Out of Office サラリーマン週末旅行記録

とあるサラリーマンの週末旅行記&搭乗記。2022年より米国在住。

2日目:フォゴ島行きフライト欠航

プライアに到着後、予定ではその日のうちにTACVカーボベルデ航空に乗り継いで、今回の旅行の主目的地であるフォゴ島に行くはずでした。

しかし、出発ロビーに行って出発フライト一覧をいくら探してもフォゴ島行きの表示がありません。そこで近くにいたスタッフに聞くと、欠航とのこと。チェックインカウンターの裏にあるTACVのオフィスに行くように案内され、行ってみると既に数人が並んでいました。

並んでいる間に他のスタッフから話を聞くと、ここ数日ずっとBruma Seca(日本語に直訳すると「乾いた霧」)という季節風サハラ砂漠から大量の砂を巻き上げながら海を渡って吹き続けており、悪天候でも離着陸が可能なレーダー設備を整えているプライアとサル島以外の空港はクローズ状態とのこと。先ほどのフライトで気になっていた靄はどうやらこの砂のせいだったようです。

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そのまま15分ほど並んで私の番が回って来ました。責任者らしい男性スタッフとの会話でわかったのは以下の通り。

・今日のフォゴ島行きのフライトは欠航が確定済み。

・明日のフライトは天気次第なので現時点では何とも言えない。ただ、数日間ずっとキャンセルが続いておりフライトの再開を待っている乗客も多く、飛んだとしても全員を乗せきれるかは不確実。

・フライトに乗れるまでのホテルはTACVが用意する。

・もし早くフォゴ島に明日行きたいならフェリーも検討してみてはどうか。プライアの港から毎日1便(朝10時発)出ている。フェリーに乗るのであれば、後日連絡してくれればフライト代は全額返金する。

当初の予定では今日中にフォゴ島に着き、翌日はフォゴ島で火山トレッキング、翌々日はフォゴ島内を一日ぶらぶらした後で夕方の便でプライアに戻り、3日後はプライア町歩きと過ごし、4日後の午後便で帰路につくスケジュールでした。4日後のフライトはずらせないので、フォゴ島に行くとすれば明日中には何とか到着したいところ。

空港にはWiFiもなく情報収集のしようもないので、とりあえず今日はTACVの用意するホテルへ向かい、インターネット環境があるところで今後の方策を考えることにしました。

TACVに用意してもらったのはHotel Vista。プライアは中心部の丘になった部分に旧市街があり、その周辺に新市街が広がっているのですが、このホテルが位置するのは新市街。オフィスビルが多くあるエリアでした。(写真は翌朝撮影。)

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最初に通された部屋はベッドルーム+バスルームの普通のシティホテルのような設備でしたが、エアコンが効かずフロントで部屋交換をお願いしたところ、かなり広い部屋にアップグレードされました。広めのリビングルームが付いています。

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キッチンもあります。当然これとは別にベッドルーム、バスルームもあり、代金は航空会社持ちということを考えると十分満足できるレベルです。

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プライアに着陸したのは3時過ぎでしたが、ホテルに着いたのはもう夜7時頃。ホテルのレストランで夕食をとりながら、フォゴ島行きのフライトに乗れず同じホテルに送られた他のヨーロッパ人観光客たちと明日の作戦に付いて話し合います。

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カーボベルデの国産ビールを飲みながら。

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結局、明日もフライトは不確実ですがフェリーは確実に動いているので、とりあえずフェリーを試してみることにしました。ホテルのスタッフに聞いたところ、フェリーは旅行代理店を通してチケットを事前予約するのが普通らしいのですが、この時間は代理店も閉まっています。仕方なく明日朝10時の出発に合わせ、全員でタクシーに分乗して早めに港に行ってみることに決まりました。