帰京日の朝。この日も快晴で、宿の庭に出ると、木々の間から利尻岳がしっかり見えました。
朝食前の時間で、海岸線まで散歩。朝から海岸沿いには昆布がビッシリ干されています。
沖合いでは、まさに昆布漁の真っ最中でした。まずは筒を通して海の中を覗きながら、昆布の位置を確認し、先が二股に分かれた竿を昆布に向けて下ろして、それを捻って絡めて引き上げるやり方です。(礼文島の宇遠内でお話しした漁師さんから教わりました。)
昆布漁の見学を終えたら、宿に戻って朝食。ここはスタッフのご家族も良い人ばかりですし、食事も本当に美味しい良い宿でした。
この日は午前のフェリーで稚内へ戻るので、食事が終わったらチェックアウトしてフェリーターミナルへ。帰りも宿の人に車で送ってもらえるので楽々です。
帰りのフェリーはボレアース宗谷。現在利尻・礼文航路に就航している3隻の中では最も古い船舶ということで、今回は1等ではなく2等の雑魚寝席を予約しました。コロナ禍のためかあまり混雑しておらず、十分横になれるスペースはあります。
出航。右の丘がペシ岬です。
最後の最後で利尻岳は雲の中。昨日のこの時間はまさに登山中だったので、昨日あのような絶景を見られたのは本当に幸運でした。
船室の上階は1等専用なので入れず。この船も1等は椅子席のようなので、空いているようであれば横になれる2等の方が寧ろ快適かもしれません。
階段の下には売店があります。売店のラインナップは往路の最新型フェリーとほぼ同じように見えました。
船尾の方にも2等室。こちらの方が狭いですが、そもそもこの船尾の存在に気づかない人も多いのか、ほとんど人がおらず快適そうです。
野寒布岬から宗谷湾へ入っていきます。往路の航海と違い晴天に恵まれ、デッキに出ても気持ちの良い風。
稚内に到着。この後はJRの出発まで2時間半ほど時間があるので、丘の上に見えるタワーの辺りまで歩いて行ってみることにします。