プエルトモンの空港で予約していたレンタカーを受領。今回はパタゴニアを突っ切る国道7号線(通称アウストラル街道)の中でもあまり訪れる人が少ない北側の区間を巡るのですが、一部未舗装区間があるということもあり、米系の大手レンタカー会社は約款をよく読むとアウストラル街道走行は禁止としているところがあります。ということで、地場系のEconorentという会社で車を手配しました。

ちなみに参考まで、公共交通機関で移動したい方は、空港からプエルトモンまで3,000ペソ(=約450円)、プエルトバラスまで5,000ペソ(=約750円)でバスが出ています。各フライトに合わせて出発している様子なので、そこまで待ち時間は無く利用できそうです。

車のレンタル手続き自体は、デポジット用のクレジットカードを提示するだけで5分ほどですぐに完了。その後向かいの駐車場で車を探すのに一苦労しましたが、よく見るとEconorentの旗が立っている区画があり、そこで無事発見できました。

初日から長距離運転はつらいと思い、この日は空港から20kmほどの距離にあるプエルトバラスという街へ。まずは宿泊先であるHotel Cabaña del Lagoに駐車してチェックインしました。

部屋はこんな感じで、チリで第2の面積を誇るジャンキウエ湖(Lago Llanquihue)が見渡せるなかなかの立地です。

部屋に荷物を置いたら街を散策へ。実はプエルトバラスは2018年にも来たことがあり、今回で2回目でした。その時の記事はこちら。前回はずっとパッとしない天気だったのですが、今回は快晴。左がオソルノ山、右がチャカブコ山です。ここは本来であればチリでも有数の避暑リゾート地なので、これこそプエルトバラスの本領発揮といった風景でした。

街歩きをしている途中で、廃線となっている鉄道路線の駅舎はボルダリング施設に変貌しているという話を思い出したので訪ねてみると、確かにその通り。しかも無料で開放しているそうです。ちなみに、やけに新しい車両が停車していたので何かと思ったら、2025年から18年ぶりにプエルトモン~プエルトバラス~ジャンキウエ間で営業運転が再開するとのこと。当時の情報では3月には運行開始とのことでしたが、どうなったのでしょうか。

その他にも、ドイツ系移民が開拓したという歴史柄かあちこちにこのようなドイツ風の建物があったり、散策していて楽しい街です。

ディナーはチリにきたのでシーフード三昧。セントージャ(Centolla)というこの地域で獲れるタラバガニの一種が、特に名物で美味です。リラックスした1日で旅の良いスタートになりました。
