翌日は7時頃に起床。宿代には朝食が含まれており、朝食メニューの中から食べ物と飲み物が、それぞれ気前よく2種類ずつ選べます。
朝からフォー。
食事を終えたら、この旅行のメインイベントであるトレッキングへ。サパ中心部のGraceful Hotelに入っているSapa Sistersというトレッキング専門のツアー会社で、前日に日帰りトレッキングの個人ツアーを40ドルで予約しておきました。当日は8時45分に集合です。
集合したらまず、ガイドと顔合わせを行い、今日の行程について話し合います。個人ツアーなので、日帰りで行ける範囲であればどこでもチョイス可能。地図を見ながら各コースを丁寧に説明してもらい、Ta Vanという町まで谷に沿って下っていく一番人気のコースを歩くことにしました。
コースを決めたら早速出発。10分ほど普通の車道を歩いたところで、1人だったら絶対に気づかないであろう小道に入るところからトレッキングが始まります。
幸い天気は良好。ちょうど稲刈りの時期の棚田を見ながらのトレッキングです。
東南アジアということで細長い米粒をイメージしますが、稲を見た限りでは日本米との違いはわかりません。
コースには滝もありますが、柵が無いので、足を滑らせたら一巻の終わり。
途中、ところどころに簡易休憩所が建っており、小休憩も可能です。
電気は無くても、冷えたドリンクは購入可能です。
ガイドのリリーは近隣の村出身の山岳民族の女性。足場はそんなに安定していないのですが、日傘をさしたままスイスイ進んでいきます。
日本と違い、稲刈りは全て人力です。
こちらはインディゴ畑。この地域ではインディゴの栽培も盛んらしく、リリーの民族衣装もインディゴで染色されています。
この谷をずっと歩き、先にある村を目指します。
途中、Lao Chaiという村に着いたらランチタイム。
真新しいフットサル場が整備されていました。
川沿いのレストランで昼食。
冷えたファンタで一服。デザインが見慣れたものとはずいぶん違いますが、偽物ではなく正真正銘のコカコーラ社製です。
ランチもツアー代に含まれており、ライスかヌードルから選べました。
隣りに陣取る欧米人団体のテーブルには、食事中にもかかわらずお土産売りの人が攻勢を仕掛けています。きっぱりNoと言わない限り、トレッキング中もずっと付きまとってくるので要注意。
食後は再びトレッキング。
食後は再びトレッキング。脱穀はどうやら機械化されているようです。
町の隅による小学校に立ち寄ったところ、リリーの顔が広いのか、何と校内まで入れてもらえました。
訪れた時はちょうど昼休み。男子が外で遊ぶ一方、女子が集団で教室内に残るのは日本と同じ。
数学の授業が行われていたようです。
やはりというべきか、学校の正門にはホーチミン主席の写真が掲げられていました。
そのあとはまた棚田の中を歩いていきます。ガイドのリリー曰く、こうした棚田もドイモイ政策以前は全て国有だったとのことでした。
ベトナム国旗と並ぶベトナム共産党旗。ベトナムは市場開放が進んだ今でも一党独裁の国家です。
Ta Van村からはバイタクでサパへ戻ります。朝9時頃にサパを出発して、戻ってきたのは午後3時頃。日帰りにはちょうどいい長さのトレッキングでした。