺に何もありません。バスで15分ほどかけてラスパルマス市街まで出るしかなく、バスターミナルから徒歩1分のHotel Parqueに宿泊。一晩寝る分には十分でした。